Excelソフト入門@

僕はエクセルに関してはまったくの素人。専門学校で勉強したこともないし、誰かに教わったこともない。知りたいことは、ネットか図書館で調べ、試行錯誤しながらやってきた。そのため、これから解説するエクセルソフトの作り方は、基本素人芸で、専門家が見ればもっとこうすれば簡単なのにということが多々あると思う。その意味では、エクセル入門というほど、エクセルを語って行くことはできない。占いソフトを作るための必要最小限の知識を、それも、僕が知っている範囲での知識を披歴していくことになるので、そのつもりで読んでほしい。
最終的には、誕生日を入力しただけで、大運が表示されるソフトを作れるようにしたい。

★セルとアドレス
まず、エクセルが初めてという人のために、ネットから拾ってきた、基本的な解説から始める。


*エクセルで文字や数字を入力する升目はセルと呼ばれ、セルには住所が定められている。アクティブセルと書かれているのは、そこにカーソルが当てられているセルのこと。セルをアクティブにして、文字や数字を入力することになる。

*左側の番号が横列のアドレスで、上が縦列のアドレス。セルの住所は縦横が一致したところとなり、図のアクティブセルは、B3(縦列から書く)。


セルがアクティブになると、フォントの下に住所番号が表示される。図ではA2。

アクティブになったA2セルに、2016と入力するとそのまま数字がセルに表示される。
このように、エクセルには直接文字を入力して、図表を作ることもできるが、入力した数字を計算したり、データを利用してさまざまなことができるようになっている。
作業する人が、こうしたいな、と思うことを数式や関数と呼ばれる命令語が代わりにやってくれる機能がある。
その機能を知るために、簡単な練習をしてみよう。
生年月日の数字を足して、その答えをD2のところに表示してみる。
まず、何をしたいかを明確にして、それを可能にする数式や関数を探す。
この場合は足し算。数式は普通に使っている+−を使うが、×は「*」、÷は「/」を使う。エクセルで使う数字や式はすべて半角にする。


D2のセルにカーソルを置いて、=a2+b2+b3と入力。数式でも関数でも、必ず「=」(半角で)を書くことを忘れないで。イコールを書かないと「a2+b2+b3」という文字がそのまま入力される。=でアドレスを入力するとその数字や文字が入力されることになる。
例えば、A3に=A1 と書いてリターンキーを押すと、「生年」という文字がA3に書かれる。

D2で合計を出すときに、いちいち住所を入力するのは面倒なので、次のようにやる方法もある。
@D2のセルに=を書く AA2のところにカーソルを置いて左クリック。 BD2セルには=a2と表示されるので、その次に+と入力し、B2にカーソルを置いて左クリック C=a2+b2 と書かれた次にもう一度+と入力して、C2にカーソルを置いてクリック D最後にリターンキー これで手で入力したのと同じ結果になる。
=の後にカーソルを置いて他のセルをクリックすると、自動的にそのセルのアドレスが表示される。手で入力する手間を省き、入力ミスも防げるので、なるべくこの方法がいいだろう。
=とセルの関係はしっかりと理解してほしい。

★関数を使う
必要な基礎知識は、これだけで大丈夫。次に、エクセルを使いこなすためには、何をしたいかを明白にして、そのために必要な命令語を取得すること。命令後は関数と呼ばれるもので、やりたいことを人間に代わって、あっという間にやってくれる。例えば、合計、さっきの例は3つで簡単だが、数字が100個でも100万単位の桁数でも、命令すれば、簡単に答えを出してくれるやり方がある。それを知るには、ネットで「エクセル 合計を出す」と検索すれば、答えを教えてくれる。



その検索でヒットしたひとつに、オートSUMを使うというのがあった。
まず、合計したいセルを範囲指定する。
範囲指定のやり方は、先頭のセルにカーソルを当て、そのまま左クリックを離さずに下へ降りていく。すると、その間のセルが枠の中に納められる。そこで、上段にあるオートSUM(Σ)ボタンをクリックすると、自動的にD9セルに合計値が表示される。

この時に、合計値の出ているD9の枠をクリックすると、上の窓に、SUM(D3:D8)と表示される。このSUM(数値1,数値2・・・)というのが関数と呼ばれるもの。
これは、D3からD8までの間の数字を合計しなさい、という命令語になる。

関数に慣れるために、先ほどの、2016 1 1 の合計をSUM関数を使ってやってみよう。


オートSUMを使わないで、手入力にする。まず、D2のセルに =sum(  と入力。
エクセルは大文字小文字の区別はしないので、半角であれば、大文字小文字は気にする必要はない。ここまで入力した後、範囲指定する。A2にカーソルを置いて、左クリックしたままC2までひっぱってくる。C2に来たところで、リターンキーを押すと、答えが表示される。その答えに、カーソルを置くと、上の窓には、「=SUM(A2:C2)」という表示が出てくる。

大まかに、エクセルのことが分かったと思う。次回からはさっそく、誕生日の数字から、干支を出してみようと思う。

                
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