ごあいさつ 2017年(丁酉)

 2016年は丙申でした。干支を読み解くにはいろいろなアプローチがありますが、
 僕が着目するのは序数順位と天干と地支本元の相生相剋。
 丙申→丁酉へと流れます。天干(丙→丁)は天から与えられた精神。
 丙丁は陰陽の火性です。流れは陽干から陰干へ。序数でいえば、1→2、3→4・・・
 陽干は精神、陰干は現実。陰陽の流れは陽干の精神を陰干が現実に定着させる形です。

 丙申→丁酉の流れは、開花する精神丙を丁が固めます。しかし、現実は、申→酉。
 実りの秋の精神が種子の果実を形作る過程です。精神(干)と現実(支)は離れてます。
 この干と支の関係を示すのが干と支の本元の相生相剋です。
 2016年は丙申(庚)。申(現実)の本元(庚)を天の精神(丙)が激剋します。 
 天の精神が現実を激剋する。置き換えると、開花の精神が種造りを激剋する。
 種造りの中に、どう花開くかがあらかじめ埋め込まれると考えてみました。
 2016、2017に起こっていることは、次世代の現実、2020年(37・庚子)に影響する。
 干支はこうした循環をしながら、また、1・甲子へと次元を変えて戻ります。

 それで、干が支を激剋する年はなにが起こるかというと、隠れていた現実が浮上します。
 干(天の精神)が支(地上の現実)を激剋するので「天誅が下る」時です。
 2016年は精神の影響ですから、隠れていた現実の精神(思想や本音)が表に出て、
 それが現実の変化として現れて、そこに次世代の開花の原型が埋め込まれます。
 例えば、2016年はこんなことがありました。
 4月・・・「パナマ文章」公開。世界の政治家らによる租税回避地の利用の実態が暴かれ、
      「税逃れ」に批判が高まりました。
 6月・・・英国が欧州連合(EU)離脱を決定。英国民の本音が終結して、
      歴史的な出来事になりました。
 11月・・米大統領選でトランプ氏の勝利。これも想定外の出来事でした。
     アメリカの本音がでたのか、眠っていた不満が揺り動かされたのか、でしょう。
 12月・・朴槿恵韓国大統領弾劾訴追。公私混同した大統領の権力乱用の暴露。

 日本では1月のベッキーさんの不倫問題を皮切りに、暴露旋風が巻き起こって、
 不倫や野球賭博、大麻で逮捕されるなど、隠れていたものが浮上しました。
 舛添要一知事辞職。政治資金流用をはじめとする公私混同問題の責任で。
 小池都知事の誕生によって、都政の裏側が暴露され、築地移転の延期や
 五輪計画の見直しなどが行われ、都政のいい加減さと権力の醜さが表に出ました。
 日銀のゼロ金利政策は、アベノミクスがさほどの効果を出していないことを示しました。
 熊本県でM6.5の地震。これも現実が激剋される現象の一つです。

 2017年の丁酉は一対一の激剋関係で、前年よりも現実面でより顕著にでるでしょう。
 現実の姿が現れる時。修正されるべき現実が浮上して、変化の年になります。
 天が地を激剋する時は、変化修正の時です。問題を浮上させて変化(天誅)を加えます。
 それが現実面で起こるので、激しい出来事も予想されます。地震などの天災も注意です。

 こうした出来事からの変化修正が次の世代の種子の中に組み込まれます。
 個人でも同じことが言えます。現実の修正。表に出てきたことから目をそらさずに
 しっかりと現実を見据えて、それに対応した変化を作ることが、後年の安定になります。
 都合の良い解釈をしていると、道はどんどんずれて行きます。
 個々については、年の運勢をご参照ください。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

 青龍

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