相性−番号個別相性(季節・十二支相性占技-1) 

 
番号個別相性というのは、例えば、1番と31番の相性、ということです。
 算命学的にいうと、干の相生相剋と12支の相性を合わせたものです。

 1番(甲子)−31番(甲午) 干は甲と甲で同じ。支は、子と午で正反対「対冲」で
 同+対冲=納音 で正反対ですが精神(干)は一致して離れない強い結びつきです。
 相性解釈としては、静止の状態をつくる、止めあう相性。落ち目の運を支えてくれるが
 上昇の時は足かせになる、功罪相半ばする相性、となります(算命学的相性解釈)。

 こうした考え方をすべての番号にあてはめることはできますが、
 実際には、納音、大半会、天剋地冲には定説となる解釈はありますが、他のケースは
 定説解釈されたものはありません。実質、干が相生で子寅と干が相剋で子寅の相性の違いを
 文言化することは難しく、まず、子と寅の位相法がないので、地支の影響度がわかりません。
 また、相生と相剋の違いは解釈できますが、それと12支の相性を総合することは、
 複雑で公式的に答えを出せるものではありません。
 そのため、算命学では、番号別相性という占技は特になく、特殊位相法になる番号か
 あとは、十二支同士の位相法で判断するようなやり方になっています。

 ただ、そのやり方ですと、1番と3番の相性のように、位相法が成立しない場合には、
 該当させる解釈が生じないことになります。「普通の相性」というあいまいな判断になり
 しかも、それが半分近い量で出現することになります。
 
 その問題を解決するために、古典的12支相性を使うことを思いついたのですが、
 これも様々な相性理論があって、なかなか納得の行くものがありません。
 例えば、−子と相性のよい12支/子 ・ 寅 ・ 卯 ・ 申 ・ 酉− というようなものがあり
 しかし、位相法では、卯は旺気刑だし、酉は破です。それで、いろいろな文献を
 探していたところ、12支以前の古代占星術から十二支相性を解釈した本を見つけました。
 今、NEWSの相性診断で、季節の相性として使っているのは、それを基にして
 算命学の位相法解釈を加味したものです。季節の相性は十二支の相性と同じ意味です。

 子−冬中 丑−冬後 寅−春先 卯−春中 辰−春後 巳−夏先 午−夏中 未−夏後
 申−秋先 酉−秋中 戌−秋後 亥−冬先

 十二支を季節に置き換えたのは、位相法と季節が大いに関係があると考えたためです。
 また、十二支には、もともと季節区分があって、それを単に置き換えたものです。
 ですから、亥=冬のはじめ、子=冬の旺地、丑=冬の終り、というのは、
 古典にある区分で、それを単に、先・中・後、という言葉に置き換えただけです。
 

 これは、12支を季節に置き換えて、位相法を出したものです。
 これは、散法ですが、刑と破と冲に関しては、例外なく、季節の「先先・中中・後後」
 の組合せで成り立っています。害は例外で、これは「合」から生まれた反対概念ですから
 合との相関関係から解釈されるものです。

 

 散法に対して合法はまちまちですが、半会に関しては、違う季節の違う時期が
 ひとつにまとまる、という定義があるように、季節も時期も別々になっています。
 支合は、「中後・先先」のどちらかの組み合わせです。
 こうしてみると、季節の「先」は、半会以外は、すべて散法が絡むことがわかります。
 季節の先は、支合であっても、破や生貴刑がくっついています。
 相性で、季節の先があった場合は、刺激や変化を与える相手、
 という漠然とした判断も、可能になります。
 また、違う季節の同じ時期は、ほぼ散法であって、合法であっても散法を含む、
 という相性解釈ができます。

                 

                                                                                                                                                          
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