子丑(51-60グループ)は南の明るい未来をめざし、面倒見の良さが特徴です。
子丑はどのグループと接しても、相手を押し上げるような役割と、引っ張って行く役割と
ふたつの側面を持っています。また、初代運で先頭を切る性質上、不安感はあり
強い相手に頼るような一面も持っています。でも、弱い依存にはなりません。
子丑にとって、安定をくれるという意味では寅卯、頼れるのは申酉、精神面では戌亥、
午未とは反対領域ですがそれほどぶつかるものではありません。また、辰巳とは
似た部分もあって、相乗効果があるのですが、安定感はありません。
若い時よりも中年以降のほうが相性でも自分の良さを発揮できるようになるでしょう。
---------------------------------------------------------------------------------------------
戌亥天中殺(1-10):運命の曲がり角で出会うような相手です。
転換期や暗闇からの脱出の時に力を与えてくれます。人生を変化させてくれる相性です。
短期間でも大きな影響を与え合います。その後は子丑が戌亥を応援するようになるので
日常的には、できれば、友人関係のような距離があったほうがよいかもしれません。
ただ、一つの目的に向かう時には、短期間で爆発的な力を発揮することも可能です。
しかし、親密な交際になっていくと、子丑の持つ情や優しさが削られるような意味があって
甘い情緒的な関係は築きにくく、だんだん、お互いに干渉がわずらわしくなってきます。
スピード感と激しい感情は初期にはわくので、一見はとても良い相性に思えるのですが
少しずつ、性格面では合わない部分が露出してくるので、結婚には努力が必要です。
生活面では協力しあえるので、結婚生活がだめというわけではありません。
方向感のない同士なので、人生の波風は大きくなります。
申酉天中殺(11-20):前向きな気の方向が一致するので相性は良いほうに入ります。
申酉は現実前進力ですが、相性に関しては現実面ではマイペースなので、むしろ精神への
影響力のほうが大きく、子丑が相談にいくと、親身に心配はしてくれますが、
何事も自分でやるべしという考えがあるので、大きく現実を変えてくれることはないです。
具体的な援助を期待しなければ、どんな関係でも、うまくいくでしょう。
方向を変えたい時や未来に進みたい時などは、頼りになるアドバイザーです。
一人ではできないことを申酉とならできる、という安心感と一体感は持てます。
その意味では、恋愛もいいのですが、あまり甘い密着感はでません。
恋愛よりは結婚向きでしょう。二人で強力して人生を歩むことができます。
落ち着いた家庭にはなりませんが、明るく元気な結婚生活は作れそうです。
午未天中殺(21-30):正反対の気の方向になるのでそれほど打ち解けあえません。
子丑の持っている冒険心や前向き度は減額されますが、そのぶん、安定感はでてきます。
午未の影響は大きく受けることになり、理屈でものを考える傾向が出てきます。
守りに入る気持ちが強まって、利害に敏感になることもあります。
夫婦でも友人でも午未の影響が大きくなるほど、子丑の歩みは小さくなります。
困った時に助け合うという意味では一番の相手です。良く聞く劇薬的意味があります。
子丑に欠けている目上運が良くなったり、午未は子供運に恵まれたりと補い合えます。
恋愛関係では明るさや発展性が薄れるのであまり良い相性とはいえませんが、結婚では
堅実さが出てきて、面白みはありませんが、波乱リスクはずっと少なくなります。
辰巳天中殺(31-40):方向感のない勢いがつくという共通項があってリスク倍増相性。
それでも子丑はなんとなく辰巳に惹かれやすく、関わることが多くなります。
この相性は家系の流れを壊すような相性になるので、富める家系の場合は避けたい相手。
逆に、無からの出発だとパワーの相乗効果が発揮されて、急上昇をもたらします。
基本的には似ていながら和合が難しいので、友達くらいの距離があったほうがいいです。
辰巳は子丑の良さを引き出してはくれますが、振り回されるようなことも多くなって
辰巳の上司に気にいられると、大変さはありますが、出世も早くなるでしょう。
どういう関係でもせわしなさはついてきて、子丑のほうが消耗は大きくなります。
恋愛は短期的には激しく燃える要素はありますが、暴走する危険もあって安定はしません。
結婚は「駆け落ち型夫婦」といわれるように、すべてをすてて結ばれる時には可ですが
平穏な結婚生活を描いていると、台風の中に入って行くような出来事が待っています。
寅卯天中殺(41-50):お互いに良い面を引き出せる相乗効果のある相性です。
寅卯のおおらかさで子丑の良さが拡大します。特に仕事面などでは効果大です。
良くも悪くも寅卯の影響はかなり受けるので、どんな関係でも、子丑にある程度の
忍耐と一歩下がる内助の功的な意識は必要でしょう。子丑が大人ほどうまくいきます。
寅卯が主導権を握る形になったほうが関係はうまく行きます。子丑がリードすると
寅卯の方に不満が溜まって、それがいつか爆発して問題発生となります。
ただ、寅卯がリードする場合でも、強引さがあると子丑が振り回されて疲れてしまいます。
親子の場合は、子丑が親の方が丁度良いバランスになります。夫婦は子丑が女性がベター。
恋愛は良い相性です。地に足のついた安定した関係になって結婚にもつながりやすいです。
結婚もでもいい相性です。孫子の代が隆盛になるような家系の流れを作れる組み合わせです。
子丑天中殺(51-60):自立心の強い型破りな関係になります。
同じ波長で居心地はいいのですが、若い時はそれほど引き合う相性ではありません。
成人して落ち着いてからは、気楽に付き合える良い相性になります。
ただ、上下関係があると、下は気楽に使われるので、大変です。
気が合いすぎて、自分たちだけよければ良い、というような周囲を気にしない関係になり
型破り型の夫婦です。一度関係ができるとなかなか切れないので、夫婦ならいいですが
適当なつきあいでも、腐れ縁のような形で続くことになります。浮気や不倫もあります。
常識や伝統などにとらわれないので、自由な関係を作れる利点がありますが、
結婚すると、運勢波動も似てくるので、波乱動乱の夫婦になります。
|