算命日記10月

10/15(月)


天中殺+干合で横道にそれるというのは、
方向感のない天中殺で干合して別人になると、それは考えられることです。
ただ、干合はそのためにあるわけではないと思うので、
もう少し違った解釈をして欲しいと思います。



干合は明確な定説がないのですが、90度変化というのは算命独自の考え方です。
こういう、運勢の例題みたいなことろで干合の説明があるんですよね。

こういう形になるのですが、「精神的な世界へいってしまうのです」
という言い方になると、行ってまずいみたいですよね。
じゃ、干合は道をそらせるためにあるのかってことになってしまいます。
まぁ、だから横道にそれる時という占技があるわけですが、
もう少し、ポジティブに考えると、干合は、瞬時に、
違った角度からモノの見方を変えられるってことでしょう。

ケースとしては、現実的(感情的)だった人が冷静に論理的になることがあります。
別人のように理屈で相手を責めたり、弱点を突いてきます。
冷静だった人が急に怒り出すこともあります。
記憶を想起するような作用も。例(たとえ)の引用も素早い。
頭の回転が速くなった印象は受けます。

「何段階も物の考え方が変わっていく要素があります」
これってすごいことですよね。
「つまり、40代、50代というときに・・・」
こういうのも、いきなり40代、50代と言われても、なんで?と思いますよね。
高尾先生流というのですか、言葉が省略されています。
思うに、大運は年干が動くので、5旬目は誰でも月干が干合します。
年代的には40代、50代なので、たぶんこのことでしょう。



この二人は以前詳しく観ました。



剋数はやってませんでした。
役割、プライドを意識します。それが仕事のためなら〇で、
個人的な自尊心として表れると、思い通りに行きません。
モデルで牽牛星というのはありましたね。仕事で使えれば能力。

子供と自分が自然体。天然自己中で、子供にも自然に気持ちが向きます。
きのうは、男性の藤本さんが西の場所が自然に気が働くところでした。
多剋の西は離婚でも見られたので、自然の西は良いかもしれません。



小栗さんは、父と禄存星。自我も強いので、自己顕示として使われそうです。
役者としてなら、魅力本能の発揮になります。



領域図のバランは、左右対称になっていたほうが安定感が出てきます。
剣を交える争い型でも、それで支え合っているようにも見えます。

山田さんは天干に夫がいて、禄存星夫。父の正干でもあります。
一つしかなくて両立はできません。しかも、間にも自分が割って入って
これもまた夫と天剋地冲。月支に正母がいて父と母も天剋地冲。
父は現実にも居場所がなく、実際にも山田さんの実父は離婚して縁は薄くなって、
そこに正夫が入るので、夫は現実に居場所がなく、自分の母と天剋地冲で
間に夫を愛する自分同等の女が邪魔していて、でも天剋地冲で・・・
自分(日干支)のほうは、夫と「同」(比和)で邪魔する庚より結びついています。
浮気な夫を持ったとしても、それは浮気(天剋地冲)であって、
自分のほうが強く結びついていると思えます。
宿命にあることは容認できます。もともと夫は父代わりで、
家庭の主役は子供。

小栗さんは座下に愛人と言われる20番で、外に正妻がいます。
妻を座下におけば、車騎星妻で、仕事場で女ができやすい。
一緒に外に出たり仕事をすれば、両立はします。
心の自分(月支の癸)は外の正妻と干合和合するので、
一緒にでかけることを多くした方がいいです。
そうじゃないと、浮気はとまらないかもしれません。
役者の時(年干の壬)には、仕事場に配偶者がいて、これも浮気要素。
心は妻に激剋されるので、害は喜びます?が、外の正妻を求めます。

納音妻と害夫。案外うまく行く関係かもしれません。
納音妻は、正反対の自分がいるわけですから、常に葛藤していて、
相手の出来事には真っ向から対応します。
反応も早い。口も早いし、激しい気性を持っている庚子ですから、
言い争いは年中でしょう。普段は子供が標的になります。うるさい母。
おとなしい時は、病んでいるかもしれません。

害はそうしたことを受け入れる受容力。
本元車騎星で、おとなしい受容ではありませんが、
争っても、それを受け入れることができます。
自分の不満が自分を肯定的に満たして行くのが害の特技です。
究極はうるさい妻が好きと思えるところまで行けば害の最大燃焼です。

離れた領域図で変人と呼ばれる夫(三谷幸喜)と
16年も子供もなく暮らすことができた小林聡美さんは日支に害が二つ。
一般からは病んだ家庭生活に見えたとしても、
宿命害×2の風景から見ると、ぴったり、ともいえるのです。
それでも、何かのきっかけがあると、覚醒して離婚になるとすると、
小栗さんの害も、いつか限界が来て、外の正妻に逃げる可能性はあります。
二人とも、離婚した場合でも、この相性図で十分に説明がつきます。
そのくらい危険な要素と、それが宿命を満たす(納音ー害)可能性があるのと
綱引きみたいな関係がずっと続くでしょう。



山田さんの日干がカバーされていません。
気の一致度もいいとは言えません。「子」の現実縁、半会支合はありますが、
納音と害の組み合わせでなかったら、とっくに喧嘩別れしていたかもしれません。



山田さんは、大運天中殺と年運天中殺の結婚。天中殺半会の勢いです。
偏夫で現実に居場所がなくて、それでも結婚できたのは天中殺のおかげ。
そう思えば、子供が二人生まれたところで、天中殺には感謝すべきでしょう。





10/14(日)


隠れていたものが浮上するという天中殺年。
どうせならと、天中殺月になるのを待って、老人健診に行ってきました。
昨年は急に中性脂肪の数値が高くなって、この一年、
食事量を減らし、油ものを控え、脱甘味を継続、運動もして万全の体制でした。
体重も2kg痩せました。それなのに・・・

ス¨カ¨━━━━(´゚д゚`;)━━━━ン!!

二年前までは100~150の間でしたが、昨年は急に225!
150が圏内ですから、大きく飛び出しました。
期待した今年は・・・230 (T_T)(T_T) なんで??

先生は、「年齢もあるし、300を超えるまでは様子をみましょう」
とおっしゃるけど、納得が行きません。
理由は明確ではないそうで、食事でどうこうするよりは、
運動することの方が大事ということでした
ラジオ体操だけでは、足りない? 

なぜ、2年前から急に増えたのか、食生活はむしろ改善されているのに・・・
思い当たることがないことはないのですが・・・昼間の活動量は極端に減りました。
やはり、これからは、朝の体操だけではダメですね。
ウォーキングとか、あれこれ運動メニューを増やして、来年もう一度挑戦します。
後は、心臓以外は大体良好です。心配したクレアチニンも圏内におさまりました。
心臓は心電図やレントゲンでは毎年、軽度異常でなんかかんか書かれます。
先生も気にしなくていい程度とおっしゃるので、
脱脂肪体質に向けて、がんばろうと思います(*^ 。^*)/

「人生が横道へそれる時」
②干合と天中殺が年運で同時に回る
これは位相法に関係なく、干合と天中殺のセットです。
干合は日干支だけ、となるので、今年で言うと
戌亥天中殺1~10で戊と干合する癸酉、10番が注意です。

干合についての説明は、明日紹介します。



これは、おしどり夫婦ベストテンですが、いろいろあったので
それらしい10人を検証して相性をまとめてみます。
一度やった人もありますが、再確認してみます。

モデル、タレントの木下優樹菜さんとお笑いの藤本敏史さん。
2010年に結婚して、子供が二人、激しい喧嘩もするけど仲良しだそうです。
相性は前に観ましたが、もう一度。



これはやってなかったですね。こうやってみると、真ん中の人物は邪魔ですね。
明日からなしにしましょう。
仮の子が多剋は子育てに苦労しそうです。
禄存星が多剋なので、空になるほど魅力を発揮、それが能力です。
無意識は母。東は仕事場で、自然体で仕事に気が向かいます。
専業主婦ではないほうがいいでしょう。目上に礼を失しないように注意。



藤本さんは、妻と家庭を多剋干、離婚で見られたパターン。
多剋でも相手のために使えば、うまく行く可能性が出てくるってことです。
少剋は木下さんと同じ目上ですが、場所が違って西と北。
なるほど、家庭(西)が無意識なので、妻が多剋でもうまくいく?
このあたりも、可能性としてはありそうです。



領域図の形は理想的な仲良し夫婦。この形の在り方は研究してみたいです。
「今も記念日には子供を預けて二人でデートしたり、手をつないだり、
手紙を送りあったりする」と書かれていましたが、木下さんによると、
「私たちは激しい喧嘩をよくしますよ。特に第一子出産後一カ月で仕事に復帰した時は
仕事を辞めたいと思うほど両立がつらく、夫婦の言い争いが絶えず
お互い憎しみ合うようなツラいケンカもいっぱいした」ようです。
このまま生活を継続するのは難しいとし、
離婚の話し合いをしたこともあったそうです。

領域図が密接だと、問題が生じた時、お互いを無視するのが難しく、
激しいバトルも繰り広げられるのでしょう。

これまで離婚夫婦を見てきたときに、浮気が圧倒的に多かったので、
宿命で配偶者干が安定していることも大事な要素だろうと思います。
藤本さんは妻は外に置いて、家庭は自分流でまとめたい人(自我半会)。自分が主役。
木下さんは自刑に夫が二ついて、夫への意識が強く、
眼の前の夫と気持ちが一致しないと自刑は暴れます。
内的調整ができないので、外に出す(争う)。でもそれで修正できれば
夫が大事であることは変わりありません。

その時に相性の害は、しかたないと思える関係を作れる可能性があります。
害は二人の関係を作る上では、プラス効果はないのですが、
マイナスを抑制するという意味では、非常に有用なことがあります。



以前やったものです。まだ、日干のしるしがついてませんでした。
丁と壬で日干は一致していますが、気の一致度は低いですね。
これよりは、日干の一致が大事? というのも、今後見てみましょう。
半会とか支合もまったくありません。12支相性は良くないです。

これでもうまくいくとなると、宿命と領域図、
という二つの要素の重要度が増してきます。



結婚時期では、大運は二人とも◎。年運は◎と△。
結婚は年運で見るとなっていますが、この場合は大運の影響が大きいですね。
このあたりも見比べて行きましょう。





10/13(土)


「人生が横道へそれる時」
干合と対冲。もう一つありました。
年運勢が対冲で月が干合。

2018年戊戌では、辰が対冲です。5、17、29、41、53番。
それぞれの番号での月運の干合を探します。


きのうは手作業だったのですが、使えそうな気もするので、
エクセルで自動的に出せるようにしてみました。
2019年(己亥)も。巳が対冲です。


年をまたぐ場合は面倒なのですよね。1月と出た場合は翌年の1月。
干合の場合は、10進なので、2月は12月も該当します。
一年が1月からならわかりやすいのですが、このあたりが面倒です。
今のところは、2月は12月も注意としておいてください。
今年の5番、来年6番は天中殺年なので、二重の注意となります。



一路真輝さんは宝塚出身の女優さん。お相手は俳優の内野聖陽さん。

一路さんの剋数7は多いですね。これが自分を打つので、
役割には忠実に頑張る人になるのでしょう。
それが夫なので、結婚すると、夫も自分も大変かもしれません。

父父、母母とあるのは、父の父、母の母、祖父母のことです。
これは検証のしようがないので、なくてもいいですかね。
今は、変えている時間がないので、当面はこれでやります。



内野さんは気が少ない。自分が前に出る形しかありません。
その上、自分が天然自己中だとすると、かなりわがままになります。
家庭も人間関係も思い通りにやらないと気がすみません。
妻とあるのは、仮妻ですから、自分と同一でないと成り立ちません。
この妻は犠牲になりそうです。(あれ、仮妻が表示されませんね・・・)
エクセル会員の方、宿命と見比べて、「仮」には注意してください。
いずれ、バージョンアップしますので、それまでご辛抱ください。

禄存星司禄星の多剋は、自我が強いので空(カラ)が難しく、
恋愛過多、自己顕示欲が強くなりそうです。



横綱相撲ですね。4領域共通のべったり仲良し型。
形はちょっとバランスが悪そうですね。
これで、現実生活がすれ違うと、致命傷です。

縁は干合だけ。双方ともに仕事場干合(年番号絡み)なので
ドラマや舞台で共演すると、引き合う形になります。
特に一路さんは仕事場で夫と干合しています。
ただ、月干に禄存星中殺、車騎星中殺があるので、相手を間違えやすい。
そして、のめり込み、執着も起こります。

子供が日支と年干にいて、子供が非常に大事。
結婚=子供です。今回は、授かり婚。
離婚はしても子供がいれば一応満たされます。
注意したいのは、仕事場で夫と一緒じゃないと、年支の戊癸干合は夫の浮気になります。
自分代わりに、別の女と干合している図です。嫉妬心も強くなります。

内野さんは、仮妻で、禄存星を発揮するタイプですから、
子供ができなければ結婚はしなかったかもしれません。
役者は戊でやるので、仕事場に禄存星妻がいます。
結婚するとだいたい愛人(恋人)が外にできます。
その時に、後ろからくる気がないので、自己制御が利きません。
そして、自我の剋線が少なくて、自然体で思い通りのことをするので、
罪悪感もないでしょうし、ちょっと、しょうもない人、という感じです。
結婚すべき人ではないのでしょう。よほどの相手じゃないと無理。



気の相性はそこそこいいですし、半会二つに支合もあって、
丑の現実縁も加わり、結びつきもしっかり。



年運では二人とも刑があって、大運では一路さんは害。
内野さんは新しい居場所で、運勢はあってます。
ただ、この年運と一路さんの大運では、子供が出来なければ結婚はなかったでしょう。
相性や運勢を観るまでもなく、宿命だけでも離婚確率が高いです。

ここまで色々見てきましたが、離婚相性は、もういいですね。
離婚の原因は相性ではなくて、宿命にありで、いいと思います。
あとは、領域図と現実の違いです。
離婚相性はここでやめましょう。
後、一週間くらい、うまく行っている夫婦をみて、
宿命や相性で、離婚ケースと違いがあるかどうか、
いくつか検証して、相性診断の結論を出そうと思います。





10/12(金)


次は、「人生が横道へそれる時」
『この技術は自力的といって、自分が勝手に横道にそれて行ってしまうのです。
 自分自身が迷い込むものです』

という占技で、これは運勢干合を使います。

①干合があって対冲が回る時。
宿命干合ではなく運勢干合です。
なので、これは同一運勢ではありえません。

対冲は必ず陽と陽、陰と陰の関係で起こるので、
その支に載る干も、陽陽、陰陰となって、陰陽和合の干合はありません。
年運で干合して月運で対冲とか、大運で干合して年運で対冲とかいう場合です。
ただし、日干と日支だけです。日干が干合して、年支が対冲してもだめです。



大運で戊癸の干合があって、年運で日支が対冲されます。

今年は、戊戌の年。
日干癸(日番号の下一桁が0の人-10、20、30、40、50、60)は
みな干合します。この一年間、気持ちが変化しやすい時です。
そして、月運で次の時は横道にそれやすい時です。



あ、もうほとんど終わってしまいましたね。
これは、今年干合する下一桁0番の対冲の月です。
どうでしたかね。
算命学では、横道にそれる=悪い現象 というニュアンスになっていますが、
これは必ずしもそうと決まったものではないと思うのです。

何か、変化するような出来事があったときに、
干合は危機回避の意味もあるので、いつもと違う自分に変化して
それを乗り越える、という解釈のほうがいいように思います。
結果的に、それでプチ変化が起こるという考え方です。
年と月だと、それほど顕著には出ないでしょうから、
大運と年のほうが何かが起こりやすいでしょう。

一応、2019年版も出してみました。

来年は、36番己亥ですから、干合は甲、下一桁1番です。
1、11、21、31、41、51の人、一応注意してみてください。
特に、今年の10番、来年の1番は天中殺年ですから、要注意です。




小林聡美さんと三谷幸喜さん。
領域図が離れていて離婚した例で、何度か使った記憶があります。

仮夫が多剋干。意識するほどうまく行かない、となると、離婚も見えてきます。
牽牛星車騎星は人のための奉仕的な行動か自分を空にしての女優か。

北は目上の場所で、目上にも尽くすようになります。

無意識が自分。天然自己中型と名付けていいでしょう。
通常は、遭わない夫婦生活を16年も続けることはあり得ません。
他にも理由がありそうです。



三谷さんは自分が多剋干。自我が強いので、自意識過剰タイプ。
やはり車騎星牽牛星の人のための奉仕的行動か役者的要素。
10中7つが多剋干(5個剋)は強烈。最低でも4剋ですから、気が休まる時がない。
自然な行動がとれないということですから、
意識過剰で、落ち着きのない奇人、天才型とみると当てはまります。

これは、相性よりも性格傾向診断に使えそうですね。



どうみても他人が一緒に暮らしている形ですよね。
仕事が忙しくて、超神経質な三谷さん、小林さんは仕事中は近寄らなかったようです。
食事も一緒に取ることの方が少なかったとコメントされていて、
それは、なんと、領域図の形とそっくりです。

大半会は小林さんの心と三谷さんの仕事。
干合もないので、結局、仕事場での一時的な盛り上がり感と運勢に押されて結婚。

小林さんは配偶者干がなく、自分から動くことはないでしょう。
環境が定まると、その中で動く習性があります。余計な事はしない。
これも、イレギュラーな夫婦関係が長く続いた要因。
それ以上に、二つの害です。日年の牽牛星害は、目上の指示に従います。
日月の害は、心に反することができます。本能的にマゾ的なところがあります。
通常横一列の剋の少ない自我をもっていれば、もっと早く離婚するはずです。
15戊寅は、弱音を吐かない強さはありますが、ヤワではないです。
怒る時は怒るので。争いはあったでしょう。
でも、天剋地冲にはのれんに腕押しかもしれません。

前剋ナシと、二つの害。
二つの害の受容力と自分から動きにくい宿命構造が、長すぎた結婚生活でしょう。
外からは長い間、おしどり夫婦と見られていました。

三谷さんは心に正干、座下に偏妻。
浮気疑惑もありましたが、そのあたりはわかりません。
丑と未の天剋地冲は一方的に未(心)が激剋されます。
外の刺激に心が敏感に反応します。
天干では知性が感性を激剋する葛藤が創造を生む天剋。
ただ、これは外に対してなので、内輪では、
禄存星妻でも愛情が持続すれば、家庭を作れる可能性はあります。
直下に偏妻の子供がいます。直訳は愛人の子供ですが、
三谷さんは再婚で子供が生まれているので、そういう意味にもなります。
子どもはいても良かったと思いますが、二人の間には子供はいませんでした。


三谷さんは日干がカバーされずに一致度も58%。
トラの現実縁と巳丑の半会。それなりの相性ではあります。
しかし、領域図の不一致、小林さんの配偶者干ナシ、家庭害、
三谷さんの多忙と変人的要素等々、問題が多すぎました。



こうした結婚はだいたい運勢要因なのですが、こう考えると、
大運天中殺の影響は、もっと加味する必要がありそうですね。
お互いに気持ちは前向きになる支合と半会に、小林さんの大運天中殺、
年運は二人とも支合が来ていました。小林さんは、害の心が天剋地冲で砕かれて
内の害を運勢の支合が上書きして、この時はその気になりやすい時でした。
三谷さんが大半会で積極的に迫ったのかもしれません。

それにしても、長すぎた結婚生活。
小林さんの二つの害力を実感します。





10/11(木)


★エクセル相性診断試作版、バージョンアップのお知らせ★
これまで検証してきて、まだ確信には至りませんが、
試作品としては使えそうな手ごたえになってきたので、
バージョンアップ版を、会員の方は無料でダウンロードできます。
ver.2では、大運と年運の表示ができるようにしました。
また、今やっている、多剋干と少剋干を日記と同じように表示できます。
もう一つ、これは苦労したのですが、手動で干合変化した領域図が表示されます。
手作業になるので、面倒もありますが、慣れると便利に使えると思います。
詳しくは、サンプル閲覧入り口から入って(一般の方も入れます)
説明を読んでください。ダウンロードは会員の方だけです。

昨日の「誘惑占技」の具体例です。



これは宿命の位相法は問題にしません。
一応、年運でやってみました。
西が対冲、害、刑、のどれかで、東が半会の時です。

誘惑に乗りやすい、人生が横道にそれる時です。
こうした占技は、記憶して実践しても、意味はありません。
なぜ、西散法、東半会が誘惑に乗りやすいのかを考えます。

思い浮かべるのは、場所の意味です。
西は、結果、家庭、大きく分けるとこの二つ。
この場合は、結果です。結果にも二つの意味があって、
一つは、行動に対する結果。もう一つは蓄積されてきた結果。

どういう時に、誘惑に乗りやすいかを考えると
人生が思い通りに行ってない時です。
順調に結果を出している時なら(西が合法なら)、
東の半会は自分のために使えます。
もっと、範囲を広げたり、発展的な前進力になります。

しかし、これまで蓄積してきたことが崩れたり(西対冲)
思い通りに行かないことが増えてきたりすると(西害)
東(行動、社会)の半会は方向感のない勢いがつきます。
その時に、こっちっだよと道を示してくれそうな導きに出会うと
渡りに船、泥船かどうか調べる余裕もなく(半会)、乗ってしまいます。

半会のいいところは、細かいことを気にしないで、
思い切りの良い判断と行動力が出ます。
新しい世界に、思い切って向かうことができます。

これが支合だと、自分の意志が前提です。
思い通りにやろうとします。
どんな誘惑があっても、自分の気持が優先されるので
付和雷同はありません。

半会や大半会、三合会局は、リスクに目をつぶるところがあり
それゆえに、思い切った飛躍があるわけです。

特に、これまでの流れが閉ざされた(西が崩れた)場合は、
余計に、新しいものに飛びつきたくなるもので、
その時に、運勢星が洩星や財星だと気持も前に出て
刺客だとも知らずに、泥船に乗ってしまうことが起こりやすくなります。

まれに、幸運の導きであったり、新しい出会いもあります。
それを守護神で判断するのはどうでしょうか。
それを決めるのは、運勢ではなく、自分の生き方だと思います。

刺客に出会うような生き方をしてきた場合は、守護神であっても魔の誘惑になり、
まっとうな(天の意に叶う)生き方をしてきた場合は救いの手になります。

一つの占技があったら、なぜ、そういう答えになるのかを考えます。
この占技に限らず、常に考えるべき事柄です。
それもまた、一つ上の占いを目指す上で、必須の項目です。



女優、宮崎あおいさんと高岡蒼佑さん。
禄存星が多剋の場合、奉仕的な気持ちを作りやすいのですが、
対極として見るのは自我量です。これが大きいと自己顕示欲が強まります。
女優の場合は、それは自己アピールにもなって、魅力の発揮にもつながります。

南は子供、快楽(精神の未来)を意識しますが、思い通りにいかない、
という解釈をしてみます。
この結婚では子供はできなかったのですが、昨年、
V6の岡田准一さんと結婚して、今年、生まれる予定です。

自分が無意識に発動する。天然系の自己中傾向は否めませんが
自然な「中」(心)が月殺なので、受容する自我となって、
表向きは目立たないと思います。
でも、自我は強いほうです。



こちらは逆に、自分が多剋干。自意識は強くなります。
自己犠牲的になるか思い通りに行かない自我が制御しにくいかどちらか。
自我量が大きいので、葛藤の大きな人になります。



仲良く向かい合ってはいますが、共通領域なし、
12支相性も悪く、通常は結婚には至らないので、
干合力が強くでたのでしょうが、このケースはだいたい授かり婚か天中殺です。



干合して重なるのは、日干だけです。
高岡さんの39が11になり、宮崎さんの24が12になります。
縁は生まれないのですが、日干支が隣り合って(10と11)接近、
わずかですが、共通領域も生まれます。

宮崎さんは偏夫が外にいて、それひとつだけ。
禄存星中殺が、意識の強まる南(多剋干の場所)にあって、
愛情執着が強くなる宿命です。そして、相手を間違えやすい。

高岡さんは天干一気の大半会二つ。
心を中心に、家庭も仕事も大半会。これだけで要注意です。
膨れるのは、火性(配偶者・前進力)なので、
思い込むと、勝手にイメージを膨らませて、盛り上がると思います。
一歩間違えると、妄想的な思い込みの人を作ります。

ただ、二人の場合は、10代のころからの知り合いで、長い春の後の結婚です。
盛り上がって一気にというわけではないので、
宮崎さんは、高岡さんの行き過ぎた妄想的な性格は解っていたでしょう。

家庭と外と別々に大半会すれば、浮気リスク大で、両手に花の再婚運です。
離婚も浮気やDVが原因と言われていますが、どちらもありそうです。
大半会は、ある種自己妄想的な部分があって、
それゆえに、まったく新しい世界を作ることが出来るわけですが、
天干一気となると、歯止めが難しく、
奇行や思い込みの激しさをともなった身勝手な言動にもなります。
これは、副作用として、既存を超えた創造力を持っていることも確かです。



宮崎さんの日干が外れています。
つながりも重なりもなく、支合が一つだけ。普通は結婚しないでしょう。
子供が出来たわけではないようなので、運勢の影響でしょう。



宮崎さんは丁度大運が切り替わったところ。
その前も、西半会の大運だったので、大運の問題ではなさそうです。
高岡さんは公私ともに流れが変わる大運でした。

やはり、宮崎さんは年運天中殺。長すぎた春がふと結婚したくなる時です。
月支律音で、中殺の心が倍加します。
高岡さんは、干合で心支合。もっともその気になりやすい時で、
これは、運勢に流された結婚と言えるでしょう。

離婚に関しては、高岡さん支合で、思い通りにしたい気持が強まり、
丁度、韓国ドラマを放送するフジテレビをブログで批判してしまった時です。
これが騒動になって、宮崎さんは別居。

宮崎さんは龍高星+対冲、流れを変えたい時で、
気持もはっきりとして(半会)離婚を決断。
離れ離れの領域図の通りになりました。
これは、天中殺結婚の失敗例になります。





10/10(水)


算命学には、教科書で説明できるほど、詳しい解説はなしで、
たくさんのパターン占技があります。ここで少しずつ紹介しているのですが、
説明がわかりにくく、実践で使うには、検証し難いものが多いです。

「自分が他人のペースに巻き込まれる時」
算命学は品のないことを嫌う傾向があって、
なんというか、玉堂星的な表現になります。

僕のような龍高星主体だと、さりげなく書かれた説明文に気が向かいます。
「言い換えれば誘惑占技であるとも言えます。」
「結婚詐欺等も含まれて、悪い面で人に巻き込まれると考えてください。」
とあります。タイトルは『誘惑占技』ですよね。

誘惑占技の原理は簡単で、運勢を使います。
①西(日支)に、対冲、刑、害が回り、東(年支)に半会が回った時(支合は不可)。
②その時に、年運の星が洩星(えいせいー鳳閣星・調舒星)か財星(禄存星・司禄星)。
③それが良いか悪いかは守護神かどうかで判断する。

疑問1・概ね悪い面で「巻き込まれる」としながらも、守護神なら良いとされます。
疑問2・星は年運を使うとして、①は年運以外でもいいのか?



大運を例題にしていながら、文章では大運はダメと断り書きがあります。
二版目ですから、まさか誤植ではないでしょう。

年運で東西が矛盾する場合で、星が洩星か財星と限られると、それほどありません。
僕のように、西と東が同じ12支の場合は、矛盾は起こらないので、初めから使えません。
誘惑されないからいいのですが、大運も月運もだめというのは、どうでしょう。

初めの定義からすると、星に関しては年運でないとダメと書かれているので、
このことだとすると、位相法は大運でもいいことになります。
それなら日年が同じ支でも可能性が出てきます。
大運西対冲、年運東半会、年運星禄存星、とかいうケースです。
おそらく、こういうことだろうとは思いますが、はっきりしないので使いにくいです。

ただ、こうした占技の中にも、占い解釈のヒントはいくつかあります。
東半会は誘惑に乗りやすいが、支合はそういうことはない。
半会と支合の違いのヒントになります。

洩星か財星というのは、自分が前に出る星たちです。
後からくる星(車騎星牽牛星龍高星玉堂星)に比べて前に出る星は
誘惑に乗りやすい。例えば、不倫などを起こしやすい、と考えが広がります。

前後で星を分けるのは、算命学にはありません。"靑"流ですが、
それの裏付けにもなると思います。



高垣麗子さんはモデル、女優さんです。
相手は元スピードスケート選手の清水宏保さん。

子どもが多剋干は作らないケースが多かったです。
高垣さんはこの結婚ではできなかったのですが、再婚で子供を産んでいます。
西は家庭の場所。ここが剋されるので、安定しにくく、
家族のために尽くすことが、条件のようになります。
再婚でも離婚しています。

調舒星は、個人的表現が才能とかが得れば、モデルや女優は成り立ちます。



多剋干が二人とも西や配偶者という場合、離婚するケースが多いですね。
清水さんは、司禄星が才能とすれば、自分のために蓄積すると実らずに、
家族のために蓄えたり準備することで燃焼します。
清水さんは派手な生活がたたってか、離婚やスキャンダルで
貧乏生活をしていたことがありました。

南と玉堂星が自然。南は快楽の場所でもあるので、自然に遊びに向かう、
という傾向も入れられるかもしれません。
玉堂星は目上に恵まれる。あるいは、自然に自分の考えで動くようになる。でしょうか。



領域図は、高垣さんの満足度が高く、安定感はありません。
重なりが少なくて、広い範囲で単独領域を持っているほうが
勝手な行動をとって、家庭不和の要因を作っている、という傾向がありますね。
これも、今後チェックして行こうと思います。

12支相性は散法ナシで、とても良好です。
大半会縁が二つと、干合3つ、羅状律音もあって、縁も強いです。
ただ、きのうも書きましたが、大半会縁は勝手に二人の世界が盛り上がるので、
夢から覚めるとあっさりというケースもあります。
縁の中では初期に有効で、持続力では方三位や連続つながりのほうが勝ります。
支合の相性は、努力が前提になるので、気持ちが入らなくなると、これもあっさりです。

高垣さんは、心と仕事場に偏夫。心の自分(月支丁)が右と下から激剋されます。
和合性はなく、相手の資質の影響が大きくなります。
相手が強いと、自分が持ちません。車騎星配偶者は優しい相手のほうがいいです。

清水さんは、家庭不向きの天報星で、正配偶者が4つ。
父がいれば、年干と月支は父になりますが、日支年支は両手に花の再婚運。
親と離れていると、全部配偶者になって、これはどこに行っても干合、暗合して
浮気者になる可能性が大きいです。
おまけに、支合が二つで、なんでも思い通りにやりたくなる人です。
実際そうだったようで、浮気がばれて、1年でスピード離婚。



領域図では満ちていた高垣さんですが、気の一致度では半分。
実質は満たされなかった?
亥の現実縁と半会支合もあって、縁はかなり強かったですね。



年運は、二人とも支合で、清水さんは大運心半会でその気になりやすい時。
高垣さんは、大運では迷いや葛藤がありますが、年運が天中殺で、
支合力が勝手に働いて、もっとも間違いやすい天中殺結婚でした。
翌年の天中殺+大半会は勢いで離婚。いずれも天中殺の出来事でした。

清水さんは、運勢でも制御が利かない時で、宿命がそのまま表に出ました。
離婚やむなしでしょう。





10/9(火)


「日干と日支の関係で家庭運の矛盾を探す」の③は比和。
日支と日支本元が同じか陰陽の場合です。
月支でも年支でも、比和は一番意識が少ないことになっていました。
でも、家庭に関しては比和は真ん中。無意識ではない。
これは、家庭の特殊性だろうと思います。
日干にとって、家庭とは自分と対等のものではないってことです。

④日干が日支を生じる。
⑤日支が日干を生じる。



③の形は自分が自分を支えることになって、家庭の意味が薄れます。
④は自分が家庭を生じる。無意識に自分が家庭に入り込みます。
⑤は家庭から自分が生じられる。無意識に家庭によって助けられます。

自分を生じる代表は母親です。
家庭は自然に母のような役割を果たしてくれるもの。
そうなったときに、日干は違和感なく家庭と調和します。
あるいは、自分が母となって家庭を見守る。
それが自然にできると、日干と家庭は居心地の良い関係になります。

そこで、せっかく④や⑤の関係を持っていても、
運勢や相性で日支が崩されると(対冲や害や刑の散法)
その影響は①や②の剋関係の時よりも強く出るでしょう。
④⑤の場合は、相性は合法のほうが良いという理屈になります。

ただ、どんなものでもそうですが、パターン占技の場合、
例外も多くなるので、一概には言えません。



山本美憂さんは女子レスリングの選手。
お相手は佐々木明さん。トリノ冬季五輪などに出場したアルペンスキー選手。

山本さんは、これが3度目の結婚で、今回で3度目の離婚経験者です。
夫への意識の強さがあって、思い通りにいかない多剋。
多剋配偶者は再婚の可能性大、と言えそうです。

多剋闘争心はレスリングの闘争心としての能力。
多剋禄存星は、山本さんの場合は、自己顕示(異性を引き付けたい願望)のようです。



佐々木さんは、ネットにほとんど情報がなくて、
両親や龍高星の使い道などはよくわかりません。
今現在は、実業家として成功しているという情報もありました。



領域図は、昨日の山口、尾関ペアと似ていますが、
尖ったほうが共有になるので、危うい印象になります。
赤が黒を射止める、とすると、山本さんが口説いた?
本来の居場所は違うけど、部分的につながっている感じがします。
男女が逆ですが、この形は、離婚形ですかねぇ。覚えておきましょう。

女子のレスリング選手で、3度も結婚するって、どんな宿命でしょう。
丑と未の天剋地冲。14番は己→辛→癸と偏夫に気が集まるので、
夫への意識は強まります。それが自分を打って、心の中の自分も打つので
刺激的ではありますが、天剋地冲ではまとまりある家庭は難しいです。
天剋地冲で車騎星夫だと、受け入れて淡々と生活できれば
それはそれで家庭を持続できる気はします。
天南星もあって、表には出ませんが、偏夫(車騎星)が多剋干ですから
山本さんの夫の方が身が持たない宿命と言えそうです。夫食い。

自分が強いタイプの車騎星夫なので、単に夫にはつくせなさそうです。
愛されることで満たされるタイプでもないでしょう。
しかも、日干支同士の相性が納音となると、家庭の形は崩れっぱなしです。
地支の己がのりしろになるかどうか、一応、子供がカスガイではあります。

佐々木さんは配偶者干なし。
全部陰干の客観100%。情的な家庭は難しく、
その意味では天剋地冲は苦にならないかもしれません。
禄存星が3つ。酉酉が気に入った相手なら、それだけで受け入れるでしょう。
ただ、通常は結婚願望はわかないはずです。
授かり婚だったようです。

縁は納音と大半会の両極端と、たくさんの羅状干支縁が成立します。
納音は二人の現状を止める働きがあり、大半会は全く新しい世界を作ります。
新しい世界を止めると解釈すると、ある時期は、二人の世界が盛り上がりますが、
大半会は一度崩れると現実に戻されるので、夢から覚めた気分です。
そうなると納音は何も生み出さなくなります。納音相性はこれが怖い。
違う季節同士が現実対応になるので、争いも起こります。
羅状干支が働くので、腐れ縁にもなりそうですが、
結婚期間は5年、子供は二人できています。



佐々木さんは気が少ないので100%。山本さんは半分です。
未の現実縁と、他は半会が一つ。半会は大半会で納音も羅状縁もあって、
結婚はともかくとして、出逢う縁と意味はありました。



年運は二人とも散法ばかりで、典型的な望まない結婚。
子供ができたことによる、強制結婚でしょう。
不本意さは佐々木さんの方が大きそう。
離婚は天中殺で佐々木さんの本性が出たか。
夫婦はしょうもないという感じですが、子供が生まれたことによって
結婚の意味はあったのでしょう。夫婦としては、難しい相性でした。





10/8(月)



今頃の時期、半袖で体操するって、普通なのか、異常なのか、
去年はどうだったろうって、昨日の事も忘れちゃうのに、覚えているわけもなく、
結局は、考えるのをやめて、今日に対処することで終わってしまいます。

中には、毎日、日記風にメモを取り続けている人もいて、
去年の今頃は・・・と答えられることもあるでしょう。
僕は忘れっぽいのに、メモを取る習慣がありません。
ありませんと開き直らないで、とればいいのだと思い直して、
メモ帳を用意したり、忘備録を作ったり、したこともあるのですが
続きません。なぜ? なぜ?と考えるのは得意です。

占いをやる人は、自分自身について、なぜ?をたくさん思いつくべきです。
そして、その理由を占いから解明することです。これが一番の教科書。
それを身近な人にまで範囲を広げて行くと、開眼することがあります。
毎日、たくさんのなぜ? の答えにたどり着けるでしょう。
算命学はそれを可能にしてくれます。

最初はすぐに答えにたどり着けなくても、これかなと、当たりを付けます。
友人Aと似たようななぜ?があった友人B。
二人に共通な位相法、星、干支、等々見つけて行くと、見つかることがあります。
教科書に答えがなくても、そうした共通項から、新たな答えが見えてきたり、
教科書の答えを拡大解釈することができます。
算命原理に則していることは言うまでもありません。
自分が新説を作るのではなく、新しい解釈、新しい視点からの発見です。
言葉としては創作ではなく発見。

僕のメモを取れない、すぐに忘れる特性は、必ず宿命に答えがあるはずです。
まずは、そう思うことです。


犯人1-戌亥天中殺
「眼の前の今の精神に気が向かう。」
これはそれっぽいのですが、戌亥グループ(日番号1-10)の人でも
メモを取る人はいるし、記憶力のいい人はたくさんいます。
これも、ベースにはあると思いますが、主犯ではなさそうです。

犯人2-天馳星
「時間の無」、「空間の無」を表す世界。
一瞬を生きるエネルギーで、地上で現実を構築するパワーではありません。
天馳星には過去も現在も未来もありません。時間を意識しないエネルギーです。
これは、主犯っぽいのですが、天馳星で記憶力もよく、メモを取る人はいます。
地に足を付けて現実を生きている人もいます。
ただ、この影響はあるでしょう。従犯。

犯人3-車騎星+龍高星
これは、闘争心(使命感)が懐疑的思考(龍高星)に流れます。
車騎星は今目の前のことに反応します。目の前が平穏ならいら立つだけです。
何かあればそれに注力する。この組み合わせは外科医とも呼ばれます。
「そのことに注力して、他はどうでも良くなるリスクを持つ」

これはものすごーくよくわかります。そう感じることがたびたび。
これもまた、目の前の今で稼働する星たちで、
星が作る心で人が動くことを考えると、これが主犯っぽいですが、
車騎星龍高星で記憶力がいい人もいるんですよね。
結局は、複数犯で、僕の物忘れが成り立っているという結論になります。

という具合に、自分の癖や傾向を常に宿命の側から分析してみることです。
そして、例えば、車騎星+龍高星を持った友人がいたら、
忘れっぽいか、メモを取らないか、などを観察したり質問して、
たくさんある占いの答えを取捨選択して、自分なりの視点を見つけることです。

日干と日支本元の形は明日また。



山口もえさんが、田中さんと結婚する前の、最初の結婚です。
相手は尾関茂雄さん。芸能人ではなくて、IT関係の社長さんだった人。

山口さんは、西の場所と司禄星。
家庭に意識が向かうが、思い通りに行かない。
自分のための蓄積は崩れやすく、人のために準備蓄積はうまく行く。
家族のために、尽くす人になりそうですが、無意識が多すぎます。

西以外はすべてで、自分も無意識となると、自然児ですが、
無自覚にやってしまうことで、問題が生じることがありそうです。
天然系でしょう。自然に思い通り言ったりやったりするのだと思います。
無自覚な罪人になる可能性はありそうです。

この少剋場所や星は性格判定にも使えそうですよね。
無意識にその星や場所を使うので、本人は自然体、周囲は違和感もあり
天然系と呼ばれる人が多いと思えます。このあたりも、検証してみましょう。
山口さんは、それっぽいと思います。



自分犠牲型ですが、自我を自分のために使うと、思い通りに行きません。
この人は青年実業家として莫大な資産を築いた人なのですが、
行動に問題が多くて、結婚後、無許可でキャバクラ営業をしていたとして
風営法違反容疑で逮捕されたりもしました。
自我を自分の欲求で使っていたことになります。



共通領域は少ないですが、刺激と恋愛的な安定感はありそうです。
なんか、面白い形ですよね。あまり見ない型ですが、
この形が関係を象徴しているとすると、どんな関係だか知りたくなります。
内実がわからないので、なんともいえませんが、
いろいろな型の例を集めて、解釈をしてみたいですね。
それができると、他の相性診断が補足になるくらい、
精度の良い判定基準になりそうな気がします。

干合がたくさんあって、尾関さんはすべての天干が干合します。
山口さんも、己は変わりませんが、丙辛干合で壬となって、宿命の丁と干合して
甲となって、それが日干己と干合して戊となって、私は誰みたいな変化です。
恋をすると、平常心ではいられずに、その時の気分で盛り上がりそうです。

54-48の天剋地冲は山口さんが尾関さんを打ちます。
この場合は面倒を見るでいいでしょう。打たれたくなければ、
丙と干合して、60癸亥になれば、打つ側に回ります。
それを嫌がれば丙の化け干壬と丁を干合して、
山口さんが42乙巳へ回避することもできます。
すると尾関さんが48に戻って打つ側になり、
結局、元の形で山口さんが打つのでしょう。
干合変化は、夫婦の場合は元の形で判断するのがいいでしょう。

山口さんは、結婚すると、座下に正夫がいて、他にはないので、
夫一筋に安定した家庭を築きそうですが、
座下エネルギー天報星は、暗合配偶者がいる干支に多く、暗合回避のバランスが働いて、
気持と現実が一致するという安定感は得られません。
天報星ほど、熱愛と熱愛家庭が難しいエネルギーはないでしょう。
好きに偏ったり、家庭作りに熱心になるほど、現実はバランスを崩すことになります。

子供は外にいて中殺されていますが、中殺干は執着もあるので、
子供にはこだわりそうですが、子育ては苦労があるでしょう。
この結婚で子供が二人生まれています。

尾関さんは正妻が外にいて、偏妻が心の中。
家庭的ではないのですが、大半会で丙丁が一体になって、
幻想的な妻をでっちあげる可能性はあって、
恋愛初期はこの人しかいない的な盛り上がり感を得るでしょう。
この大半会は副作用も大きそうです。
外の中殺配偶者となると、女性関係も出てきます。



これはちょっと珍しく、気の相性は平均以上なのに、日干が両方カバーされてません。
亥の現実縁があって、結婚が酉年で3連が続きます。
寅午戌の三合会局が成立。寅亥の支合もあって、
位相法の相性は縁も強く、良好です。
日干二つが浮いてしまうことの影響は大きいのかもしれません。
こういうのは、おそらく、信頼関係が薄くなる可能性はあると思います。



山口さんは害の大運の最後に結婚しています。
この結婚が害というわけではなく、害の環境から脱出したくて、
ということかもしれません。尾関さんは大運天中殺支合で結婚。
これから、大運天中殺が始まる時に、結婚はどうだったかですね。

年運は、尾崎さんが心害の結婚。山口さんにひっぱられたのでしょうか。
離婚は尾関さんの天中殺大半会、山口さんも半会で、
なんとかまとまったという感じでしょうか。
直接の原因は、尾関さんの逮捕事件(2011年)だったのですが、
それ以前から、すれ違いが多かったようです。
双方中殺配偶者ということもありますが、尾関さんが大運天中殺で、
仕事に生きる運勢での結婚が難しかったということでしょう。





10/7(日)


なんだか、いつの間にか日記が占いの検証の場になってしまい
一般の方にはほとんど飛ばす箇所ばかりで、申し訳ありません。

毎日書くことが習慣になってくると、ほとんどパソコンの前にいる生活なので、
まったくネタがないんですよね。
ネットのニュースも、占いのネタになることは読みますが、
政治経済や事件事故など、社会的な出来事にはほとんど関心がなくなりました。

山奥で隠居生活を送っている人と同じです。
旅行も行かない、映画も見ない、繁華街が好きじゃない、
自然にも興味がない、犬猫は好きですが、身近にいない。
お酒も飲まないし、付き合いも好きじゃないし、食べ物にも関心がない。
最近は、推理小説とか、本も読まなくなりました。
占い一筋とか、燃えているわけではまったくありません。
単に、興味の対象がどんどん狭くなってきているだけです。

これは、今、塾ブログの病気占技で使っている気グラフを数値で出したものです。
宿命では、自分が出力するという、木→火はゼロ、自我と合わせても8%。
今年は木火が28%。3倍強あります。数値的には大きくないのですが、
もともとの自分と比べると、大きく変化しています。
青色は一生の中でもベスト5に入る低い所。赤は高いところです。
2015年は自我最強で性格が悪かった時(笑) 

まだ、この表、本当の使い方がつかめていないのですが、
病気占技でわかるのは、宿命と大きく違った運気の時に
大病をしている人が多いことです。
でも、病んだときに、それほど変化がつかめない人も結構います。

自分を見てみると、病気をした2013年は、
その前が、自我が強く、役割意識(金性)が弱くなっていました。
金性は、車騎星牽牛星で、自我を抑制する働きをします。
つまり、自分勝手になりやすい2012年に・・・
ああ、確かに好き勝手だったかもと思い当たることもあります。

数値が平均化することは、算命学的にはバランスがとれていい時です。
もしかすると、僕の場合、バランス=凪の状態を作って、
動きが止まっているのかもしれません。
また、数値的には小さな差でも、宿命(人)に与える影響は大きいのかもしれません。
占「単に資金がなくて動けないだけのように見えますけどね((´∀`))ケラケラ」

では、昨日の続きを。

②日支が日干を剋すもの


僕が矛盾2番の例です。自分の事だからわかるかもしれません。
星としては、禄存星か司禄星です。これだけでも、ずいぶん違う気がしますが
この占技はそういうことではなくて座下を剋すか剋さないかです。

本来家庭は安定する居場所です。それを自分で剋す。
家庭運で思考力が深くなる? 家庭を持つか持たないかあれこれ思考する。
なるほど、そう考えると確かにそうでしたね。

僕は高校生の時に、「結婚しない」と決めました。
家庭に対して意識を向けて、おそらく人よりも早い時期に結論を出していた。
人とは違った自然ではない答えを出しました。
それが本質にあった答えであることのしるしに、最後まで家庭を持ちませんでした。
占「客観的に見ると、あくせくしてたけど単にモテなかったというだけのことでしょう。
  あ、生活力がなかったってこともありますね。一人で精一杯ですもんねぇ(^^)」
(-_-;)


そういえば、28、34、19のように、本元禄存星司禄星の日干支の人たちは、
結婚について考えているし、早い時期に、悲観的な答えを出したり、
悲観的な経験をしている人が多いです。
やはり、算命学は真髄をついている<m(__)m>



今日は藤原紀香さんと陣内智則さん。
夫は意識するけどうまく行かない。〇ですね。
禄存星司禄星は、人のために使ってこそ、魅力と引力が増して
女優としては、能力になりますが、自己顕示欲が強くなると、うまくいかない。
こんな感じの定義でいいかもしれません。



陣内さんもまったく同じ。このふたり、日干が同じ「甲」です。
そういえば、配偶者が多剋干の人は、そこに意識がいくせいか、
だいたい再婚していますね。これも、注意して見て行こうと思います。



領域図は3領域と4領域で、3領域共通でいい形です。
特に、藤原さんは不満がないでしょう。
納音、律音、大半会と強い縁でつながっていて、運命の人と言える組み合わせ。

12支相性では、藤原さんの日支からの相性が散法です。
役者の場合は、ドラマの共演など、長い間一緒に過ごしていると、
月年の外の相性がよかったり干合があると、仲良くなります。
しかし、結婚して内の生活になると、内の相性が悪いと、
こんなはずではなかったとなって・・・というケースになりそうです。

藤原さんは、司禄星中殺。家庭が思い通りには行きません。
日支は偏夫。盲目的に好きになった人は、偏な夫だった?
リアリティーのない天馳星・天極星なので、
相手が尽くしがいのある人なら、この形でもやって行けるでしょう。
あ、藤原さんは、先ほど見た矛盾①(日支本元から日干が激剋される形)ですね。

陣内さんは、正妻が日支にいながら、偏妻が心と外にいます。
おまけに、自分を抑制する気がゼロ。人の言うことも聞かないでしょう。
半会と大半会が加わるので、好き勝手に生きる人の典型です。
自我も強い。年干と日干の自我を、日常と仕事場に分けると、
仕事場の自我には、戊(愛人、恋人)がいて、となります。
家庭があっても、恋愛は別人がしているみたいな感じで、
浮気は付きものでしょう。



日干が同じ、午の現実縁があって、支合も半会もあって、
気の相性に関しては、文句なしの好相性です。



結婚は2007年。大運では、陣内さんが干合で大運天中殺の終わりで心害刑。
平常心なく、異性にとらわれて、失敗する確率の高い時でした。
藤原さんは、年運が害。結婚が2月でしたから、
もう結婚当初から後悔していたかもしれません。

離婚はお互いに干合害の時。別れ時でした。
陣内さんの浮気が原因と言われていますが、
天馳星21番も、結婚生活は普通ではないところがあるので、引き分けでしょう^^
藤原さんの司禄星中殺の離婚率の高さも、一因だと思います。
相性がよかたっただけに、少し早すぎる気はしますが、
やはり、宿命事情がそのままでてしまいました。





10/6(土)


月支年支とあれば、日支もあります。
「家庭運に矛盾があるかどうか」。

ただ、この占技は答えが明確には書かれていません。
占技の紹介だけという感じで、え? それで?と
ページをめくると次の占技です。

『この技術は家庭運がすんなりいくのかいかないかの占技です。
 故に日干と西方の12支を見ることになります。
 ただ剋線があるほうが悩むから、思考力というものが深くなります。
 剋線がないというのは、どうしても思考力が浅くなっていきます。
 ここでは、矛盾の大きい順から並べていってみましょう。』

家庭運で思考力が深くなる、浅くなると、現象としてどうなるのか書いてありません。
矛盾の大きいほうから並べて行くのですが、矛盾が大きいと、どうなるのか。
それは、各自考えなさいと言うことのようです。

このあと1ページ例題が出ていますが、それは、矛盾の大きい家庭運を
月支が対冲し年支が半会するという矛盾の重複例が書かれています。
そして、答えは、
『つまり、矛盾の倍加です。こういう場合は、なんでもないのに
 家庭の中に欠点がでやすくなります。』以上終わりです。

矛盾が重ならない場合は、「家庭運に対して思考力が深くなるか浅くなるか」の違いです。
では、矛盾が大きい順に並べて行きますので、各自、考えてみてください^^

①日支が日干を剋すもの


日干陰干なら車騎星配偶者となるのですが、この形はそれほどダメではないです。
実際、16番でも22番でも、結婚してうまくやっている人たちはみかけます。
結婚すると、慌ただしくはなるでしょう。
落ち着いた家庭を作れないという意味はあると思います。

これは、日干の出来次第。自我が強く、自己主張型の場合は、
配偶者に剋されて、反発もでますが、受け入れ型の場合は
配偶者の思い通りの生活を作れるように我が身を削ります。
それが苦でなくて、愛情ある配偶者に恵まれれば、やっていける形です。




女優の高岡由美子さんは、サッカーの本田泰人さんと結婚、約8年で離婚。
祖父母や家系(中)のことはよくわかりません。
車騎星牽牛星は「役割を意識するけど思い通りにいかない」。
人のために使うと、自意識ではなくなり、才能になります。



本田さんは禄存星。「愛情や自己顕示へ意識が向かうが思い通りにいかない」。
人のために禄存星を使うことによって、能力や才能になる。

今二連変化を簡潔にまとめる作業をしているのですが、
禄存星は結果、空(カラ)化して引力を起こすのですが、
根底にあるのは「私を見て」という自己顕示とするのがいいかなと思うようになりました。
引力が欲しくて空にして、愛情奉仕を発揮して、人やものを引き付ける。

禄存星を空として二連を考えると、どうも、当てはまらないことの方が多くて、
自己顕示とした方がすっきりとおさまるように思えました。
本当に空化するには、多くの時間と経験が必要だってことで、
若いほど、自己顕示が強くなるので、占い的には本質空化、現象自己顕示ですね。
いろいろ定義が変わって、申し訳ありません。
こうやって、多くの場面で星や位相法を試行錯誤しているので、
これだ!と思う定義が、違ってくることがあります。発展途上としてご理解ください。

自然体は、子供、母、西と北。自然=愛情を注ぐ、ではありません。
むしろ、子供や母に対して無意識になる、その結果、愛情がないように見えたりします。
北(目上)に対しても、意識が向かないために、すぐに親しくなることもあるし
礼儀知らずになることもあります。意識が向かうほうが気を使うでしょう。
家庭も無意識なので、自分流の自然体です。
相手がそれを受け入れてくれることがうまく行く前提です。
無意識の龍高星。自分流の考え方で自然に行動します。身勝手になるかも。



細いクロス型で、剣を交えているようで、刺激はありますが争いもある形です。
お互いに日支からの相性が散法が多く、初期は刺激的ですが、宿命次第では争いの元です。

高岡さんは、干合支合。本田さんも家庭支合。
どちらも思い通りの生活環境を作ろうとするので、日支同士の害や対冲は最悪です。
話し合ってまとまる相性ではないので、譲れない生活感を主張して争いそうです。
この場合は、結婚前に、こういう家庭にしたいという合意がないと無理です。
家庭観において、一致出来れば、見事な夫婦共同で、ありたい家庭を作れるでしょう。

相性で言うと、日支と月支に支合や半会が必要です。それが一つもありません。
この段階で、かなり危ない夫婦となります。

高岡さんは夫と干合して支合しているので、好きな人と思い通りの家庭を作ろうとします。
しかし、座下にあるのは、陰陽の自分。夫は外で中殺されています。
現実主体に考えると、仕事場で出会う異性は盲目になって、
気持ちとは違う人を選んでしまったり、強く思われて、その気になってしまう禄存星中殺。
結婚すると、愛情は強くなるのですが、夫との生活は思いとはぜんぜん違ってしまいます。
この場合は、兄弟のような夫であることが条件です。仲間意識で結婚できる人。

本田さんは車騎星妻で支合です。車騎星は程よい和合ができないので、
支合するためには、自分に尽くしてくれる献身的な妻が一番です。
もし、本田さんがマゾ体質なら、自分を支配する妻でも支合出来そうです。
極端な形でしか、結婚の支合が成立しません。
サッカーなら、闘争心が支合を作るので、結果を出せる選手になるでしょう。
結婚でのゴールは、相手がボールではなく生身の人間なので、
よほどのことがないと、満足するゲーム展開にはなりません。

しかも、高岡さんが本田さんを打つ天剋地冲。
これ、恋愛中は高岡さんが干合していると、2-8になって、本田さんが打つ側。
結婚して争いになると、素に戻って、打たれる本田さんが辛くなる可能性が大です。
羅状天剋で1-7になるのは、高岡さんの宿命変化。
自分に不利な変化は起こさないでしょうから、やはり本田さんが不利な戦いです。



和合性が薄い相性なので、気の相性は大事ですが、高岡さんが日干も外れて30%。
気の連続は相性ではなく、それぞれに宿命なので効果なし。
二つの半会しかなく、これもいいとは言えません。



高岡さんは大運天中殺で、年運は半会。本田さんは大運が半会。
迷いはあったものの、結婚しやすい運勢でした。
離婚は高岡さんの方が、大運の破で、結婚生活のほころびを感じて、
最後は数年もめたようですが、高岡さんの支合で決着です。
最後まで、高岡さんにはかなわなかったようですね。
これも、離婚必然の夫婦に思えます。





10/5(金)


*適職に進みやすいかどうかを見る



日干と年支が剋関係にあると、適職確定が遅れるというものです。

④日干が年支を剋す。
年支本元が司禄星または禄存星になるケース。

僕がこれに該当します。
仕事を剋す=仕事を壊す、空にする、変化する。
自分の気持を仕事に反映させる形ではあるのですが、無理を通す意味も出てきます。

なんのかのと理由を付けては仕事をしたくなかったです。
働きたくないというよりは、社会に出たくなかった。
サラリーマンは最初から選択外で、好きなように生きてきました。
自分が剋す(自分の考えで前に進む)というのにはあてはまります。
それなら、適職につけるはずですが・・・ギャンブラーは適職ではなかった^^

この形がすぐに適職にたどり着くのは、自己欲求の実現ではない時でしょう。
なんらかの才能があって、それを世に出す努力が出来る人です。

占い師はたぶん適職だろうと思うので、そう考えると、
そこに至るまでの50年間、仕事を剋し(空にし)続けてきました。
いろいろバイトはやってきたので、変化し続けてきたということですかね。
司禄星なら積み重ねて、という意味にもなるのですが、
この占技の場合は、星の意味ではなく、剋か生かの違いだけを見ます。

⑤年支から日干が剋される。
仕事場から自分が壊される、空にされる、変化させられる。
これは、希望する適職には進めなそうですね。
僕の逆を考えると、仕事に対して強い意志が作られにくく、
環境に従って、そこから使命感が出てくる形のように思います。

与えられた使命が適職となる、というニュアンスでしょうか。
この形を持ちながら、自分のやりたいことをやろうとすると
紆余曲折が多くなり、なかなか適職にたどり着けません。



女優安達祐実さんとお笑いの井戸田潤さん。
足達さんは祖父母、義父と自分。星は貫索星。
自己犠牲型ですが、安達さんから離婚を切り出したようで、
自己犠牲という感じではありません。
「強く意識するけど思い通りにいかない」多剋はこの定義でいいかもしれませんね。
どこかで不器用な自分ということで、時には犠牲にもなります。
貫索星を自分のために使わない時に、能力となり、役割となる。
そうか、これも定義になりますね。多剋干は人のために使う=犠牲のニュアンス。

自然な気は禄存星、場所は家庭。
自然な愛情奉仕と家庭作り。「意識しないで思い通りにしようとする。」
悪く出れば、身勝手な愛情、身勝手な家庭作り。
うまくいけば、自然な愛情、自然に家庭を作る。



井戸田さんもほぼ同じ。自分への意識は強いが思い通りに行きません。
子供は無意識に気持ちが向かい、家庭は安達さんと同じ。
子供に対しては、結婚時の無意識では、それほど気が向かわなかったようです。
離婚して、自由に会えないようになると、不自然な関係になるので
急に意識が強くなって、会える時は、親子らしい関係を作ったようです。
家庭に関しては、お互い成り行き任せ的な自由さがあったのでしょう。



井戸田さんは律音があるので、一直線。それを安達さんが十字にクロス。
刺激的ではありますが、和合性はなさそうです。そこで干合。
二つありますが、結婚の場合は日干に近いほうをとって、月干同士の干合。

二人とも領域が広がって、共通も二領域になります。
安達さんは4領域にまたがって、世界が広がったような感覚を得るでしょう。
ただ、縁は増えないし、形もバランスは悪い。
12支相性も散法ばかりで、半会、支合がないのは珍しいです。
干合しても、現実引力がないので、普通は結婚しにくいはずです。

井戸田さんは精神が禄存星妻で現実が司禄星正妻。
現実で安定するので悪くない形ですが、恋愛が多くなるタイプ。
月年の律音は、外で「いい女」に出会うと心と行動が一致して、止まりません。
ただ、誰でもというわけではなく、持続的に一致し続けていられる相手は限られます。
恋愛ではサービス精神は豊かですが、私生活では、思い通りにいかないと、いら立ちます。
しかも、妻は外にいて、内には子供だけ。

結婚してすぐに、元カノとの浮気が報じられて、始めから亀裂が入った夫婦関係ですが、
律音にとって、「お気に入り」は大事な要素で、元カノはお気に入りだったのでしょう。
もちろん、安達さんもそうなのですが、夫婦になると、司禄星妻になるので、
禄存星的なサービスは少なくなり、月年の一致に外れた妻の行為には違和感が拡大します。



合計が空白になって、一瞬、エラーかと思ったのですが、
都合により、ゼロは空白表示になるように設定してあります。
双方一致度ゼロ! ここまでで初めてですね。
こういう相手を探すのも難しい。
しかも、つながりもまったくなく、一致もなく、半会も支合もなく・・・
ここまで見事になにもないと、離婚のほうが正解といいたくなります。



二人は授かり婚です。安達さんは宿命で子供に囲まれているので
子供ができて結婚という流れは、運勢的にもあるところでした。
井戸田さんは、子供は無意識の範疇だったので、想定外だったか、大運は刑、
年運は天中殺で破でした。運勢もずいぶん開きがありました。

離婚は必然だったかもしれません。





10/4(木)




なんか頭が重いなぁと思って、ふと気がついたら、
昨日今日と薬を飲み忘れていました(-_-;)
一日忘れはありましたが、二日続けては初めて。

いつもは、朝食後に飲む習慣なので、ほとんど飲み忘れないのですが、
やり掛けの仕事や時間に追われている時には、食後すぐに続きをやるので、
そうなると、すっぽりと抜け落ちてしまいます。
曜日別薬入れ、小さいのを塾生の方にいただいたのですが、
薬の量が増えて大きいのにして、これはほんと便利に使っています。
でも、飲み忘れたことも忘れてしまうと、意味をなしませんが・・・

何度か紹介していますが、算命学の場所理論。
これほど有用で、当たる理論は算命学だけだろうと思います。

場所というと、東の〇〇星、中心の〇〇星、と星の話は一般的ですが、
陰占や位相法は場所の考え方なしには成立しません。
これまで見てきた、心の葛藤の大小は、月支を心とする場所理論から派生しています。
月支には先祖という場所の意味もあって、置き換えることによって、
多様な占い方ができて、それは、当たる占いへとつながります。

年支は、社会の場所、人物では、母、目上の兄弟、友人、恋人、未来(行動の起点)
という意味があります。ここにも、心の葛藤と同じように、
日干と本元の相生相剋によって占えることがあります。
アバウトなパターン占技ですから、的中精度はそれほどでもありませんが、
大事なことは、相生と相剋の違いに対する考え方を学ぶことです。

*適職に進みやすいかどうかを見る


これには難しい理屈はなく、適職に進みやすいパターンの順番です。
これも、星ではなく、日干と年支の本元との相生相剋を見ます。

比和や相生関係ほど適職に進みやすい、これが答えです。
考え方としては、言葉をそのまま置き換えることから始めます。
①比和は仕事と自分がイコール。仕事場に自分または陰陽の自分がいる。
社会にいる自分の姿が生まれ持ってインプットされているので、
早い時から仕事が自然に視野に入ってきて、学校を出るころには、
やりたい方向が決まっていることが多い、となります。

②仕事場から自分が生じられる。
これは仕事をするということが自然にインプットされることを意味します。
適職かどうかはわかりませんが、仕事をするという意識は強まります。

③仕事への関心が高く、気持は自然に社会に向かいます。
これもだからといって適職に着くとはいえませんが、
仕事へ向かう意識の高さに関しては、①②と同じです。
適職度という意味では3番目となります。



矢田亜希子さんと押尾学さん。
押尾さんは愛人の銀座ホステスと共に合成麻薬MDMAを服用。
体調が急変した相手を置いて逃げて、愛人は死亡、実刑判決を受けました。
その時の妻が女優の矢田さんです。

父についての情報はないのですが、実家はお金持ちらしいと書かれていました。
禄存星は、モデルでも女優でも、魅力本能と人引力となって、これが役割・能力です。

自然は母、「母親と仲が良い。何でも話す。」とプロフィールにありました。
芸能界にスカウトされた時も、母と原宿を歩いている時だったそうです。
龍高星の使い道はわかりませんが、ドライブや日帰り温泉が好きとあった程度です。
女優なら監督や脚本にあることを自然にインプットして、自分なりに工夫して演じる。



押尾さんは妻多剋、これは「意識するけど思い通りにいかない=離婚」。
家庭とか積み重ねに関しても、その通りでしょう。

それよりも、無意識が多すぎます。場所は全部、自分もはいるので、自己中。
逆を定義すれば「意識しないで思い通りにやる」まさにですね。
これは、きのうの布施さんもそうでしたから、俺様族を作る要因になりそうです。
もちろん、だれもが身勝手になるわけではなく、
天然系や憎めないマイペース、自然体の癒し系なども考えられます。



小さい領域図同士ですが、55番の同級生縁があるので、形は悪くないです。
二領域の場所も同じですし、律音縁、羅状納音・大半会、月年の天剋地冲縁と
縁も強いほうに入ります。12支縁も散法が一つで、相性診断は合格点。

離婚占技では日支の害が目立ちますね。特に干合害は最大矛盾です。
矢田さんは、その上に中殺があって、夫中殺。盲目的に従ってしまいそうな形。
受け身の夫ですが、口説かれて好きになると、従順な妻になります。
害があるので、相手の言うことは概ね聞いてしまうでしょう。

しかも、中殺夫の向こう側には、自分よりも大きな相手(戊)がいます。
夫(甲)の禄存星愛人(戊)です。この戊は年支に己の根があって、
甲(夫)からみると、家庭(日支己)と外(年支己)と両方に妻がいます。
外の妻(愛人)とは天剋地冲、内の妻とは(害)、
どちらともうまくいかないようにできています。
ただ、これは押尾さんの宿命ではなく、矢田さんの宿命で起こることです。

押尾さんの歩んできた人生が、矢田さんと出会ったことによって、
致命的な事件へと発展していくことになった、と考えられます。
押尾さんも浮気や薬はやっていたとしても、矢田さん以外の人と結婚していれば
もっと違った形になっていたと思います。これが神の采配です。

子供が一人生まれましたが、矢田さんは子供干がありません。
子供が生まれると、夫のいる南干に入ります。夫と子供が両立しません。
そして、夫に変わって、子供に執着することになります。
夫は居場所を失くしますが、日支の乙に来るので、正夫が偏夫になって、
己が自分ではなく愛人となれば、家庭を乗っ取られることもあるでしょう。
これも、前に何度か出てきたパターンで、離婚のきっかけになるような配置です。



気の相性は上々です。日干はともにカバーされ、午の現実縁と夏の方三位&4連が成立。
子辰の半会、午未の支合まであって、90点以上の好相性です。
それでも離婚です。こうした相性は初期の引力として見るのがいいのかもしれません。



矢田さんは大運で宿命にない子供干が巡っていて、子供のための結婚。
結婚は刑破で押尾さんも対冲+天中殺。結婚する運勢でもなかったですね。
押尾さんは何かと問題の多い人でしたから、矢田さんにも迷いはあったでしょう。
授かり婚でもないようですし、押尾さんの天中殺が影響していたのかもしれません。

離婚は矢田さんの天中殺と納音。押尾さんが事件を起こした年です。
これをみても、矢田さんの宿命で起こっている出来事のように思えます。

人との出会いというのは、自分の運命の象徴みたいなところがあって、
誰と出会って、どういう関係になっていくのか、
そこには、人生の軌跡が表れていると考えることができます。
特に不幸な出会いに関しては、相手がどうこうよりも、自分の生き方についての
良き反省の機会になるのだと、思います(機会にしなければならない)。





10/3(水)


「心の葛藤」が大きい宿命、特に子供時代は、と言われても、
子供時代の記憶は極めて断片的で、こういう子供だったという形をつかみにくく、
記憶力が悪いというのは、大事な楽しみを奪われている気もします。

父は、僕の年代ではもう認知症で、物忘れもひどかったのですが、
すごーく昔のことはよく覚えていたり、なんでそれだけ覚えているの
ということもよくありました。

断片的な記憶の中に、父が突然手帳を見せて、
「この時貸したお金、まだ返してもらってないよ・・・」
と言われた時のことが残っています。

「お父さん! あれは、ずいぶん前に、返したでしょう!!」
「そうだったかね・・・でも、ここに書いてあるだろう?」
「それは、返した時に、消し忘れたんですよヾ(`◇')」
「そうかねぇ・・・」
「そうかねぇ、じゃなくて!」
これ以上は何を言っても首をひねりながら、納得はしません。

僕は父が40代中ごろに生まれているので、
成人したころには、老人に近くて、元気な姿が記憶にありません。
他の兄弟よりは、よく話はしていたと思うのですが、
競馬仲間だったので^^ 週末になると、あれこれ馬の話をしていました。
借金も、馬券代を借りたものなのですが、普段は超お人好しで、
お金にもほとんど関心がなかったように見えました。
忘備録的に手帳をつけていたせいか、青龍〇千円、と記されていました。

僕は、自分のことがいつも手いっぱいで、家族にはそれほど関心がなかったです。
子供のころの両親や家族のことも、葛藤するという範疇にはなかったです。
これが客観100%ってことですかね。兄弟干もないし、、、、
やはり、葛藤には主客を分けたほうがいいのかもしれません。

④日干が月支を生じる


自然に気持ちが表に出るので、葛藤が少ない形です。
星にすると、鳳閣星、調舒星。
調舒星は思い通りに気持ちが通らなかったときに、
子供時代だと、苛立ちや怒りになりますが、それは葛藤ではなく、
感情が露出しているにすぎません。
自分の気持が前に出ていくのが自然なので、不自然に、怒るわけです。

家系に気持ちが流れるという解釈もあって、この場合は、
家系をはみ出す本性を持つ、子丑、戌亥、辰巳、という天中殺グループは
本性との矛盾があるので、葛藤は起こります。
エネルギーが弱いと、生家に奉仕するような形で留まることもあって、
そうなると、宿命自体が陰転してしまう懸念も出てきます。

逆に、寅卯、申酉、午未の家系継承グループだと、中興の祖のような形で
先代が築いた家系を盛り上げる役割になります。



これが最も葛藤がない形です。星だと貫索星、石門星。
継承グループは自然に家系と融合できますが、
自分が家系を新しくするような役割も担うので、
新旧交代という意味で、家系を背負うようなニュアンスが出てきます。

はみ出しグループがこの形だと、
歓迎されていないのに、家系に居座っているという立場になります。
認められない状態でそこにいるので、居心地は悪く、葛藤は起こります。



古村比呂さんと布施博さん。
古村さんは北海道出身。認知症になった両親を東京に呼んで、
結婚生活をしながら、介護もしていたようです。
それが離婚の原因の一つとも言われています。
「犠牲」というよりも「母を強く意識するが葛藤がある」というほうがいいでしょう。

龍高星は女優という職業ではどうだろうと思うのですが、
彼女は、2011年に子宮頸がんとなって、今でも、闘病生活をつづけながら
仕事をしています。そして、その様子は常にブログで公開していて、
『がんを身籠って』という本も書いています。
最悪の病気と闘いながら、意識改革、病気克服をしていくプロセスを公開すること、
龍高星は女優業よりも、ここに使われているような気がします。



布施さんは妻、西、司禄星、妻と家庭を意識するけど葛藤がある。
結果、離婚という形になりました。これはこれまでにもあったパターン。

それ以上に、最少剋がたくさんあります。
西以外はすべての場所であり、星も、自分中心で自分の考え方が自然体です。
家庭以外は、自分の思い通りに、無意識でやれる。
一歩間違えれば、超自己中ができあがります。
そして、思い通りに行くことが自然なので、行かないことには耐えられないでしょう。
宿命上からは、かなり身勝手な男が想像されます。



この、二領域共通で女性が半分以上の共通領域で、男性が4領域という形は
離婚特集の中で、これまでにも、よく出てきました。
男性が身勝手になって、女性が耐えたり不満がつのったり、
その結果離婚、というパターンがみられました。

古村さんは、干合があって、日支本元が配偶者、夫大事の宿命で
日支同士が天剋地冲はちょっとつらいですね。
夫に従う妻となるのですが、愛情豊かな夫でないと、ぶつかる天剋地冲です。
布施さんが古村さんを打つ形ですが、布施さんの妻(癸)が古村さんの夫(丁)を激剋。
現実以前に宿命の中で二人は争っています。
しかも、布施さんの自分勝手な(宿命上)性格からすると、
古村さんが従うことはできないでしょうから、現実も争う夫婦になりそうです。
日支以外の12支相性はいいのですが、この一つが致命傷になりそうです。

年支に丙(偏夫)があって、夫のそばに庚(禄存星妻)がいて、
月支の壬(心の中の自分)からすると、正夫と偏夫で迷うところ。
古村さんか布施さんかどちらかの浮気の可能性を暗示する宿命です。

布施さんは戊子。座下に配偶者の気が1つで、安定司禄星にみえますが、
古村さんもそうですが、日支天報星はそれだけで結婚が難しい暗示です。
天報星干支は、13、19、24、25、30、36の6つ。
冬と夏の精神支で、本元は水と火です。安定した形を作れません。
自分で安定を保とうとする本性があって、バランスが崩れることを嫌います。
それは、相手に対しても。じゃ、家庭の安定に向かいそうですが、
それはそれで家庭の安定という方向への偏りを意味して、それだけ、が無理なのです。

仕事をしたり、浮気をしたり(笑)、趣味を持ったり、バランスが必要です。
だから、この座下1気配偶者は、暗合しやすそうで、暗合できないのです。
それは古村さんも一緒。暗合するとバランスが崩れるので、
お互いに、正配偶者を座下に持ちながら、執着しそうでできない仕組みになっています。
エネルギーは、干支のためにあります。



暗合する干支で、左側は直下または本元に暗合干があるものです。
本元が水と火のものは、天報星(胎児)がほとんどで、天極星(死人)が二つ。
現実的な和合執着がしにくいエネルギーです。
直下に暗合がある二つは、本元が土性で安定しています。
それでも天印星(赤子)、天庫星(墓内)とリアリティーはありません。

例外は戊辰と壬戌。本元が土性で安定感があることと、
暗合干が中元にあって、暗合しにくいという意味があるのかなと思います。
乙巳は、地支が火性で不安定な座下に暗合があって、天恍星エネルギー(思春期)、
暗合干が中元でし難くはなっていますが、危険な匂いのする干支ではあります。
あ、長い(ーー;) もう、1/3の人は帰りましたね、、、



古村んさんが50点で日干も×。ただ、夏の方三位があって絆はしっかり。
半会二つで午未の支合もあってと、地支相性はいいです。

問題はこの地支相性を崩す形になる天剋地冲と、布施さんの性格の悪さ^^
それはよくわかりませんが、月支(心)を中心に、刑破と害となると、
当たり前の感情は醸成されにくく、自分の思考の中だけで人生を作っていくので
布施さんを好きで、ついて行きます、みたいな人じゃないと難しいでしょう。



古村さんは天中殺年で心害。自分からは結婚しにくい時です。
結婚年と子どもが生まれた年が一緒なので、おそらく授かり婚だろうと思います。
布施さんも、これには了解で、禄存星発揮です。

実際は2006年くらいから、親の介護を理由に古村さんは別居していたようで
布施さんが離婚に応じなかったのか、調停に持ち込まれて2009年に成立。
子供の親権のことで、布施さんも譲れなかったのかもしれませんが、
結果的には古村さんが子供3人を一人で育て、布施さんは古い付き合いの女性と再婚。
布施さんの40代は干合が巡っていて、ここが浮気の時だったのでしょうか。
古村さんは、家庭の修復(破)に努めますが、まぁ、言うこと聞かないでしょう戊子。
接運で離婚成立。

相性がいいのに、天剋地冲があったり、両方天報星だったり、
布施さんが・・・あ、もうそれはいいですね^^
子供三人を得るための結婚ということで、いいような気がします。





10/2(火)


今日は暖かで、久しぶりに良いお天気に恵まれました。
まだ、半袖で歩けると、秋という気分にはなりませんね。

秋はゆっくりやってきて、駆け足で過ぎて行く。
程よい季節とはそういうものみたいです。
暑いのなんのと言っているうちに、もう、10月。
もういくつ寝るとお正月♪

心の葛藤が大きい宿命その2です。
②日干が月支を剋する


自分が主体になるので、意識は強いです。
早い時期に自己顕示欲がでます。
サービス精神も旺盛ですが、私を見て、という意識が潜在しています。
子ども時代ほど、潜在ではなく顕在するもので、
やさしさの動機が自己顕示となる二重構造が意識を強めます。

星で言うと禄存星司禄星。
これは、身弱の(エネルギーが弱い)場合は、反発を受けて効果がないこともあります。
自分から家系を離れるという意味があるので、子丑天中殺(51-60)は特に有効。
時には親に反発することもあって、そこをきっかけに家を出ます。

午未(21-30)のように、若い時に親縁が強くなるグループは
思い通りに行かない苦悩が無意識に葛藤を呼び起こします。

③月支が日干を生じる


玉堂星、龍高星。この占技では区別していませんが、
龍高星と玉堂星では意識の差はかなり違います。
陰陽(玉堂星)のほうが無意識度は高く、環境の影響が大きいです。
いわゆる、刷り込まれる感覚で、子供時代のことが残ります。
玉堂星は無意識に近い。順位は④といってもいいでしょう。

龍高星は逆に意識の目覚めになります。入って来るものに違和感を感じる。
それはなに? なんでそういうの? どういう意味? なぜだめなの?
剋ほどではないですが、意識の目覚めは早いです。

過保護ではないほうがいいグループ(子丑、辰巳)は葛藤が大きくなります。
家系を抜け出す本性があるのに、家系から生じられる(引き留められる)ことになり、
無意識にいらだったり、生じられることに反発を覚えたりします。



今日は、辺見エミリ(タレント)さんと木村祐一(お笑い)さん。
辺見さんは、父が歌手の西郷輝彦さん、母は歌手の辺見マリさん。
両親二人は離婚しています。

先ほどの、意識無意識と関連して考えると、場所も人物も
「強く意識する」「葛藤がある」という定義がいいかもしれませんね。

東なら仕事社会が意識に入り、気持は仕事へ向かう。
ただ、意識するということは、思い通りにはいかないということで、
西なら離婚になったり、東なら、転職につなががったりが起こる。
自分なら自分が思い通りに行かずに、結果自己犠牲もあれば、わがままもある。

星は「役割や才能」につながる、という仮の定義で見て行くことにします。
とにかく、画一的に決めつけると、外れが多くなって五分五分の占いになります。
犠牲もあるけど、そうじゃないケースも多々ある、とかです。
意識するや葛藤がある、なら、その結果が犠牲が生じたりの可能性もあり、
それが能力につながったり、変化につながる可能性がでてきます。

辺見さんは仕事に意識が向く人で、仕事場では葛藤がある。
車騎星は空になるほど才能を呼ぶが、自我がある時は闘争心になる。

辺見さんは毒舌で有名になった人。遠慮ないものいいがバラエティーではウケます。
瞬間反応の車騎星なら、それに当てはまります。



木村さんは西(家庭)妻(配偶者)を意識するけど、うまくいかない。
実際、4回結婚しています。
能力としては「器用で芸人ばなれした知識と行動力を持つが反面、
自分が出来るという自負ゆえか出来ない後輩には非常に厳しく、
後輩からは怖い先輩として恐れられてもいる。」
と書かれていました。牽牛星、車騎星っぽいですね。

最少剋では、子供と母。4回目の結婚で子供ができたそうですが、
これは場所干の子供で、該当しません。
あ、そっか、仮子は表示しないようにしたほうがいいですね。
母も場所干で仮の母。これも該当しません。これは消えるようにしたいですねぇ。
難しそうだけど、やらないとだめですね。

鳳閣星、調舒星は自然に気持ちが表に出るタイプで、しゃべる仕事は、
能力というよりも自然に出るもの。能力は車騎星牽牛星。

こうやりながら、だんたん定義を固めて行きます。
しばらく、右往左往しますが、ご容赦ください。



領域図は、辺見さんにとっては文句なし良い形ですが、
木村さんは4領域あって、家庭にだけはおさまりません。
でも、辺見さんが仕事をバリバリやらないなら、安定できる形です。

ただ、まったくの無縁。12支相性も良いとはいえません。
いったいどこで引き合ってつながっているのか??
運勢で干合や天中殺があったのかなという感じの二人です。

辺見さんは禄存星中殺の精神と座下に偏夫。
相手を間違えやすく、安定した結婚も難しいでしょう。
木村さんと離婚後、別の人と再婚して、子供もいますが、今年離婚を発表しています。
そんな感じですよね。

木村さんは正妻が心の中にいて、座下に愛人の20番。
3回離婚するほどではないので、何回かは相手が嫌気をさしたのかなと思います。
宿命大半会は常識を超えたところがあるので、人からは理解されにくい位相法です。



寅が現実縁で、方三位が成立しています。
気の現実相性はいいようですね。半会支合はありません。
他に縁がなかったので、同一支、方三位は現実相性では
干合や大半会、などの精神縁に匹敵するものがあると考えられそうです。



宿命相性で精神縁も弱く干合もないような場合、大体、運勢干合か天中殺です。
辺見さんが大運で干合、木村さんは大運も年運も天中殺です。
結婚は2005年(2006年1月)離婚は2008年。
離婚は、木村さんの干合害。どうやら木村さんの運勢と宿命で動いているようです。

これは、運勢に惑わされて、結婚相手を間違えたケースでいいと思います。





10/1(月)


昨日は台風が来る前に寝て、起きた時には風もなくて、
台風はそれたのかと思って公園に行ってびっくり!
大きな木が一本、根元から折れて倒れていました。
周囲にロープが張られて、生々しい痕跡がありました。
まったく気が付きませんでしたね。
気がつかないということは、幸福なことかもしれません。

実証が難しくて、実践では使いませんが、
犠牲占技だけでなく、宿命の相生相剋を使ったパターン占技はまだあります。
簡単なところでは、「心の葛藤の大小を見る」。
これは、日干と月支の関係で、相生相剋を観ます。

①月支が日干を剋す。

これがもっとも葛藤が大きいとされる形です。
月支本元が日干を打ちます。この場合は陰陽関係なく剋するものです。
これは僕の宿命ですが、葛藤が大きいかどうか・・・何とも言えないのですが、
乙が癸で守られている意味はあって、辛→癸→乙と流れるので、
癸水が機能している間は、それほど激剋感はありません。

もう一つ、月支との関係は、家系と自分の関係も示します。
中殺を別にすると、戌亥、辰巳、子丑は家系離れのアウトサイダー。
申酉、寅卯、午未は家系の流れの中にいます。
家系から剋されている場合、家離れがしやすいので、戌亥にとってはプラスです。
ただ、戌亥の場合は現実力が弱く、自我が弱いとそれに拍車をかけるので、
剋されることが、剋すものに従うような形になります。負けちゃう。



同じ月支に剋されるパターンでも、こちらのように間に防ぐ干が入らないと
打たれて、葛藤が起こることは考えられます。
星にすると、車騎星か牽牛星の人はこのパターンに入ります。
これは主星ではなくて、月支本元の星です。

特に申酉天中殺は、二代目で家系を背負う無意識はあるわけですから、
剋されると、本性と気の相剋との間に葛藤が起こります。

月支から剋されると、早い時期から自意識が強まります。
自分とは何だろうと思ったり、人生とは? と考えたり、
「生きる」ことに関して、自然ではいられなくなります。
これが「意識大」ということです。
心の成長が早いといいます。大人の考えを早くに身に着けます。

一方で相生の人は、平穏な心でいられますが、
自然に成長して行くので、大人になって何かあった時に
精神面ではもろさがでます。
ただ、現実は別です。葛藤が大きいほうが現実では子供みたいなところがあり、
葛藤が少ないほうが、現実に自然に適応して、現実苦も少なくなります。




中村獅童さんと竹内結子さん。ドラマの共演から親しくなって、授かり婚。
竹内さんは、夫多剋も西多剋も結婚生活の問題を意味して、
子供はできたので、これまでの犠牲のケースとは違います。

竹内さんの場合、犠牲のニュアンスは二つ考えられます。
一つは、歌舞伎界に生まれて、中村さん側は跡継ぎとしての子供が欲しかった。
特に、中村さんの母は、離婚のときに子供を強く求めたと言います。
歌舞伎界の御曹司という立場を奪ったと考えると、見えない犠牲?

もう一つは、結局、シングルマザーとして子育てと仕事を両立、
子供からみると、寂しい思いをする育ち方をした可能性もあって、
それで犠牲? ただ、背負っていることも確かで、
この場合は、子供は犠牲にしていないと考えるほうがいいかもしれません。
その代り、夫が犠牲になっているという、宿命解釈があります(後述)。

禄存星司禄星は仕事能力では魅力本能を発揮、引力を発揮でいいでしょう。
愛情犠牲、家庭犠牲、という言い方が成立するのかどうか?
離婚ばかり見ているので、成立しそうですが、うまく行っているケースでは?です。
このあたりは、違う例もやってみないと、なんともいえません。



妻と母の多剋干は、そんな感じがします。
妻とは離婚してますし、母は、跡継ぎを欲しがっていたのに、結局だめになったので・・・
禄存星司禄星の意味は、竹内さんと同じですね。



中村さんは小さな三角形で、重なりが難しい人。
干合があるので、引き合ったとしても、領域図は離れたままです(41は15に変化)。
12支相性がいいので、恋愛レベルでは良い相性だと思います。

竹内さんは日月の害。干合害は男性ならいいですが、女性の場合は結婚が難しいです。
ましてや、歌舞伎界の妻となって、仕事も子育ても家事もでは、思い通りにできません。

離婚パターンではよく出てくる、司禄星中殺。目立つ南干にあります。
現実では偏夫が二つ。これはもともとは両親がセットで入っていたもの。
ここに偏夫を入れると、自分にとって偏夫なのに、夫のそばには干合相手の癸がいます。
愛人とのほうが正式な夫婦のようです。
外の夫には壬がいて、座下にも外にも愛人がいる形になります。
ここに置かないと、司禄星中殺。どちらにしても、結婚ダメの可能性が大。

授かり婚なのですが、子供干がありません。前にも和久井映見さんでありましたね。
やはり月殺で子供干がなく、場所でとることになって、結婚に影響がでる。
中殺の仮干は、普通に子供干があるよりもずっと子供に執着がでます。
特に、この場合は子供と干合することになり、離れがたい関係になるでしょう。
すると、正夫がここからはみ出すことになり、夫は偏夫にならざるを得なくなって、
浮気の可能性がますます高くなります。
中村さんの浮気は、竹内さんにも責任があるという見方もできます。離婚両成敗。

離婚では子供に執着した竹内さん、これが成立するためには、
子供が成人するまでは、再婚しないことだろうと思います。
子供と干合しているわけですから、夫と干合することはできません。
夫のいない子供との生活は、干合害は好ましい生活であったりするのです。

中村さんは、正妻が仕事場にいて、座下に偏妻(愛人)の形。
しかも、正妻は母の場所干なので、母と妻が両立しません。
一緒にいると、仲良くは出来ないパターンで、その通りだったようです。

妻を座下に置くと、仕事場で女が出来る可能性もあって、
母と一緒に暮らす結婚生活は、それだけで波乱含みとなります。

浮気の発覚は中村さんが酔っ払い運転で捕まった時に
助手席に元カノがいたという報道が出て、ということでした。

中村さんの母が亡くなったのは2013年、その後、2015年に一般女性と再婚しています。
浮気の可能性はありますが、これだと妻の場は保たれます。



竹内さんの日干は外れてますが、気の相性は悪くないです。
三合会局と支合もあって、申の現実縁を加えると、絆も強いです。
気の相性に問題があったわけではないです。
領域図の離れ具合とやはり、宿命事情です。



2005年に結婚、離婚は2008年。
離婚話は浮気が発覚した2006年くらいから出ていたようです。

竹内さんは、大運で20年子供干が巡っています。
運勢の後押しでの授かり婚。家庭は破で美になりません。
年運は子供のために結婚が必然の支合で、心を無にして、子供のめにでしょう。
結婚に関しては中村さんも異議なしです。

離婚年は離婚調停がまとまった、という感じの運勢です。
中村さんは次の大運(干合・心半会)で結婚して、
竹内さんは、公私とも半会で、子育ても仕事も積極的にやれる運勢でした。

結局、子供のための結婚で、子供のための離婚、だったようです。





   


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