「戌亥」の意味の大きさ

 このグループ分けは、細木さんの大殺界のグループ分けと同じです。
 戌亥を土星人としたのは、戌の本元が土性だからでしょう。
 申酉の申は金性ですから、このグループは金星人です。
 午未は午が火性で火星人。辰巳も土性なんですよね、それで苦肉の策?の天王星人。
 寅卯は寅が木性ですから、木星人、子丑は子が水性で水星人
 ネーミングも算命学の五行を参考にしています。

 血液型のような分類ですが、この6グループ分類こそ、
 人間の役割を表しているように思うのです。

 5行陰陽10干と12支は、循環序数です。
 10干10支に関しては、ほぼ、順番も意味内容も一致しています。

 地軸のズレという地球の特殊性から、戌亥という2支が加わりました(高尾理論では、土性が2つプラス)。
 地上の現実世界に戌亥という人間界の特殊時間帯が出現したために、
 順番に狂いが生じて、60という干支番号(存在原理)を生んでいます。
 10干10支なら、人生はほんとうに生きやすくなっていたでしょう。

 そのズレこそ、人間界に与えられた必然性で、そのズレによって
 人間は自然(宇宙的自然・天理)には生きられないようになったわけです。

 ひとつのグループ内で、共通していることは、そのズレの度合いです。

 干支は循環序数ですから、干と支を数値に置き換えることが可能です。

 甲=➊ 乙=❷ 丙=❸ 丁=❹ 戊=❺ 己=❻ 庚=❼ 辛=❽ 壬=❾ 癸=❿
 子=① 丑=② 寅=③ 卯=④ 辰=⑤ 巳=⑥ 午=⑦ 未=⑧ 申=⑨ 酉=⑩ 戌=⑪ 亥=⑫

 甲   ➊
 子 は ① で10干と12支が同じことを意味します。1-10グループはすべて干と支は一致します。
 この一致が意味することは、循環序数としての一致です。

 例えば、➊①なら、スタートです。種子が芽を出す天理(干)と現実(支)を持って生まれています。
 1-10グループの番号は、すべて矛盾なく、ズレもありません。
 干支という意味ではこれが基準です。天理と現実が一致しているのが戌亥のグループ。

 干支は、このようにグループで考える必要があります。
 1-10グループはごく自然に天理と一致した生き方ができるはずなのですが、
 現実を次世代へと引き継ぐ戌亥という時間帯をもっていないために、天理を離れて生きることができません。
 天理内の循環をすることは宇宙的ではあっても、現実的ではありません。

 他の5グループが作り出す現実の現象には、1-10グループは強くズレと違和感を感じることになるでしょう。
 干支的には、他のグループがズレているのですが、人生は現実で起こります。
 戌亥を天中殺とするグループにとって、現実は違和感だらけの行き難い世界になります。

 そして、この違和感は、どのグループも他のグループが作る現実に持つはずです。

                                                                                                                                                                                
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