相性−領域図(重なり方によるイメージ占技) 

 
算命学には、「重なり方によるイメージ占技」などというあいまいな占はありません。
 算命学の重なり方の占いは、前回みた、4区分の領域のうち、何区分重なっているか
 ということで、パターン化されているものです。それは後述しますが、
 そのまえに、重なり方の、さまざまな形から受ける、印象を区分する方法をやります。
 これは青龍塾のオリジナルだと思ってください。

 解釈の根拠は実践的事実だけです。これまで、NEWSでもたくさんの相性を観てきましたが
 誰もがいい形だと納得する並び方というのがあることを、感じてもらえたでしょうか。
 別れることになった二人をみると、三角形の位置関係が、なんとなく不均衡だったりします。
 
 これは、理論ではないので、数見て、感覚を磨くしかありません。
 そして数を見れば見るほど、領域図が関係の姿をよく表していることに感動すると思います。

 また、領域図の形はそれがどんなによくても、現実が一致しないと、不和になります。
 密着型の領域図を持ちながらも、すれ違っていると、それが不満になります。
 逆に、重なりが少ないふたりが、密度が濃い生活を続けていると違和感が出てきます。
 離れているなら、離れているなりの関係が作れれば、それが正解です。
 これは、大前提として、頭に入れておいてください。

 これからサンプルでお見せするのは、ネットで仲よし芸能人カップル、と検索して
 出てきたなかで、良くまとめてあるものの一覧を領域図化して、分類したものです。
 ここでは、干合や番号の相性などはいっさい考慮しません。

 ★密着型相性

 

 爆笑問題のお二人は実際でも密度の濃い友人関係を続けているようで、領域図でも
 広い三角形にも関わらず、8割近い共通領域を持っていて、しかも、頭(▲)の位置も近く
 いつも一緒にいても仲よし、という関係を作れる形です。
 
 三船美佳さんと高橋ジョージさんは、面積はそれほどでもありませんが、特に高橋さんは
 三船さんの中に9割くらい含まれていて、一緒にいることが当たり前のようになれるでしょう。
 三船さんのほうに余裕があるのはいいことで、例えば、子供や親の世話などがあったとき
 あまりにも密度が濃いと、第三者の介入がわずらわしくなったりして、
 それが不和の原因になります。また、高橋さんがサラリーマンだったりすると
 会えない時間の長さが、領域図の和合と不一致になって、不満が蓄積することがあります。
 それは三船さんの責任でも相性の不和でもなく、領域図と現状の不和によるものです。

 伊代さんとヒロミさんの場合は、狭い伊代さんの7割近くをヒロミさんが包み込んでいて
 伊代さんの満足度が高く、安定型という感じはしませんが、密度の濃さで成り立っています。

 

 これは、恋愛でよくみかける3パターンです。そのまま結婚に移行できる形です。
 
 加山雄三夫婦の場合は、きれいな左右対称で、クロスするような形で共有面積もあります。
 図を見た時に、シンメトリカルなものは、だいたい良いイメージと考えていいでしょう。
 それから、十字のようにクロスする場合は、恋愛的刺激が多くなります。
 
 江口森高夫婦の場合は、平行に重なり合っています。このほうが関係も穏やかになります。
 線のクロスがなくて共通領域があって、並行して並んでいるのは、穏やかな和合体です。

 長門夫婦は、両方を合わせたような形で、これも恋愛では良く出てきます。
 左右対称で、共通領域もあって、クロスというほどこすれ合う感じでもなく
 仲良しというほど穏やかでもなく、それでも、まとまりを感じさせる形です。

 

 恋愛でよくみかける形で、それほどのまとまりや、綺麗さがあるわけではありませんが
 それなりにポイントを持っている形です。

 西川夫婦のポイントは真ん中に刺さるような、と形容できる形になっているところです。
 真ん中のずばり同じ数字共通が理想的ですが、若干ずれていても、真ん中を射抜く形が
 恋愛の刺激を連想させるもので、帆掛け船型と名付けたくなるような図形です。
 
 古田夫婦の形も良く見かけます。同級生縁だけが共通領域、というパターンです。
 年番号が一緒(生まれ年が一緒)というのはひとつの縁で、領域図でも共通領域になります。
 これも、連結の仕方によって、良し悪しの印象があります。
 辺と辺はこのように接近していたほうがいいです。90度に開く形もみかけますが、
 一点結合型は、なるべく近い距離で向かい合うようになっているほうがいいでしょう。

 イチロー夫婦は、通常は危うい形です。それほどいい感じにはなりません。
 こうしたケースは干合を考慮します。干合させていい形になることが多く、
 それで持っているという感じがします。日常的にこの形ですと、良い相性図とはいえません。

 
 
 これは、通常、夫婦としては「×」です。算命学ではありえない夫婦のように言われます。
 実際、このパターンで離婚しているケースは、たくさんあります。
 この形で成り立つには、干合などを別に知ると、この形と現実が一致している場合です。
 高齢で再婚(愛川夫婦)とか、年齢差が開いているケースなどは、可能性があります。
 また、セックスレス夫婦や週末夫婦や単身赴任が長い夫婦や、どちらかが病弱な夫婦など
 夫婦和合がなくても、それが問題にならないような距離感がある場合は可能です。
 また、実践例では、外国人と結婚したケースで離れていてもうまくいっている、
 というのもあります。外国人は違和感があって当たり前なので、
 領域図の離れ具合が、違和感と一致しているということで、成り立つことがあるようです。

 実際はパターン化できないほどの実例があるのですが、大まかに見て
 こうしたことが、相性図を読み解くときの、ポイントになります。

                  

                                                                                                                                                          
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