算命日記10月

10/31(水)


今日は、陶芸の先生(学友)の工房にお邪魔してきました。
同じ2番のご子息にお借りしていた本の返却もかねて
楽しい時間を過ごしてきました。

同じ天中殺、様子をうかがったところ、やはり能力面で変化があったようです。
ゼンタングルという、描画アートにとりつかれて、
陶芸よりもそちらの方に、どんどん気が向かったとか。
新たな才能の開花です。



僕が行くというので、青い龍を描いてくれました(*^ 。^*)
これ、CGではなくて、全部手書きです。非常に細かい作業。
こうしたことに没頭できる天中殺!

気に入ったのを持って行ってくださいと言われて、



破調の美。ほんとにきれいな作品です。



絵を見ながら、宇宙(人)の話で盛り上がりました。
「宇宙はコントラストを集めている!!」とか、
「わたしたちという位相で手をつなぐ」とか、
言葉はちょっと違いますが、僕的にはそうした意味を感じて、
大いに、刺激を受けたのです。全面同意!
天中殺2番同士だからこそ、通じ合える話だったと思います。
楽しかった( ◠‿◠ )  
お母さんの手料理、特にサラダが最高(^^)v


*相性判断、場所の定義


相性では、どこをどうする、ということがポイントです。
場所の意味では、月干支(通常は心、立場、手段)がちょっと違っていますが
日干支、月干支は通常の分類と同じです。
とにかく、算命学は「場所」をいかに使いまわせるかです。

社会活動(仕事)の未来や前進力を高めるなら、年干支の大半会相性。
夢や心の中の思いを膨らませて、前向きにしてくれるなら、月干支の大半会。
物事の結果を大きくしてくれるなら、日干支の大半会。

こう考えると、相性は大半会が一番だろうとなりますが、
大半会にはその功罪があり、これが最高とは言えません。
また、納音や律音の相性にも使い道があります。

特に、一子相伝と言われる王室御用達の算命学では、
その時代の王様がどういう位置にいるかによって、王女選びが違ってきます。

初代・・・戦いに勝って、これから、新たに国を興す立場。
     天中殺で言うと、子丑天中殺(51-60)の王様の場合

これは大半会相性がもっとも必要なケースです。
一般の夫婦で言うと、「何もない夫婦」
「家柄もなければ、名誉もない、財もない、とにかくなにもないのです。
 こうした場合の大半会夫婦は、どんどん成長して豊かな生活へと向かいます。」

芸能人夫婦の場合、名を成し、財もあり、というケースが多いでしょう。
ここでの、大半会相性は、必ずしも良いとは言えません。





10/30(火)


10/31日からお出かけ週間に突入。
明日(31日)も、夜のアップは遅くなると思います。

それから、10月リリースのエクセル、間に合いそうにありません。
毎々、延期で申し訳ありません。もう少しなんですけどね。
今週末に、無料ダウンロードソフトを考えてますので、
ちょっとお待ちください。

昨日の続きです。
大運は月干支が動くことで、領域図が変化して行きます。
これによって、意識が広がるか狭くなるか。

こうした占技は例えば、領域図が4領域の人と1領域の人の違いとして
意識の広さと狭さ、という判定に応用できます。
意識が広いってことは、興味や関心も広がり、よく気がつき、
考え方も、人間関係も、幅広い世界を持てるってことでしょう。

反対に意識が狭ければ、自分の狭い世界だけで、
個人的な生き方になります。人間関係も広がらず、
行動範囲も狭くなります。

また、前者の半会と後者の半会では、機能は違ってきます。
領域図と位相法という占技も算命学にはあります。



今現在僕は大運7旬目、3・丙寅という位置にいます。
この占技、本来は四角形で考えるというものです。
元の10番はなくならないので、2・3・10・26の四角、
ただ、それだと変化が見えにくいので、三角の比較でもいいでしょう。

同じ領域内で、四角形にすれば大差ありませんが、2・3・26と考えると、
非常にスリムで狭い三角形になっています。
自分の人生を振り返ってみて、その通りだなと思います。

丙寅の大運は去年からなのですが、まさにまさに、
いろいろなことが面倒くさくなって、パソコンの前にいる時間が長くなり、
ほぼ、算命学一色の人生になってきたことを実感しています。
年齢もあるのでしょうが、それも含めて、大運の流れは、
人生の流れであることを確信できます。

行動領域については、パターン占技しかありませんが、
こうした考え方も含めて、もっと拡大した応用をしてみたいです。
領域図の中には、まだまだたくさんの宝物があるように思えます。

それから、この占技は大運のみです。


*感情を考慮しない相性判断のポイント


「前進力に関しては」「相性が悪い」
感情を別に、機能的に考える相性論では、
「前進力に関しては」という前置きが大事です。
算命学の特色である、場所の意味と関連して相性を考えます。
だから、単に相性がいい悪いという判定はありません。



例えば、こういう例があります。
仕事がうまく行かない男性が、何とか突破口を見つけたいと思っていて、
その時にAさんと知り合って、結婚でも同棲でもいいですが、
一緒に過ごすことになりました。すると、男性の癸酉が
Aさんの日干支月干支と大三合会局します。

毎日そばにAさんが居るとすると、運勢よりも身近で確実に、
男性の仕事運を上昇させてくれます(と書かれています)。
幸運の女神と出会ったような感覚になるでしょう。

この時に、男性がAさんを好きか嫌いかは、この占技では問題になりません。
ここが、強調されているところです。
あくまでも、功利的に、機能的に使うことになります。

そして、もし、男性の運を落としたいと思う人がいたら、
癸亥(Aさんの癸巳と納音)の人をAさんに近づけると、
Aさんの癸巳が機能停止となって、間接的に男性の癸酉も落ちると書かれています。
直接男性を狙うよりも、このほうが効果的だそうです。

そこで、このような注意書きもあります。
「算命学の恐ろしさは、こういうところにもあるのです。
 だから心して使ってほしいということです」





10/29(月)


算命学の細かい占技は、キリがないほどたくさんあります。
ただ、実践では使いにくいものが多く、教科書には載っていません。

それでも、こうした占技の中に、考え方のヒントになることがあったりします。

*意識の大小を探す
これは大運の領域図を使います。
大運だけの特殊な占技です。
大運というのは、その宿命に固有の運勢の流れで
10年刻みに変化して行きます。

僕は2・
10・26 です。
大運の変化は月干支(月番号)の変化によって起こります。
男性は年番号が奇数が普通。
女性は年番号が偶数が普通。
普通の場合は、月番号は一つずつ前に進みますが、
普通じゃない場合は、後ろに進みます。
僕は男性で年番号が偶数なので、後ろに進みます。
最初の十年は2・9(10)・26となります。



赤が大運初旬の三角形です。
方向が小さくなっていることがわかります。
例えば、10・2・26 という宿命で後ろの場合は、
10・1・26となって、逆に三角形は広くなります。
この場合、2旬以降は60、59となって、領域も3領域になります。

こうした領域の拡大縮小が、意識の大小につながるという占技。
ただ、こうした占技には詳細な解説がありません。
単に占技の紹介というレベルです。
おそらく、秘伝的な扱いになっているのでしょう。
だから、ここで紹介しても問題ないかなと思っています。

小さくなるほど「意識」も小さくなり、
生き方も小さくなり、堅実さが出て来て、専門分野向きになります。
その時に、領域を超えるかどうかも問題です。
10・2・26の逆順だと、青年期から、がらりと考え方が変わる可能性があります。


*何のための相性診断か
単なる相性診断のルーツは、王家の戦略的なツールだったと仮説すると
算命学が、門外不出の秘伝として受け継がれて来た理由にもなるでしょう。

というのも、勢いのある王様がいて、
それをおもしろくないと思っている王様がいて、
算命学師が側近にいたとすると、敵将の四柱を取り寄せて、



月干支か日干支にそれを納音か天剋地冲させる人物を
敵将の身近に送り込めばいいわけです。
政略結婚でもいいですし、甲戌の子供がいれば養子に出したりします。

戦争すれば負けるかもしれませんが、戦略として相性を使えば
戦わずして敵将の勢いを止めることができます。
当時は、そのくらい効力があると信じられていたのでしょう。

もちろん、今でも、それは言えることなのでしょうから、
相性診断は面々と伝わってきています。



高尾学館のホームページ上の、先生についての紹介文です。
これは、ひとえに高尾先生の偉大なお志のおかげさまなのです。





10/28(日)


今日は、岡山から友人が来京、朝から、占い談義と、都内見学?で
久しぶりに、パソコンを離れて、楽しい一日を過ごしました(*^ 。^*)

相葉さんファンの方がいて、今ドラマでやっている神楽坂を見たいと。
神楽坂は僕にとっても、非常になじみのある場所でして、
初めて公開しますが、、、、



実は、ここで、副業として整体院を経営しているのです!!
どうぞ、お近くにお越しの説は、ぜひとも・・・・((´∀`))アリエナイ
なんて、もちろん、真っ赤な嘘です。ありえません。
それにしても、「青龍」はどこにでもある名前ですね。。。。(ーー;)

ただ、馴染みのある場所というのは本当で、今日はお休みだったのですが、
「毘沙門せんべい」というお店の、おせんべいが母の大好物でして、
唯一の親孝行として、ここに良く買いに来ていたのです。

懐かしい場所で、30年ぶりくらいですね。訪れることが出来ました。
ところが・・・



庶民的ですが、風情のある静かな町だったのですが、
びっくり仰天、人がぞろぞろと歩いていました。
観光地のようでしたが、もしかしたら、名所になっているのかも・・・
もともとは、置き屋があって、芸者さんが行き交う町でした。
祇園を庶民的にして縮小したような地域で、〇〇小路という路地があって、
レトロな街並みがまだ、たくさん残っています。

嵐の相葉さんのドラマは、この地域でロケをやっていて、
もしかして、そのせいもあるのか、すごい人出でした。



ドラマにも出てきたという赤城神社は、お参りの人が列をなし、
さすがに、遠くから眺めるだけで、帰りました。
日曜日ということもあったでしょうが、完全に観光地化していて、
素敵な町だったのに、ちょっと残念でした。


*相性とは何か
結婚占技を別にすると、相性は気持を抜いた合理的な考え方をします。
目的が何かによって、相性の良い相手は変わります。

発展するなら大半会。
現状維持をしたいなら、納音の相手。
穏やかにいたいなら律音の相手。

目的は、「主なる人」の目的。
別々の目的(恋人や友達)や、一つの目的をみんなで(同志)というのは、
この相性診断の対象にはなりません。



この図ですが、大半会する相手の戊子や戊申は、月干支か日干支にある場合と
断り書きがあります。年支同士の大半会は、パターンにありません。
お互いに対等に盛り上がるための相性ではないということです。

盛り上がりたい人の年干支に対して相手は月干支がベストです。
次いで日干支。このあたりは、結婚の相性診断とは違います。
気持ちを盛り上げたいなら、月干支が対象になって、
この場合も、月干支同士は対等になるので、含まれません。

日干支もそうなんですよね。日干支同士だと、最高のように思えますが、
これは対等の相性で有効になるもので、一つの目的を
主従関係的に盛り上げたい場合は、日干支には月干支か年干支です。

対等ではない関係として夫婦も位置付けられます。
社長と部下とか、組織の上下関係にもあてはまります。

占いが成立した時代の事を考えると、
こうした相性は、軍略や政治的な意味合いで使われてきたようです。
王様が嫁を貰う時には、自分の運を高めてくれる相手をもらうわけです。
月干支か日干支が大半会するどこぞの姫や、お金持ちの娘を嫁にします。
好きだとか嫌いだとか、感情は関係ありません。

おそらく、この相性占技のルーツはこのあたりにあると思います。





10/27(土)


先日のお隣のおばあちゃん。今日、声が聞こえました(^^)
よかったです!

明日(今日・日曜日)は、朝から出かけちゃうので、
メールの返事、日記のアップも遅くなると思います。
それから、月運勢、本日アップしました。

「東越婚占技」
結婚は東の星で見ると、というのは、結婚は精神でするということです。
結婚すると、精神から現実へと見方が変わります。
現実っていうと、地支の気、そのものです。



陽占では、結婚相手は西の星で見る、というのが算命の定番です。
僕の場合は左右対称で、差がないのですが、
星が違うと、恋愛と結婚は選ぶ相手が違うという、見方もします。

東越婚は、ちょっと特殊な占技で、結婚後の社会の場所限定です。
結婚は陽占で見て、浮気は、じゃなかった、
結婚後の好みは、陰占でみます。
家の外での好みってことですから、まぁ、そういうことですよね。

禄存星は日干乙が己をみて、乙剋己=禄存星となります。
結婚すると、禄存星から「己」そのものの質へと興味が移ります。
精神よりも身体、ではなく、リアリティーのある現実世界です。

禄存星に変わって、「己」の質が好みになります。
己は大地を意味する土性の陰気。安定、平均、広がり、庶民、調整役。
女性のイメージとしては、安定感があって(頼りがいがあって)、
気取りのない、庶民的でおおらかな性格の人。
体形的には、ややふっくらした感じでしょうか。
割と幅広い範囲から、相手が見つかりそうですね。

ただ、実際はデジタルに分離するわけではないので、
東の好み(結婚外の好み)では、愛情豊かな精神を持ち
庶民的でふっくらしたタイプの女性を好む、となります。

甲・・・「直」さっぱりとして行動的。姿勢良く、ピシッと決まっている人。
乙・・・「曲」温和、柔軟で我慢強い気。男女とも女性的なイメージを持つ。
丙・・・「明暖」明るく穏やかな気。のんびりした印象で自由な交際感覚を持つ。
丁・・・「孤明」社交性は薄く、外からは本質が見えにくい。小柄でキュート。
戊・・・「不動」動きが少ない。安定感がある。どこにいても目立つ存在感がある。
己・・・「広平」飾らない庶民性で公平さがある。ややふっくらした印象。
庚・・・「鋭剛」強さと攻撃性をもっている。専制の気。色気を外に出さない。
辛・・・「柔鋭」穏やかそうに見えても自分は曲げない。上品できちんとした印象。
壬・・・「流動」幅広く自在な精神を持つが根は強い。色気を内在するタイプ。
癸・・・「暗流」自分に正直で冷静。表は明でも中は暗。知性と情性が混在する。

ただ、結婚すると、精神性が薄くなるという意味ではないです。
星が使えなくなるわけではありません。
あくまでも、異性の好みが、精神から現実(肉体)へと移るということです。

真偽のほどはなんともいえませんが、
浮気占技という意味なら、一理あるように思えます。


感情を込めないで、相性を考える。
ここまでの、算命学の相性診断の骨子です。
相性の良し悪しを観る時も、干合は使えません。
大半会・律音・納音・天剋地冲を主体にすると書かれています。
ただ、解説に出てくるのは、大半会・律音・納音の3つだけ。

相性は、極めて機能的に考えるように説かれています。
例えば、人生で大いに発展したいとく目的を持った人がいて、
どういう相手と組めば(結婚も含めて)いいのかと考えると、
東を何倍にも増やしてくれる人が相性がいいわけです。

「その人を好きになるか、嫌いになるかは関係ないのです。
 力の関係、力の問題です。嫌いかもしれないが、
 手を組んだら伸びるわけです。力は出てくるわけです。
 これが相性です」と、はっきり書かれています。

夫の仕事を妻が補佐する場合、仕事(東)の発展ですから
東に大半会の相性を持つ人が良いことになります。



自分の東が戊辰だとすると、相手は、戊子か戊申か、あるいは両方あるか、
いずれにしても、大半会相性を持っている人が、相性がいい人なのです。



反対に、甲戌(天剋地冲)や戊戌(納音)を持つ人は、
前進力には相性が悪いことになります。

通常、結婚は、仕事(東)を伸ばすためだけにするわけではないので
天剋地冲や納音も一つの結ばれる縁として考えられています。
ただ、夫の「目的」が仕事の発展にある場合、それを抑制する妻は
良縁とは言えなくなります。愛情は、関係なくです。





10/26(金)


算命学の占技には、色々な呼び名がついています。
その内のひとつ「東越婚占技」(とうちこんせんぎ)
(東越婚における好み)とサブタイトルがついています。
ネットで検索しても、ひっかかるブログは皆無でした。

東は社会の場所。「越」は越す、越える。「婚」は結婚。
結婚を通り過ぎた東の場所。その「好み」ということで、
「社会生活での既婚者の好み」のことです。

「これを浮気ととられると大変困るのです。
 ここでは考え方だけを学んでください」
とわざわざ断り書きがあるように、浮気の事です^^

「人間の好みというのは、結婚前の好みと結婚後の好みは違うのです」
「独身の時は一寸もいいと思わなかった異性を、後になって
 "あの人はいい人だ” と思うようになったりします」
とあるので、ますます浮気の事でしょう。

相性でもありましたが、恋愛と結婚は違うということで、
恋愛は東(年支)をみて、結婚は西(日支)を見る。
ということが一つと、
もう一つは、恋愛は東の星ですると定義されます。

「独身時代は、十大主星しか好みが出てこないのです」

東(年支)に出てくる星のイメージが恋愛の好みの人です。



僕の宿命です。東は禄存星。
禄存星は愛の星とかお金の星とか言われます。
恋愛の相手は、愛情豊かな人、だれにでも優しい人、
浮気女、金持ちの人、などなどいろいろ星のイメージはありますが、
この場合は、星=精神、という意味が強くなるので、
やはり、やさしい愛の人を好む傾向を持つ宿命となります。

これが結婚すると、どう変わるのか? ですね。
続きはまた明日。


・夫婦の目的に対するあり方
一つの目的を二人で、というと、一般の夫婦論でも当てはまるのですが、
算命のいう、二人で一つの目的というのは、それとは違います。

夫と妻という役割分担を明確にしているところが違いです。
夫が主で妻が従。男尊女卑ではないですよ。
夫という役割があって、それを支える妻という役割があって、
それぞれの役割を二人で果たすことが夫婦であり、
結婚はそのためにあるのです。役割という位置では夫も妻も同等です。
そして、大事なことは、目的は二人の共通の目的ではないことです。

「本来夫婦というのは、夫婦にとって生活の目的が『夫』で、
 妻が『夫』助けるという形でないと、成り立たないのです」


きのうも、書きましたが、「夫婦にとって生活の目的が夫」なのです。
倒置法で書かれると一瞬?と思いますが、並べ替えると、
夫の目的を果たすことが夫婦生活です。それを助けるのが妻の役割。
一個人としての、女性がみると、腹立ちますよね。
冗談じゃないと思う人もいるでしょう。
でも、そうした情的視点や、男女的視点で見てはいけないようです。


現代感覚で見れば、左が仲良し夫婦の形のように見えますが、
これはダメだとはっきり書かれています。

「夫と妻が同じことをしたら、なんのための夫婦ですか?
 夫が目的を果たしやすくしてあげるのが妻の役割です」
「世の中には夫がお金を稼いでいるから私も稼ぎます、
 というような妻が結構多いのですが、夫がお金を稼ぐなら
 稼ぎやすいように応援するのが妻の役割でしょう。
 つまり、"分野が違う”のです。だから行為は別世界で、目的が一つ、
 これが『夫婦の形』なのです。」

僕は宿命役割論者なので、部分的には、この考え方に賛同します。
でも、これを取り入れて相性診断を作ることには躊躇があります。
こうした視点での相性診断が求められているわけではないので、
この定義をそのまま、相性診断の原点にするわけには行きません。

でも、もしかしたら、現代の結婚生活で、
離婚があたりまえのようになっているのは、
この算命学の夫婦役割論が守られていないからかもしれないと、
思わなくはありません。そのくらい、これはこれで魅力的な発想です。

その一方で、多様化した現代社会では、「夫の目的」そのものが不明瞭で、
夫の目的達成のために妻が応援することの説得力が
なくなっていることも事実です。
夫婦役割論には賛成したとしても、夫の目的を妻が補佐するという
役割そのものが、時代遅れだという見方はあってもいいでしょう。
「夫の役割」は弱体化している。妻が夫を支えても、1+1=2以上にならない。
それに代わる「役割」を定義しなおす必要な時代になっています。

それはそれとして、もう少し、算命学の夫婦論にそって
それが相性診断とどう結びつくかを見て行きたいと思います。





10/25(木)


丸木橋落下事件から、どうも、足元に自信がなくなって、
体操をやっていても、ふらつくことがあって、気になっています。
中性脂肪対策も運動メニューを増やすことが一番らしいので、
新たな運動を考えていたら、塾生の方が、重りを付けるのがいいと
教えてくれました、。「巨人の星」方式!



これはさすがに無理なので^^ これです。



100均で買ってきました。足と腕と250g×4 1kgの負荷。
足はせめて、500gを両足にと思ったのですが、品切れ。
色もこれしかなった。でも、これで十分でした。

これがですね、あなどれないのですよ。最初は軽かったのですが
歩いているうちに、徐々に効いてきます。
公園に着くころには、歩きたくない! というくらいにかったるい。

腕の方が重いという感じは強い。
でも、これでラジオ体操もやりました。
自分に負荷をかけるのは嫌いではありません。
車騎星は喜びます。
段々慣れてくると、軽くなってくるようなので、
しばらくこれでやってみます。

家にいる時も、寝る時と風呂以外ははずしません。
足はいいのですが、手はちょっと不便。パソコン打つのに一苦労。
とにかく、慣れるまでは、トライし続けてみます。

・恋人の形
夫婦と恋人はどこが違うのか。
違うんですよね。だから、相性診断も恋愛と夫婦では違ってきます。
一般的には分けないのですが、厳密算命相性診断では、分けるのです。

その前に定義です。恋人と夫婦の違いを定義します。



恋人の場合、愛し合う男女であっても、
人生の目的は違っていいことになっています。
むしろ、違っているからこそ、恋人というカテゴリーに入ってきます。
目的が同じだと「同志」「仲間」です。
友達と恋人は同じです。目的は別々。
これは、運命を重ねて一つになるわけではないので、絆は弱い。
友人とか恋人とかは、算命学的には、感情によって結ばれていることになります。

それに対して、夫婦は目的が違っていてはだめ!
これが大前提です。
同じ目的を目指せる二人が結婚相性の必須の条件です。

・夫婦の形
「ここに夫がいて、妻がいて、目的が一つである。
 これが夫婦なのです。恋人は人間が二人いて目的も二つ。
 夫婦は人間が二人いて、目的は一つです」
「夫婦の目的は二人で一つになるわけですから、
 目的に対しての力は大きくなります。
 夫婦というのはこれが『原型』です」

この一つの目的を二人で達成するという部分が
相性で、1+1が3にも4にもなる理由です。
夫婦が別々の目的を持っていると、1+1=2になるのは、人の数だけ。
という考え方で、これを採用すると、どれだけ縁が強くても
2以上にはならない理屈になります。

「結婚したら、生活の目的が ”夫" で、夫を妻が助けるという形でないと
 夫婦はなりたたないのです。」

これは、ずいぶん封建的で古い考えだと思うでしょうが、
これがそうでもないのです。なぜ夫に””がついているのか。

「算命学では ”夫" イコール ”男" でなければならないとは決して言いません。
 間違わないで下さい。"夫"、"妻" というのは役割ですから、
 "男"、”女" と言っているわけではないのです。
 二人で話し合えば、夫が女を演じ、妻が男を演じても一向にかまいません」

これは単に進歩的な考え方をしているということでもありません。
大事なのは「役割」だといっているのです。
「演じても」という言葉の中に、それは強く表れています。
つまり、結婚、夫婦というのは、算命学的には役割を果たす事です。
だから、感情を抜いて考えなさいというわけです。





10/24(水)


今朝、体操に行こうと思ったら、救急車の音が近くで止まりました。
外に出たら、家の真ん前に救急車と消防車が一台ずつ。
となりに、老人ホームがあるので、そこかと思ったのですが、反対側。
以前よく、借景で雪景色を撮らせてもらったりしたお隣さん。

時々、声が聞こえて、福祉事務所の方でしょうか、
定期的に訪問されていたようです。
お話の中に、もう90何歳だからというような声が聞こえていました。
話したことはありませんが、お顔は何度か拝見して、
病院でも顔を合わせたことはあります。
気骨のありそうな、しっかりしたおばあちゃんでした。
いや、おばあちゃんっていう感じでもないですね。
○○さんと、お名前で呼びたくなるような、きりっとした印象です。
最近も、お声だけは聞こえていました。まだ、お元気そうだったのに・・・

鍵がかかっているらしく、救急隊の人がそういう話をしていました。
おそらく、緊急用のベルみたいなものが押されたんだと思います。
でも、鍵が開けられない状況、そう思うと、つらくなります。
見ているのも嫌だったので、そのまま体操に行きました。
その後どうなったかはわかりませんが、ご無事であってほしいですね。

同年代の友人と話すと、終活の話とかになります。
みんな、考えているんですよね。不安のある僕の方が無頓着。
姉に迷惑が掛からないようにと思っていますが、、、、、、
なかなか、まだ、いつでも大丈夫とは、言い切れない状態で、
そういう状態のほうが、生かせてもらえるのかなとか思ったりもします。

しかし、人生、一寸先が闇であることも確か。
ライトを照らすよりは目を閉じるタイプなので、
もうしばらく、一寸先のことには目をつぶって、
眼の前の今を全力疾走することにします。


*算命学的相性診断とは
算命学には相性診断という明確な占技はないのですが、
相性の定義というのは、きっちりとしています。
結婚定義と言ったほうがいいかもしれません。
あまりにも明確すぎて、現代には合わないと軽視していたのですが、
実際に相性診断で、多すぎる離婚の形を見ていて、原点を思い出しました。
相性とか、運勢とか、そうした問題以前に、
夫婦とは何か、人はなぜ結婚するのか、など、
スタート時点の問題があるようにも思えてきました。

・相性の定義
と題された一説の冒頭部分です。
「人間の感情を抜いて個なる気が複数になった場合、
 "気の複乗” になる個なる気というのは、
 一人一人の運命だと考えてもいいのです」

ここで大事なことは「感情を抜いて」という部分。
ここを定義として会得しないと、算命の相性占技にはついていけません。
恋愛、結婚を感情を抜いて考えるなんて、と思って、
最初から、なじめずに、斜め読みしてしまったのですが、
「定義」をスリムにわかりやすくするためにも、
これは必要なことであると同時に、
算命学が、結婚について、庶民感覚とは全く違った角度から
定義付けしていることが、この一文からもわかると思います。

関係はともかくとして、人生で人と人が関わることは
「感情とは無関係に、個なる気が、"気の複乗” になる」ことです。
気の複乗とは、一人の運命ともう一人の運命が合わさること。
感情を抜いて考えると、これはシンプルに算数になります。



「ここに、男と女がいて夫婦になったとすると、
 1+1=2の力になるはずです。
 これは、相性がいいとは言わないのです」

二人が一緒になることによって、2が4になり、時に6や10になり、
無限大にまで広がることが「相性がいい」の定義です。
すぐに、大半会相性を思い浮かべますが、本意はそれではありません。

そこには、感情を交えない、個と個が運命を同一にすることの意味が
含まれてきます。





10/23(火)


きのうは、19:30に寝て、9時間近く爆睡しました。


久しぶりに都心に出て、友人二人とお茶会でした。



立派な建物に入り慣れていないので、見ただけで緊張する小心者です(ーー;)
二家族の子供たちも含めてのお話を聞けて、大変有意義なお茶会でした。
子供たちが、皆、特殊な位相法を持っていて、
宿命と見比べながら詳細なお話を聞けるのは、
なによりのお勉強になります。

「破」の新解釈としてびっくりするようなお話も聞けました。
目からうろこが落ち放しの4時間でした。

ここ数日、おみやげになるような、
新しいデータを作りたくて熱中していました。



日記でやっている、多剋干、少剋干を自動で出したくて、
トライしたのですが、項目が多くなると対応しきれず、
結局、算命学用語を入れて、半分手作りで間に合わせました。
でも、なんとかなりそうな気がしています。



昨年から、四柱推命や古典を読んできたので、その干支論をまとめてみました。
ただ、古典は遠慮のない強い言葉もあるので、それをお断りして、
また、時間がなくて、専門語を訳せなかったところもありますが、
こういうのが、占いっぽくて、案外ウケました。



算命には、領域図と位相法の関係を解いたすぐれた占技があります。
これを少しアレンジして、自動出力できるようにしてみました。
これは実践でも、役立つように思います。
領域図を作ってくれた塾生さんのおかげです<m(__)m>

いずれ、エクセルクラブでリリースしようと思っているのですが・・・
まだまだ、手直しに時間がかかりそうです(ノ_-。)



今回の相性診断シリーズの最後にふわさしい二人ですね。



スポーツ選手や格闘技関係で、多剋車騎星はよくみられました。
自分が打つ側が「4」なので、この多剋は打たれる自分がダメージ。
闘争心と使命感ですが、仮夫のために、という意味も大きいです。



こちらは、それと対照的に、仮妻多剋干。
妻犠牲になりそうですが、禄存星妻と考えれば、
仮妻を愛する夫で、ゼロの入力に、禄存星が100%入る?
こういう考え方もあるかもしれません。
そうすれば、妻のためになることを入力する夫ができあがります。

司禄星多剋で入力ナシの人が、実生活的な思考をするので
多剋がどこを打つのかは、連動して考えるのがいいように思います。
ただ、ゼロ気を打つとどうなるのか・・・

多剋ではないですが、龍高星過多の僕は、出力ゼロを打っています。
だから、僕は、理屈っぽく、龍高星的な出力をしているのかもしれません。
ああ、これは、使えるかもしれませんね。今後の検証課題です。



これは、7月にやった時の表です。
領域図の形も悪くて重なりもなく、縁も皆無で、干合もなく、
お互いに配偶者干もなく結婚して、子供縁もなく、子供がいて、
これでおしどり夫婦No.1って、象徴的ですよね。
ただ、算命学には配偶者干がない同士は、相性が良いという記述はあります。

でも、この結果は、相性診断をあざ笑ってくれています。
そんなもん、関係ねえよって。



北斗さんの戊は外れていますが、佐々木さんは100%。
未の現実縁が2個。これは珍しいケースで、そこに午未の支合が加わり、
寅午の半会もあって、12支相性は散法なしで、〇◎が10/12。
これがなければ、もう、相性診断はやめたほうがいいという結論になりますが、
首の皮一枚残った感じはあります。
それでも、領域図や精神縁や配偶者干はまったく意味をなしていません。



二人とも大運の終わり、接運での結婚です。大運天中殺と刑破。
でも、年運は最高の位相法。それでも、これだけで年運重視は決められません。

宿命の特殊性のからくりはあるでしょう。
前に出る気がない北斗さんと、前に出る気ばかりの佐々木さんと。
月年と日月の律音同士も特殊性です。
もしかしたら、律音同士がお互いに気に入ったということが
もっとも強い相性になるかもしれません。

律音が求める分身(自分と同じ)がそれぞれお互いだった。
律音の12支が両方とも未だったということも決め手でしょう。
宿命律音の人は相手が気に入ると、その人一色になるのですが、
相手がブレると(自分の視界から外れるようなことがあると)
あっさり離れることもあります。
現実の一致はブレようがないのかもしれません。

いずれにしても、このふたりがNO.1であることは、
相性診断に大きな一石を投じていると思います。

明日から、相性診断とはなんなのかを算命学的に考えながら
ここまでやってきた相性診断を総括して行こうと思います。





10/22(月)


「固定観念からの脱出」
発想の転換が早いのは、鳳閣星・調舒星、牽牛星・車騎星


鳳閣星、車騎星に関しては、固定観念を持てないことは想像できます。
鳳閣星は客観性が強く、心の中まで対象から影響を受けることはありません。
車騎星も、自分が激剋されてカラになるわけですから、
固定どころではありません。自分が入る余地はないです。

ただ、調舒星、牽牛星は、主観色が強いので、固定観念を持つでしょう。
調舒星は人を恨んだら忘れないとも言われています。
感情的にも、何かに偏ってエネルギーを向けることが本質です。



主観と客観は全く違った構成になります。
思い込みの強さ、気持ちの向かい方は、大差です。
調舒星はそこに向かって集中的に気を発しますが、
鳳閣星は等身大で穏やかな眺め方をします。
相手に応じて自分のスタンスを取ります。固定しません。

牽牛星もそうですね。車騎星に比べたら、ずっと気持ちが入り込みます。
「固定観念からの脱出」の早さは、客観を上位にしたくなります。
①鳳閣星 ②車騎星 ③龍高星 ④禄存星 ⑤貫索星
⑥調舒星 ⑦牽牛星 ⑧玉堂星 ⑨司禄星 ⑩石門星

これは算命学の火金水土木の順番に従って客観を先に置いただけです。
石門星の位置が難しいのですが、こんな感じかなと思います。





唐沢さんは親からは離れているようなので、義父はなし。
車騎星は鳳閣星調舒星に打たれて自分を打ちます。
多剋(自分のためには使えない)と車騎星は一致しているので、
使命や役割に自分に鞭打って全力で取り組む。

仕事(東)と心(中)に強い意識が働く。
無意識では向えないということでもあるので、
場所の場合は、それ(仕事・心)が好きとは言えません。
葛藤が前提です。



唐沢さんは、妻と目上(北)を意識して、
そのために自分に鞭打って、全力で取り組みます。
妻を犠牲にして運を上げるという算命定義よりは、
このほうが理屈は同じで、ポジティブ解釈になるでしょう。
そして、現状では、犠牲よりはこちらの意味に近い。



これは8月にやった時の図です。
12支相性は悪くて、座下偏夫と偏妻で、大事なはずの子供もいなくて、
良いのは、領域図と日干干合で地支の丑と寅も干合しているところでした。
この全部干合の密着度は良いと思います。



気の一致度では、山口さんの日干が外れていますが、
寅卯辰の春の方三位と両脇に丑巳が加わって5連続が成立。
半会はなく、卯戌の支合がひとつ。
方三位は強い現実結びつきですが、離婚のケースでもありましたから、
全幅の信頼はおけませんが、相性的には有効度が強いものです。



ふたりとも葛藤の大きい大運ですが、山口さんの支合の年運に
唐沢さんが同意した、ということでしょうか。

このおしどり夫婦、ひとつは、日干干合と丑寅地支干合と領域図の一致。
もうひとつは、唐沢さんの多剋に妻が入って、妻のために尽くす人になって、
丁丑はもともと凝り性のめり込みですから、妻にのめり込んで、
ということでしょうか。
もちろん、離婚したとしても説明はついちゃうんですよね・・・
このことは、占う側も、占われる側も、意識していたほうがいいように思います。





10/21(日)


「貫索星は穏やかな環境で育つと穏やかな性格になって、
 厳しい環境で育つと、頑固で強い自我になる。」

これは、子供のころ限定の星の解説です。それでも、
星の成り立ちを考える上での、大きなヒントでした。
一体それはどういう原理から来ているのかを考えてみました。


貫索星とは、日干「甲」と、もう一つ「甲」があることです。
子供時代とすると、月支(主星)ということです。
甲と甲の意味することは、自分と心が一致していることです。
環境が全部甲(自分が違和感なくいられる)なら、
甲は自然に貫索星を燃焼できます。
その環境に心を合わせることができるからです。
教科書にあるようにその場合は頑固になる必要がありません。

でも、そこに、違和感を感じる、〇や☆や□があったなら、
外に追いやるか、消えて欲しいと思います。
しかし子供時代は、親の環境下にあるわけですから、
〇や☆を追い出すことはできません。
親に追い出してくれと頼みます。でも、言うことを聞いてくれないと、
絶対嫌だーーーと強く自己主張するしかありません。
なぜ?

甲甲には、心を調整する方法がないのです。
自分と同じものがあるだけですから、環境も自分と同じでないとダメ。
大人になれば、排除したり、自分が別の環境に行けばいいのですが
それができないから、頑固に嫌だを主張し続けることになります。

大事なことは「甲甲には、環境を調整する方法がない」というところ。

子供時代は嫌な環境から逃げるわけにもいかず、
結局、親にお願いするしかなくて、それが通らなければだだをこねる
強情な貫索星が出来上がります。

大人になると、思い通りにいかない環境ばかりが眼前するはず、
だから、子供時代から鍛えておきなさい、というのは一理です。

ただ、強情は、貫索星の本質ではなく、
貫索星は一致させたい願望だと考えられるなら、
頑固さは一致させるための唯一の方法であり、
それ以外に方法を持てないということでもあります。
どういう環境に育とうとも、違和感に対しては剛情になれます。

貫索星が独立したがるのは、自分で自分の環境を作れば
それが貫索星の世界になるからです。頑固さを通したいわけではなく、
頑固さを発揮しなくてもいい環境を作りたいのだと思います。



この3組は全部過去にやりましたね。
多剋はまだなので、そこを重点的に。



意識するのは義母と司禄星。義母についてはデータなし。
司禄星は本来積み重ねの星。それを強く意識してやる。
司禄星、禄存星は自分が剋するので、剋線が多くはなります。
ただ、その司禄星が別の気を剋する部分が大きいと多剋です。
星は、そういう考え方をする必要があるかもしれませんね。
今思いつきました(ーー;)遅すぎ<m(__)m>
そういえば今日は、戌日。戌年戌月戌日のトリプル天中殺日。
この発見は、天中殺の賜物。
もしかすると、多剋少剋占技は、役に立つ占いになりそうです。

司禄星は自分(辛)と偏自分(庚)に剋され、
入力(戊・玉堂星、己・龍高星)を剋す。
なるほど、こうやって考えると、立体的になってきますね。
つまり、司禄星が多剋になると、積み上げてきた現実によって
考え方(入力)が変化するってことです。
現実的な思考をする人。
生活、家庭、将来のための現実的な思考力を持ちます。
ケチかもしれない、という予測もたちます。
ネットでもそういううわさもありますが、納得できます。
貧乏だったり、将来が不安になれば、なんでもするタイプ。

司禄星多剋=現実優先のものの考え方&ケチ傾向になる、
は加えてみたいですね。



同じ多剋線でも、禄存星の場合は、自我によって変わってきます。
自我が強いと、禄存星は自己顕示だったり、お金になったり。
そのための思考をします。
自我が薄ければ薄いほど、奉仕の精神がメインになります。
相手のための思考をする。

堺さんは自我が強いので、俳優としてなら、自分を魅力的に見せる思考をし
日常生活では、お金を稼ぐ思考? 人のためになる思考。
愛情のための思考と訳せば、愛の人にもなります。
自我の完成度によって変わってきます。

実家とは離れているようなので、菅野さんの母が入ります。
義母のための思考ができる、となります。
実際、菅野さんの母と暮らしていた時期があったようです。

これは、有力な考え方ですね。
なるべく、陰占主体の星を実践で使いたいと思っているので
案外、剋線理論が役立ちそうです。



これは、7月の時に作った表です。
俳優は、仕事場(年干)干合があると、共演でその気になりやすく
ドラマの後の恋愛結婚となることが多いようで、
その場合は、逆に、現実と仕事場の違いによって、
離婚の原因になったりもします。

ふたりも干合縁だけ。
領域図はいいですね。狭い菅野さんに堺さんがストライクです。

菅野さんは夫よりも母。となると、先ほどの堺さんの義母多剋は有力です。
新婚旅行代わりのハワイ旅行にも菅野さんは母を連れて行っています。
夫は外で浮気の可能性があって、自分は母と子どもが大事。
月支庚(別自我)と丙(正夫)は、自分の浮気の可能性にもなります。
家庭には害と天剋地冲があるので、まとまりのある家庭は必要ありません。
大抵の問題はスルー出来ると思いますが・・・

堺さんは正妻が心の中で、偏妻が二つの現実にあって、
座下に愛人の20番ですから、浮気必至なのですが、
今のところ、そういう噂はないようです。



気の一致度は平凡ですが、菅野さんの3つの季節の始めに対して
堺さんはすべて、季節の終わりで和合しています。
始まりと終わりは和合性がよく、自然に一致感を得られます。
菅野さんは、堺さんの季節終りで安定感を得ます。これは大きい効果です。
その他に半会が二つ、12支相性はかなり良いと言えます。



堺さんが干合支合の大運で、菅野さんの年運は、
意を強くして(月支支合)流れを変える(対冲)結婚。
運勢は良い流れでの結婚でした。

この夫婦における浮気不安はずっとあるので、
いつ何が起こってもおかしくはないようにも思えます。
この二人も、おしどり夫婦でも、離婚夫婦でも説明可能です。





10/20(土)


貫索星=頑固という意味は、必ずしもそれが星の本質とは言い切れません。

「この星が頑固になるかならないかはすべて他力的です」

そうなんですよね。貫索星があるから頑固という考え方は
必ずしもそうではないと、教科書でも語られています。

「生まれ落ちてからすぐに頑固ということはなく、
 自分の合わない方向へ行けば行くほど筋金入りの頑固になります。
 貫索星がある人に、なんでもハイハイと聞いてあげれば、頑固さは出ないのです」

これは、すごく衝撃的な一文でした。
教科書では、だから貫索星は甘やかさずに厳しく育てれば、
自然に自立心がつくといいます。

「貫索星があるのに、実に平穏でのんびりとしていたら、これは
 育ってきた環境が平和でのんびりしたものであったとわかるのです」

貫索星は頑固な保守精神があることが陽転した姿だとすると、
穏やかでのんびりしていることは、貫索星の良好さが薄れた姿だと書かれています。
でも、そうでしょうかね。

僕には逆に、穏やかで思い通りにいられることが
貫索星の理想的な姿だと思えるのです。
頑固な貫索星の姿は、異環境に耐えられないってことで、
そのことに対しての自己調整力がなく、ゆえに、頑固に自説を押し通す、
これが果たして、いいことなのでしょうか、と思うのです。
どこかで根本的に考え方が主客が転倒しているのでは、と思ってから、
陰占に戻って、星の定義を考えることをやりはじめました。



これも以前にやりました。
ただ、この二人、よくわからないところがあるので、再検証です。



父と夫が多剋。父は離婚して犠牲的な多剋。
おかげで夫がそこに入ることが出来ました。
夫や家庭に対しては強い意識が働き、そしてどうなるかが明暗です。
夫や家族のために尽くす家庭なら明。自分の思い通りにしようとしたら暗。



義母に対してはよくわかりませんが、禄存星の多剋は見事に使われています。
人を引き付ける引力が最大値。人を喜ばす禄存星です。
南は、子供目下の場所。子供への意識は子供のために尽くす父になれば〇。



主星司禄星に夫が入って中殺夫と半会。夫執着が出ます。
しかもこの夫にはそばに自分(または他の女性)がぴったりとついています。
その割には領域図が一点密着で、不安があります。
瀬戸さんは、絶対に浮気しない男を選ばないと、不安でしょうがないと思います。

干合すると領域図は変わります。

瀬戸さんにとっては、この図がいいですね。彼を手の内に入れています。

よくわからないのは、井ノ原さんの宿命。
本来は、戊の自分に変身して、そばに干合する女(癸)がいて、役者浮気の典型です。
これがないと、配偶者は年支の乙ひとつで車騎星妻です。
妻は外で尽くしてくれる人で、自分は子供が大事。

井ノ原さんが仕事場浮気をしないとすると、、、、おそらくしてないのですが
考えられることは一つ。彼は自分を大きく見せる(己→戊)という変身をせずに
等身大の自分(己)でテレビに出たりコンサートをしていることになります。
戊の資質を持ちながら、庶民的な己で、禄存星愛情を最大限に発揮して
今の人気を得ている、それは確かに、そうかもしれません。
戊は自分の仲間たちであり、仲間を戊にできる一歩下がった大将です。
テレビからの印象はその通りなのでしょう。



井ノ原さんの日干はカバーされていませんが、トータルの一致度は抜群。
辰共通の現実縁と子辰の半会一つ。12支縁はそれほど強くありません。
ただ、羅状干支がたくさんできるので、案外結びつきも強いです。



前にやった時はこれがなかったのですが、井ノ原さんの天中殺結婚でした。
しかも、年運は対冲と天剋地冲。いいですね。こういう例を増やしてほしいです。
瀬戸さんは大運害で、自分からは動きにくいところ、支合の井ノ原さんがですね。
しかも天中殺。それでも、人がうらやむ家庭を作れるのですから
いたずらに、天中殺結婚を騒ぐこともないでしょう。

でも、運命の人同士ではなく、固い絆で結ばれているわけでもなく、
天中殺結婚ですから、この相性でも離婚解説はできます。
相性の考え方は見直す必要はありますね。





10/19(金)


最近認知症が進んでいるような気がします。
今朝、体操に行こうと思って表に飛び出たら、
ん?どっちと、右か左かで迷ってしまいました。
そこで、左右を見渡して、あ、こっちだと右に行ったのですが、
正解は左で、ずいぶん遠回りして公園に着きました。
まぁ、運動になるからいいのですが、無意識ではなく、
考えた末に選択を間違えたことは大ショックでした。

「固定観念からの脱出」
貫索星石門星、司禄星禄存星、玉堂星龍高星。
「そもそもこういう星が多い人は一度モノを覚えますと、
 なかなか、そこから先へ脱皮できにくいのです。
 覚えたことをいつまでも持っているのです。
 つまり、そこから発想を転換して次のものへ持っていくということが
 非常に下手なのです」

と書かれています。どうでしょうかね。
青龍館では星を主観星(石門星、調舒星、司禄星、牽牛星、玉堂星)
客観星(貫索星、鳳閣星、禄存星、車騎星、龍高星)と分けています。
主観星は、甲ー丁、というように、陰陽和合する気からできています。
客観星は、甲-丙、と、陽陽、陰陰となって、和合性がありません。

固定観念というのは、身に着いた考え方を持ち続けることです。
客観星はそもそも和合性がないのですから、自然に身につきません。
貫索星なんて、頑固の代名詞となっているほどですが、
これは、固定観念を持つとはちょっと違います。
僕が言っているわけではなく、算命学がそう言っています。

 「貫索星の心の構造は ”他力的構造" なのです。
  他力的構造というのは、状況、環境によって変化するということです」

これは客観星の特性でもあります。そして、貫索星はその通りだと思います。
状況環境によって変化する星が、固定観念を持つの第一位は変でしょう。
というお話を少し続けて行きます。



このふたりは詳しくやりました。多剋干はまだでしたね。



絢香さんは、夫干が多剋。夫への意識は強く、
つくし型になるか、使う型になるか。

自分が自然体で、自分が前に出ることが無意識です。
特に、前に出る気は剋が少なく、「無意識に前に出る人」です。
天然かわがまま。強い辛を思うと、性格は・・・どうでしょうね^^



水嶋さんは平均の3が一つで、後は4,5の剋線が多い宿命。
しかも自我薄となると、自然体で自分の意志を反映するような生き方はできません。
表現が多剋で、ここに才能があります。役者、小説家、ブランディングディレクター
など、表現者としての才能を発揮しています。

剋線が多くて自我薄でとなると、環境の影響が大きく、
人のために生きる部分も多くなります。



12支相性はいいですが、領域図の形も縁も宿命の安定度もよくないです。
離婚解説なら、書きどころ満載になります。

先ほど見たように、この相性の利点は、前に出るわがまま系の絢香さんと、
自我薄で多剋で、自分よりも人の影響下で人生を作りやすい水嶋さん、
この違いが最大の夫婦相性です。

位相法も思い通りにしたい絢香さんと、細かい気づかいでそれをカバーする水嶋さん。
夫よりも子供が第一で、現実に夫がいない絢香さんと、
車騎星妻が3つあって、本来は浮気する宿命と言える水嶋さん。
浮気で離婚ならぴったりなのですが、丁丑は日支禄存星(辛)が癸(偏妻)に流れ
配偶者に尽くす形になります。絢香さんが尽くしがいのある妻である間は
水嶋さんの生きがいになる可能性はあります。



精神縁は薄いのですが、子丑共通の現実縁が強く、気の一致度も十分。
半会もあって、精神よりも現実生活の相性の良さも支えになっています。



水嶋さんは、害と天剋地冲という、環境に従うことになる大運で、
絢香さんに引っ張られる形です。
二人とも日支は同じで、年運の家庭運は同じ流れ。
新しい環境が生まれるところで結婚していますが、
絢香さん先導というのは、終始そうなるでしょう。
好きにしたい妻と好きにさせたい夫、この構図がどこまで保たれるか。
絢香さんの夫への感謝の気持ちが途切れた時、
水嶋さんが魔が差して浮気、そして離婚も考えられる、
危うさはあるおしどり夫婦です。





10/18(木)


天中殺年、天中殺月、害と対冲が続く日。
友人から公的オフィシャルサイトの更新と管理を頼まれてやっているのですが、
昨夜、そのサイトが、突然、ページがなくなっていると連絡がありました。
一カ月くらい前に更新した時はなにもなく、その後なにもいじっていないのですが・・・
今朝は体操も休んで4時間近く復旧作業に費やしました。(ノ_-;)ハア…
サーバーに問い合わせたところ、メンテナンスをした時に不具合がでたそうで、
こちらの責任でなかったのは幸いですが、時間の浪費でした。

今日は、またまたトースター、湯沸かし、レンジの三点セットでブレーカーダウン。
ワードは復活できましたが、メモ帳は(乂`д´)アウト! がっくり。
前に進みたくても進めないような出来事が起こります。
我が身の不徳と心して、いっそう引き締めながらやって行こうと思います。

「固定観念からの脱出」
きのうは、干合暗合でしたが、これは陽占でもあります。
固定観念を持ちやすい星があるということです。
他人事みたいにいいますが、あまり賛同できない占技です。



「貫索星・石門星、つまり、頑固な性格というのは
 一番発想の転換が遅いわけです。これは当たり前のことで、
 遅いから頑固になれるわけで、早かったら頑固になれないでしょう。
 故に守れるのです。」

 司禄星、禄存星がその次。続いて龍高星、玉堂星。

発想の転換が早いのは、


この二つです。
そういわれればそうかなという気はしますが、
一番の問題は、陰陽を一緒にしているところだと思うのです。
我説は明日にします。





矢沢さんと魔裟斗さん。おしどりの6位。
子供が多剋。これまでの例ではできない、作らない人がいました。
矢沢さんは、なかなか子供に恵まれず、4年間の不妊治療を経て、
5年目にやっと第一子を授かり、それからはとんとんと、
今年3人目が生まれるようです。
多剋は意識する。両極端の傾向になる、と定義しましょう。

少剋は多いです。自我薄なので、天然系の自我ですが、
思考と役割意識が自然体なので、無意識身勝手があるかもしれません。
基本、いい人だけど、ときどき「え?」という行動をとりそうです。
夫も自然体。無意識に夫婦関係を作れる人です。
こう言う場合は、相手の対応によっては争いになります。



仮妻が多剋。この場合は妻よりも牽牛星。プライドや役割意識の強さです。
自分、仲間、目下(南)が無意識。
自然和合と無頓着。自分と仲間に関しては意識することなく行為します。
プライドは強いけど、プライドを持つ自分は自然体。
役割に対しては強い意識を持って、自然体で臨んでいける。
自然にプライドが強い人、というとやっかいさがありますが、
自然に仕事に注力する人となれば、立派な人です。



領域図もバランスが悪いですね。12支相性もよくない。
おまけに、仮妻でふたりとも天報星で、となると、
離婚占技なら、これでだいたい説明がつきます。
でも、これがおしどり夫婦だと・・・

これまでみてきたプラスの共通項をさがすと、配偶者干がお互いに一つ。
魔裟斗さんは仮妻ですが、前剋がないので余計な事(他の女を口説く)は
あまりやらないタイプです。口説かれた場合はわかりませんが、
自分からの浮気や結婚願望は薄い宿命です。
仮妻牽牛星ですから、美人でスタイルがよくて、という条件が大事。
それと天剋地冲縁も男性が打つ側の場合は安定します。
魔裟斗さんの4が矢沢さんの58を打ちますが、
年干支なので、それほど影響はないでしょう。
魔裟斗さんの自刑は大きな争いは避けます。
害はこれまでも有効な位相法として、みられました。

天報星は偏れないエネルギーですから、両方ともにらみ合うような状態を作ります。
盛り上がって結婚は考えにくい組み合わせ。
「付き合って6年。同棲して5年。
 そんななか、ちょうど1年くらい前に入籍しようかという話になったが、
 「大殺界」があと1年で明けるので、それからにしようと決めていた。」
と結婚当時、魔裟斗さんが語っています。11年の長い春の後の結婚で、
この相性では、十分に考えられることです。
べったり仲良し夫婦にはならないので、しかし、それでも双方不満はなく、
喧嘩しながらまた元に戻ってを繰り返すでしょう。
片方が天報星でないと、疲れてついていけなくなりますが、
両方が天報星であることが最大の相性の良さと言えそうです。



双方天報星を考えると、引力はほどほどががいいです。
日干はカバーされていて、一致度は低い。これが天報星です。
両方良いと、離れたくなるんですよね。

卯の現実縁があって、半会が一つ、
結婚年を入れての三合会局。この年だけ盛り上がって、結婚できた、
そう考えると、大殺界を、じゃなかった天中殺を避けた意味もあります。
本来、天中殺の結婚でもよかったはずです。
結婚を決めたのは天中殺の時だったようですから、その時でもよかったでしょう。



大運は双方、結婚向きですね。年運では、矢沢さんは日支天剋地冲。
これまでの長すぎた春に終止符を打つにふさわしい時でしょう。
魔裟斗さんは三合会局の年運。二人の相性でも三合会局になって
結婚しにくい二人にとっては、絶好の結婚日と言えます。

決して相性がいいわけではないので、先行き不安の大きい二人ですが、
天報星同士ということで、ぶつかっては離れて離れては戻ってを繰り返して
それが良きバランスになっていくように思います。
ただ、大きくぶれることがあると、天報星はぽっきり折れるので、
修復が利かない時もあり、争いも幸福も、ほどほどがいいのです。





10/17(水)


おととい熱中してしまった、回転エクセルです。


算命学では天干だけを変化させていましたが、
当然相手の干も変化しているので、全部の気を対象に調べて
変化は双方数字を変えて行きます。
気を数字に置き換えるとわかりやすくなります。
甲-1 乙-2 丙-3・・・です。
99というのは、酉の「--」空白の部分を仮に置き換えました。
そして、天干との差が絶対値の「5」になったら、変化させます。

自分でやってみたのですが、全部陰干なので、干合はおこりません。
そこで、思い出したのが、先日、俳優でありながらプロ雀士になった萩原聖人さん。
すごいなぁと思って宿命を見た時に、何回も干合しているなと思ってました。



出だしは、月年、丙辛の干合。3と8(5差)が9と0になります。1転。
0の気が日干5または地支の5の気と暗合します(癸戊)。4と3に変化。2転。
4の気が月干で変化した9の気と干合(丁壬)。2と1に変わります。3転。
月干は9-1と2転しています。
最後は、変化した年干の2と地支の7が暗合2が8(辛)になって、一周。4転。
そのあとも、日干の3と8が干合するので、年干は五転回座。
日干は1回干合。月干は2回干合。

それで、麻雀というのは、瞬間的な判断力が必要です。
と同時に、他の三人が何をしているかも考慮し、
もっとも適切な選択をして、手を作っていくゲームです。
目まぐるしく頭が回転していると思います。

干合というのは、追い詰められたときや、怒った時、
難しい問題を解決する時などなど、自分を変化させてそれに対応するものです。
萩原さんも若い時からマージャンをしていたようですし、
干合は当然能力として機能していたでしょう。
俳優としても変化することは必至ですから、干合は使われていたと思います。

きのうの「干合変化はゆっくり起こる」「中年以降、発想の転換が早くなる」
という算命説は、あまり説得力はないように思います。
相性でも、干合相手はすぐに反応するから結びつきやすくなるもので、
ゆっくり時間がかかって干合するなら、離婚率はずっと少なくなるでしょう。



これも一度やりました。



最近、人と会うたびに、この表を出して、検証させてもらっているのですが、
パターン占技としては、割と実態を表しているという手ごたえを得ています。
犠牲という感じはないのですが、多剋の意識、少剋の無意識と定義できそうです。
少剋は本人は無自覚でいいのですが、周囲は?というケースがあります。

安さんは自我薄で、自意識は強くなりますが、人や環境を受け入れて行くタイプ。
ただ、無意識が多すぎるので、天然系のマイペースさは出るでしょう。
夫、西にたいしても、自然体なので、気がつかないところで
家庭で問題をばらまいている可能性はあります。



東さんは、南の子供が多剋。場所とあっているので、強く意識します。
自然に接せられない分、大変さはありますが、子供は大事にするでしょう。
車騎星ですから、むしろ自分が犠牲になるような形の子供思いの人。
父と妻も意識します。剋線が4なので、それほどではありませんが、
家庭に対しても、意識が向きます。
お父さんは東八郎さん。父を意識してでしょうか、自分もお笑いの道です。

逆に、自分が無意識。自我が強いと無自覚わがままになりますが、
それほどでもないでしょう。仲間とも自然な付き合いができます。

とういう具合に、多剋の意識は、努力や影響を受けるなど、プラスにとらえて
少剋も、自然な行為、天然の魅力、みたいなプラスから入ってみようと思います。



典型的な天剋地冲夫婦。東さんが妻のために尽くす。
天剋地冲は剋側が相手をカバーする努力ができれば、おしどり夫婦になるでしょう。
安さんは日年の害があるので、人の言うことは聞けます。
ただ、計画的な行動や、未来を見据えて準備するようなことは苦手。

激剋する東さんは正反対の支合で、何事もきっちりしないと気が済まない人。
この真逆の相性と天剋地冲がぴったり一致するので、これは良い夫婦になりそう。
もし、天剋が逆だったら、きっちりしたい東さんは耐えられないでしょう。
天剋地冲だから良い悪いは単純には論じられないってことですね。

領域図のバランスは悪いのですが、4領域をカバーして、
見かけよりも密度は濃いです。
なによりも、お互いに、配偶者干がひとつしかなくて、安定しそうです。



子酉二つ一致の現実縁があって、子辰の半会が一つ。
12支が二つ一致するのは、大半会が二つあるよりもよほど安定して
夫婦としては現実での結びつきが強くなって好材料。
安さんの甲がカバーされないのですが、自我薄で多剋、
自我はそれほど問題にならないこともマイナスをカバーします。



この時はまだ、全体に赤マークをつけてなかったですね。
東さん、大運天中殺中で半会ですが、年運は害。
仕事に向かっている時で、結婚は安さんの支合力でしょうか。
大運天中殺や害の結婚でも、うまく行く可能性があることの例になるかどうか。
まだ、結論は出せませんが、日座の妻を天剋地冲は、悪くないので、
東さんが天剋地冲夫(妻の分までがんばる)でいられる間は大丈夫でしょう。
こういう時に、17番の「傷体の業(自分の身体を傷めて運を上げる)」は有効ですね。





10/16(火)


先生から、食べ物はそんなに関係ないと言われて、
きのうは、いいタイミングで頂いた柚子羊羹と最中を各一ずつ食べました。
砂漠でオアシス、久々の自宅で食べる甘味、
ღ˘◡˘ற♡.。oO おいしかったぁ・・・

今週は超多忙週間なのに・・・きのうは半日干合エクセルに夢中、
天中殺わがままのせいにして、取り組んでいました。

「固定観念からの脱出」


干合暗合を使う占技です。
「この占技というのは人間、三十年なり四十年なり生きてきますと、
 それなりに固定観念というものが出来てくるわけです」
「世の中とはこんなものだ、というような、自分なりの人生観です」
「中年以降になった時に、それまで出来上がった固定観念から
 脱皮できるかどうかということを見る占技です」

あ、きのう、唐突に出てきた、「40代、50代になると」、というのは
これですね! 中年以降の変化に発想の転換ができるかどうかは
干合暗合の有無が大きく影響するってことですね。
昨日の説明は忘れてください<m(__)m>
でも、これ、大事な定義で、干合、暗合は中年以降に効果が出る、
そのように算命学では考えているってことです。

この占技は天干の3つを使います。
干合だけでなく、地支のどの気とでも暗合すれば変化させます。
一回干合して変化することを一転回座といいます。
そして、四回転すると元に戻ります。
三転回座、四転回座する宿命の人は、中年以降発想の転換が早くできる
という占技です。中年以降・・・がキーワードのようです。

ここで注目すべきことは、地支のどこでも天干は暗合するってことです。
入れ物を飛び越えて、気と気は関りを持っている、持つことができる、
日干は、すべての気から現実を作るので当然の作用ですが、
月干でも年干でも可能ってことです。
仮説している、石門星に日干が乗り移って座下と暗合(浮気のケース)ってことも
ありってことの補強になると思います。

例題では、月支本元の壬と日干が暗合して、①丁が乙になり、
その変化した乙に年支の庚が暗合して、②変化した辛に年干の丙が干合して
③変化した癸に地支の戊が暗合して、④丁に変わって、めでたく元に戻りました。
これを四転回座する宿命といいます。

さて、そこで疑問が出てきます。
最初の壬と丁の暗合は、星にすると牽牛星です。
主星とすると年中使っているわけですが、そのたびに、気は一周しているのか?
こうした大事な疑問に明確な答えがないんですよね。

そこで、ネット検索をしてみたところ、一人、いました!
おそらく高尾門下生の偉い先生のお弟子さんのような方だと思います。
「中年以降」に、合致します。



要するに、牽牛星を使っていると、徐々に日干は乙に変化していく?
そういうことですよね。
これはおそらく、高尾算命の干合定義の一つだろうと思われます。
なるほど、と今感心しているのはまずいんですけど(ーー;)
もちろん、干合の役割は、これとは別にある事は間違いないのですが
牽牛星と暗合の違いの説明になるかもしれません。
ちょっと考えてみますね。



この二人も8月にやりましたが、もう一度です。



東尾さんは自我は強いので、多剋自分=自己犠牲にはならないかもしれません。
西の家庭の場所も剋過多。平穏な家庭にならないのですが、
自己犠牲的に家庭に奉仕することで、安定を得ます。

無意識に向うのは、東(仕事)と北(目上)。
牽牛星車騎星は無意識に使っているので、プロゴルファーなら
自然体で、その役割を果たしていることになります。
仕事よりも家庭の方がよほど意識が必要で大変だってことです。



石田さんは、妻が多剋干。どちらかというと、犠牲にしてきたのではと思えますが、
妻への意識が高いので、再婚を繰り返すというのは言えると思います。
司禄星多剋は自分のための蓄積が難しい。
蓄積してきたものが崩れやすい? という意味にもはなりそうです。
南は目下(子供)の場所。目下への意識は強いものの、思い通りには行きません。



東尾さんのほうが大きな三角形で、石田さんは半分以上含まれています。
通常の男女の逆ですが、活動的な東尾さんと安定した石田さん。
東尾さんに傾斜があって、ややバランスを欠きますが、
石田さんが支えている印象はありますね。

東尾さん、心は禄存星中殺で日支には正配偶者。
相手を間違えても、現実生活では正配偶者としてやっていけそうです。
二人とも害があります。
これまで藤本木下組は相性が害。小栗さんは日月の害、石田さんも同じ。
東尾さんは日年の害。日年の害は年長者の言うことをインプットするので、
20歳を超える年齢差は、害らしい組み合わせ。
ここまでは、害がらみの夫婦が仲良くなれる要素になっています。

二人は12支相性も良くないです。地支では引き付け合うものが何もありません。
干合と天剋地冲(東尾さんが従う)の相性。
東尾さんの日年の害と天剋地冲はぴったりと一致します。



石田さんの一致度が低く、4連はありますが、半会支合比和なし。
もともと年齢差が大きいので、通常の相性で結ばれているわけでもないでしょう。
東尾さんにとっては、このくらいイレギュラーな関係のほうが、
禄存星中殺や日年の害と一致するのでしょう。



東尾さんは害の大運に入ったばかりの時の結婚。
石田さんと正反対の位相法で結婚しています。
石田さんのほうが乗り気だったってことですかね。
東尾さんは受け入れる害。高齢出産や浮気男との結婚は
害が吸収、受容してくれるのでしょうが、まだしばらく、我慢が続きます。

この二人もまた、相性からはおしどり夫婦ではないですね。
離婚占技のほうが解説はしやすいでしょう。
ここまでの3組をみると、相性がいいからうまく行く、ではないですね。
他人が一緒に暮らせば、必ず合わないところや諍いがでてきます。
それを消化できるかどうかが、相性であり、宿命の日支の位相法です。
相性は単に合う合わないではなく、
こうした観点からの見方が必要なのでしょう。





   


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