算命日記12月

12/31(月)


占暦よりはひと月早く、一年の終わり。
年運勢もカレンダーも間にあいませんでした。
2019年の運勢は、天中殺のコメントがあまりにもひどいので、
これを直して、と思いつつも手付かず。
今週中にはアップしたいと思います。
三回講座は予定通り、明日アップします。
カレンダーは、フォームはできたのですが、いろいろと欲張って、
「ほぼ万年カレンダー」になりました。
暦かエクセルが変わらない限り、未来は表示されます。
ただ、1901年以前はできません。



これは3000年1月のカレンダー。誰も使わないと思いますが(笑)
位相法には、進気、退気、深い、浅いを付けました。
浅進合とか深退半会とか、これによって同じ半会でも差を付けます。
空欄には、説明が入りますが、まだ、まったくできていません。
エクセル技を勉強しながらなので、苦戦しまくりです。
節分までにはなんとかしたいです。



さて、今年の僕の運勢はこんな感じでした。
天中殺+刑が二つ+心が害+月干干合
害と刑は受け身とポジティブで矛盾がありました。
刑はどの刑でも、自分は前に出ます。出過ぎると争いですが、
前向きな調整力と考えれば、プラスの位相法です。
刑のおかげで挫けずに済みました。

問題は月干支の干合害。思いの外の現実に直面した時に、
干合変化して、その現実に心を適応させる作用です。
干合を体験できるチャンスだったのですが・・・
干合したと実感はできませんでしたね。



日常は龍高星ですが、何かあると、干合して鳳閣星になります。
僕の宿命にはない星なので、実感できそうだったのですが・・・
そう考えると、ピンチの時に開き直って、外からは気楽に見えたかも。
危機的状況は何度かあったのですが、
気分的にはそれほど追い込まれた感じがなかったのは、
干合鳳閣星のおかげだったかもしれません。

それと「心害」なので、余計なことへの関心が薄れて、
占い現実への対応に集中できました。これは大きかったです。
心が占い以外のことに向かうと、うまく現実を作れない。
これが「害」なんだなと思い、まさに占いのための一年になりました。
こんなに集中したのは、占いを始めて以来ですね。
日記を毎日書き続けることができたのも、害のおかげ。
天中殺も位相法も、すべて、自分のためにあるものです。

さて、天中殺。
一年を総括すると、現実苦戦、精神善戦、でした。
現実の苦戦は、生活のために始めた、有料講座と有料エクセルクラブ。
これが思いのほか不人気で、そして、思いのほか手がかかりました。
エネルギーからの干支解釈は、発想はよかったのですが、
まとめるのと、例題探しが大変でした。

天中殺+害=気持ちと現実の不一致が浮上。
現実が正しいことを思い知らされました。

エクセルクラブは、利用者が皮算用の半分以下で、
スマホ全盛時代を実感。アプリにできればいいのですが、
自分でできないことは、やらない主義なので、
エクセルにこだわって、商売としては不発。
それでも、塾生の方が「領域図自動表示」を作ってくれたので、
やった意味はあったかなと思いました。
エクセルの腕もあがりました( ◠‿◠ )

現実では、天中殺に始めたことは、うまくいかない、
に該当しそうですが、天中殺を避けても同じ結果だと思います。
天中殺はそれを早く知らせてくれたってことです。
エクセルは、来年も挑戦して行きます!

精神善戦は、「算命学」の枠を離れて、ワイドに思考ができたのが一番。
干支占技の糸口が見えずに苦戦した、前半三カ月、
古典にまで手を広げて、きっかけをつかもうとしました。
序数干支論はうまくいきませんでしたが、「古典」の位置が見えてきて、
算命学も古典の一つなんだという思いを持つことができて、
算命学の持つ、古典的要素を排除して行こうという気持ちが強まりました。

これが、この天中殺の最大値でしょう。
日記でも、検証しながら、意見発表をしています。
と、同時に、高尾算命学のすばらしさ、すごさ、
これを実感できたことも加えたいと思います。
あと、バシャールに出会ったのも大きかったです。
この本を貸してくれた、同級生のご子息さん(2番)との縁ですね。
僕の中では、占いを超えて、宇宙の原理への関心が高まりました。

こんな感じで過ごした一年でした。
皆様のご支援や励ましをいただき、
なんとか天中殺330日をクリアです。
ありがとうございました m(⌒▽ ⌒)m
2019年も、よろしくお願いいたします。




12/30(日)


今日(30日)でやっと一段落。
12月後半は、連日人と会っていました。
まだまだ、たくさん学ぶことがあると実感しました。
生の声を聴くことが一番の勉強です。

街で鑑定をやっていた時もそうなのですが、
時間に縛られるのが嫌でした。タイマーを渡されていたのですが、
予約制ではなかったので、だいたい止めていました。
この時は、場所や宣伝も会社がやってくれたので、
ひも付き。
上司に、タイマーを使ってくださいと何度か注意されました。
誰か密告する人がいたらしい^^
「はい、気を付けます」といって、無視してたので、
今思えば、かなり自分勝手でしたね。性格の悪さ満開(^^)

こちらが知りたい話が出てくるのは、だいたい一時間過ぎくらい。
最初はお客さんも構えているので、本音は出にくいもので、
ある程度信頼関係ができてくると、打ち解けた話ができます。
こちらからも、質問がしやすくなり、知りたいことが見えてきます。
質問が多い占い師っていうのも、どうかと思いますが(笑)
待ち人がいなければ、30分料金で、2時間、3時間やっていました。

僕の中年期のエネルギーが天馳星。
これは、時間の概念を持たないことが特徴です。
禄存星、車騎星、龍高星も時間に縛られることはありません。
だいたい、目の前の今に注力。
それが連続すれば、時間はあってなきものになります。


バシャールの一回目のセッションの終わりに、
「今日のバシャールは何歳だった?」
「あ、聞くのを忘れていた」
「大体、150歳かそれよりは少し上です」
という会話がスタッフ間でありました。
1巻で、セッションによって、使う言葉や内容が違うなと感じていました。
なるほど、と合点が行きました。


・婁型(るけい)の運
宿命の干合干が、大運で納音する場合の例題検証の続き。



昭和世代の歌い手です。
独特の歌唱で、「終着駅」(落ち葉の舞い散る停車場で♪)がヒット。
壬丁が干合して、甲乙に変化。大運3旬の対冲が納音に変わります。
1972年~1981年の10年間。

終着駅のヒットが1971年の終わりでした。
1974年に浜圭介(作曲家)と結婚し、芸能界の第一線を退く。
1980年に、「せめてさよならは…」をリリースして歌手活動を再開。

東の干合納音ですから、仕事を辞めるは符合します。
寿退社みたいなものですから、どん詰まりではないし、
辞めてはダメという占いの答えは無理があるでしょう。
そして、1980年に歌手活動再開も干合納音らしいことです。
心害刑だと、余計に干合変化が起こりやすく、
引退再開は大半会の宮崎監督でも見られましたね。
行ったり来たりはあります。
「行き詰ってだめ」という婁型にはあてはまりません。



奥村さんの一週間前の生まれです。
松岡さんは子役から女優になった人。
「11PM」という番組で大橋巨泉さんのアシスタントもやりました。
奥村さんと同じパターンで、1975年~1984年が婁型に入ります。



1978年「スター家族スタジオ」で司会。
70年代くらいから女優から、徐々に転身、
ここで司会者をやってから、本格的にタレント活動も。
1981年に、ドラマで共演していた谷隼人と結婚。
以後、女優を休業。

奥村さんと同じように、結婚で休業。
納音らしい変化が起こっています。
二人とも、仲良し夫婦で晩年まで来ています。

婁型という型にはめて、納音を悪者にするのは、
古典解釈の悪しき弊害のように思います。





12/29(土)


体操でも「寒いねー」という挨拶があちこちから聞こえてきて、
いよいよ冬らしい寒さになってきました。
それでも、今年は過ごしやすいですよね。
電気ストーブで十分。

今日、夜の6時ころ、大家さんの奥さんに会って、
思わず、「おはようございます」とあいさつをしてしまい、
「最近ボケてきて、すいません、こんばんはですね(ーー;)」
「いいのよ、家もおんなじだから(^^)」
ご主人は実直タイプの融通の利かなそうなまじめ人間なのですが、
奥様は明るく屈託のない、天然系の方。
まったく違うタイプの組み合わせですが、仲は良いようです。

奥さんは自由奔放に生きているように見えて
ご主人は、同じ人生を難しく生きているように見えます。

バシャールは自由意志について、次のようにいいます。
「ハイアー・マインドのテーマと自分の調和がとれていると、
 ハイアーが選んだ廊下(道)に抵抗しないので、
 まるで自由意志など使っていないかのように見えます。」

「その廊下をどうやって歩いていくかは、あなたの自由意志です。」

難しそうに見えるご主人は、自由意志でその生き方を選んでいる。
自然体で生きている奥様は、自由意志で自然体を選んでいる。

廊下は「宿命図」でもいいでしょう。
自分の宿命にあった生き方は、ハイアーとの調和です。
それが難しいのは、人には環境(親兄弟との初期生活)があり、
欲望があり、本能があり、それがズレを生じます。

ただ、オールはそれを望んでいるのかもしれない、
というのが僕の持論です。変化はズレから生じる。
オールは変化を体験したがっている。
だからこそ、設計図のない天中殺期間を設けた。
設計図に合わない生き方をするのが天中殺なら、
そう生きるのが自然ってことのようにも思えます。
危険思想ですけどね^^


・婁型(るけい)の運
宿命の干合干が、大運で納音する場合です。

履歴がある程度確認できて、この条件の人は、
そう簡単には見つかりませんでした。



テニスの伊達さん。干合干は変化しませんが、
月干支が変わるので、考え方は変化します。
4旬では、日干支が納音。5旬で干合の年干支が納音と続きます。

伊達さんは1996年に一度、現役(ツアープロ)を引退しています。
2001年に結婚。
日干支納音の4旬、2008年に、現役復帰します。

国際女子オープン、シングルスで準優勝、ダブルスで優勝。
二か月後には女子オープンシングルスでのプロ復帰後初優勝を果たした。
2009年には、13年振り8度目のWTAツアーシングルス優勝を果たした。
納音はなにも悪いことが起こるわけではありません。

そして干合変化納音では、2017年、現役を引退することを表明。
引退は行き詰まるとも、「納屋に入る」とも言えますが、

「これは、運勢の "どんづまり” に入ってしまったということです。
 方向転換することによって行き詰まったのが婁型の運です」

「この型に入ったら、方向転換するな、まっすぐに行きなさい、
 ということです。」

これは見当違いのアドバイスになります。
変化には意味があり、変化すべき時に変化するのが自然でしょう。





12/28(金)


「創造する」ことについて、バシャールの面白い発言がありました。
「創造は、陰陽二元論から生まれてくるものではなく、
 ”三位一体” トリニティーから生まれるものです」

陰陽に関しては、ネガティブとポジティブという二極を与えています。
その他に「ニュートラル」があって、それで三位一体。
これは、真ん中にあって、ポジティブな選択をする可能性がある領域、
だそうです。
50対50の陰陽均衡が、ニュートラルが1ポジティブを選択すると、
49対51とポジティブが勝ることになり、
陰陽がポジティブな創造を起こすという考え方です。

算命学でも、才能は剋線から生まれると言います。
葛藤が創造の源です。
陰陽の葛藤から創造が生まれる場合、49対51なら
ポジティブな創造力となり、51対49ならネガティブな創造力。
悲観的な未来を描いたり、被害妄想などは、
ネガティブ主導の創造力。
人間にとって、100%陰、100%陽はないので、
葛藤と創造は必然的要素です。

西洋でも、弁証法という考え方があって
これも、正-反→合、という三位一体型になっています。
これを繰り返して歴史が「創造される」という思想です。

「ニュートラルと創造」で連想する算命学は「天報星」。
母胎の中で、人間が形作られる10月10日。
無から有へとすごいスピードで変化が起こります。
それで、天報星は、きまぐれとか、移り気とか、言われます。
無を陰、有を陽とすると、ニュートラルはその中間点。
天報星の本質は気まぐれな変化ではなく、
ニュートラルにあると思っています。

天報星はバシャールのトリニティーが創造を起こすように、
無(精神)と有(肉体)のバランスを調整しながら、
胎児を創造する役割を持っています。
天報星は陰陽のバランス調整をするために、
勢いに飲まれそうになると、中間点に戻って、
バランスを整えて、程よい有(陽)を創造します。

胎児を作る天報星は、バシャールのいう、
トリニティー構造を持っているエネルギーです。


*余り知られていない算命の占技シリーズ

・婁型(るけい)の運
二十八宿では、婁宿(ろうしゅく)と読みますが、
ここでは、「るけい」とふり仮名がありました。

壁型の運と同じパターンですが、大半会ではなく、
宿命の干合干が、大運で納音する場合です。



干合は、状況に応じて変化する柔軟性を持っていますが、
それが納音されることによって、「思考の停止」が起こり、
「頑固な人になってしまうのです」とあります。

「発想がぜんぜん進まない。それでストップしますから
 全く精神的な成長も止まり、物事の発想も止まるわけです。」



算命学では干合は90度変化。精神的だった人が現実的になり、
現実的だった人は精神的になり、そこで、ストップします。
「納屋の中に入る」という言い方をしています。

「これは、運勢の "どんづまり” に入ってしまったということです。
 方向転換することによって行き詰まったのが婁型の運です」

「この型に入ったら、方向転換するな、まっすぐに行きなさい、
 ということです。」

こういう考え方は、どうも承服できません。
曲がるようにできている運勢で曲がるなと言うのはへんでしょう。
曲がった道が行き止まり、っていうのも納得できません。
納音を悪しき位相法とする、古典の悪い一面を
強調しすぎているように思えます。
これも、例証するのは、難しそうですが、調べてみます。





12/27(木)




これは習字の先生をしている従兄妹にもらったものです。
これを切り離して、なくしてはいけない大事なものに、
貼り付けたり、中に入れておくと失くさないそうです。



「逆さ札」というみたいです。
12月12日は石川五右衛門が処刑された日。
泥棒除けのおまじないみたいなものですね。



ネットには、こんな感じで泥棒除けとして、
家の玄関に貼ってある写真がいくつか載っていました。
関東ではあまりお目にかからないので、関西方面ですかね。

僕の場合は、財布は持たない主義なので、
よく忘れたり、落としたりするSuicaですね。



頂き物の、Suicaと皮のケース。
こうしておくと、落としても戻って来るそうです(^^)


・壁型(へきけい)の運
干合干が大半会する例の続きです。


かつて、大ファンだった加藤登紀子さん。
56番だったのですね・・・そんな感じはしないなぁ。
己甲の干合で、甲が戊になって、25・戊子。
それが4旬の5・戊辰と大半会。
1976年~1985年の間に、崩壊(大きな変化)が起こる。

1980年代には中国でコンサートを行う。
1980年 三女を出産。
1981年、気候が温暖な千葉県に鴨川自然王国を夫の藤本と共に設立する。
1983年の映画『居酒屋兆治』で高倉健の妻役、

加藤さんは1972年に、藤本さんと獄中結婚して、長女を出産。
1975年に次女を出産して、ライブ活動と子育てを並行していました。
この間の履歴を見ると、波乱はありません。
ただ、藤本さんと一緒に、鴨川自然王国を設立したのは、
大きな変化と言えるでしょう。



もう一人、原田知世さん。
干合変化した日干支が初旬の運勢干支と大半会。
1970年から79年の10年間。

1967年長崎県長崎市で、4人きょうだいの末っ子として誕生。
父は建築会社を経営。
出身地の長崎にて、2歳の頃より姉とともに鳳洋子に師事してバレエを習う。
1982年、14歳で芸能界入りする。

芸能界に入る前の10年なので、詳しくは載っていませんが、
バレエを習っていたくらいですし、
何かあれば、コメントもあるでしょう。
子供の場合は、周囲に影響を与えるほど力がないので、
起こらないのかもしれません。

この占技に関しては、パターン化するよりも、
考え方としては大いに活用できると思います。
干合変化して大半会は、次元を変えるような変化があって、
それによって、周囲にも影響を与えることがあっても、
おかしくはありません。
ただ、崩壊とか、
悪いことだけに結びつける必要はないでしょう。





12/26(水)


バシャールの「脳について」の質問の答えは、興味深いものがあります。
「脳はハイアー・マインドからのより高い次元のエネルギーを受け取り、
 認識し、解釈を付け加えて、現実の体験に置き換えるという
 プロセスを行っています」
「解釈とは、自分の ”信念・観念体系というフィルター" を通して
 解釈し、現実の体験を創っているので、
 脳は、現実を一部認識し、一部創っています。両方やっているのです。」

「信念・観念体系というフィルター」というのは、現実の自分の考えです。
フィジカル・マインドの領域で行われる認識作用。
ネガティブな思考がネガティブな現実を作るという説明でもあります。

シンプルに、「自分が現実を作っている」これを信じられれば、
ネガティブはなくなります。
何かを作る時に、失敗作を作る人はいないでしょう。
だれもがいいものを作ろうと思うはずです。
失敗したら、より改良してもっと良いものを作ろうとするはずです。

そして、すべては一つの意識の中にあって、
個々の見方によって、同じ意識が違う表れ方をするってことです。
表れたものは、自分自身であると、バシャールは言います。

「その対象物は、別の観点から見たあなた自身です。
 あなたは椅子であり、机であり、それらすべてが、
 あなたの意識の中にあるということです。
 すべては、あなたの意識で創ったものです」

究極のエゴイストが成長すれば、おそらく、
こうした考え方にたどり着くように思っています。
僕のエゴイズムは、まだまだ、発展途上ですが・・・


・壁型(へきけい)の運
干合干が大半会する例を調べてみました。
有名人に絞ってみたので、ありそうであまりなかったです。
もっとも当てはまりそうなのが、アニメの宮崎駿さん。



50・25・17 癸戊が干合すると、丁丙で14・13。
大運の8旬目に33・丙申が来て、干合変化した13と大半会。
このパターンにあてはまります。
そして、自分のスタジオを持っているので、組織もあります。
期間は2012年~2021年。丁度今の時期です。

2013年に、長編映画の製作から引退することをスタジオジブリ社長が発表。
2013年、戦国時代を舞台にした漫画を執筆中。
しかし、2015年、中止または無期限延期が発表された。
2014年、スタジオジブリの制作部門が解体される。
2017年、長編映画の制作に復帰したことを公表し、事実上の引退撤回となった。

「その集団(家庭)が突然に崩壊する」に近い現象ですね。
ただ、引退撤回したり、干合らしい変化が起こっています。

それで、なぜ、この占技が、集団なのかです。崩壊なのかです。
算命の占技は現象を当てるという結果になっているために、
なぜ、というプロセスが省かれていることが多く、
現象だけの答えを覚えると、応用が利かなくなって、外れも出てきます。
特殊占技の場合は、外れることのほうが多くなります。

理由を考える時には、陰占を頼りに、陽占と比較します。
癸戊の干合は、牽牛星を作ります。
干合和合すると、丁丙で石門星になります。
算命学ではこれを90度変化(感情的が理性的に、理性的が感情的に)
というように解釈しています。
これも、そう見えるという意味では、当たっているのですが・・・



これは天中殺イヤーで、ふとひらめいたことなのですが、
日干陽干でも陰干でも、干合すると石門星に変化することに注目すると、
干合は、集団の保守本能に変わる、という意味になり、
この占技の「その集団(家庭)が突然に」に該当します。

周囲を巻き込んで守りに入る。周囲を守るために変化する。
その周囲は必ずしも周囲の人々とは限らずに、
単に、自我の拡大のこともあって、時に自我が膨れ上がって
守りの本能が高まり、自己保身のための変化を起こすこともあります。
周囲を守るという意味なら、崩壊ではなく、救いになることもあるでしょう。
自己保身なら、それゆえに、崩壊することがあるかもしれません。

問題はそれが大半会することです。大半会は異次元融合。
既存とは別の世界を作ります。
そのために、大きな変化→既存の崩壊という理屈が出てくるのでしょう。
しかし、崩壊させるための運勢はないはずで、
新しい形へ変化するというほうが、適しているように思います。

スタジオジブリを続けたいと思っていたスタッフやファンにとっては、
崩壊的現象と感じることもあるでしょう。
でも、宮崎さん本人は崩壊したわけではありません。

しかも、2017年(丁酉)には、引退を撤回しています。
干合らしい変化ですし、丁酉は干合変化後の14番と大半会します。
壁型が成立して、年運では崩壊ではなく、立て直しになっています。
これまでとは違う、新しい形への変化、といえば当てはまります。
大運だけと断り書きはないので、年運でも使えると思います。

起こる現象は様々ですが、壁型では、
周囲を巻き込んで、新しい形へと変化が起こりやすい、
というような答えに変えたくなります。
算命学に限らず、大げさにマイナス面を強調する古典占術には
疑問を感じることが多いです。





12/25(火)


そういえばXmas。
クリスマスを一人で過ごすことを、
「くりぽっち」というそうです。
毎日がほぼ「ぽっち」なので、「まいぽっち」。
行事を祝うということに関心がなく、
いつもと同じ日常でした。

「究極のエゴイスト」と言われればそうかなと思います。
僕にとってはすべてが自分の世界の出来事なのです。

泥棒を向かい入れるおばあちゃんの話。
僕も、泥棒に入られたら、食事やお金は出しませんが、
抵抗せずに迎え入れることはできそうです。

もう十数年、寝る時も出かける時も
部屋に鍵をかけたことがありません。
盗まれるものがないってこともありますが、
泥棒もまた、僕の世界の住人ってことになります。

周波数って言葉を使うなら、泥棒に入られたなら、
泥棒に入られる周波数にいるってことで、
それは僕の作ってきた人生の結果ということ。
それを受け入れることが自分の人生を肯定するってことで、
それで損害を受けたり、辛い思いをしたなら、
そこから立て直して、違う次元の世界を作ればいいわけです。

だから、やってくる人たちや、出来事はみな、
僕の世界で起こっていることで、〇〇さんのせいとか、
誰が悪いとか、そういう発想はありません。
悪いことが起こったら、それは自分が悪いってことです。
嫌な人に出会ったら、僕が嫌な人を招いたことになります。

welcome! おばあちゃんのように、そう言えればいいのですが
まだまだ、気分に作用されるところはあります。
でも、究極のエゴイスト人生を歩みたいと思ってはいます。


*余り知られていない算命の占技シリーズ

・壁型(へきけい)の運
これも二十八宿星座からの名称です。

条件がいくつかあります。
①夫婦など最少二人以上の間で起こる現象
②どちらか(誰か)に宿命干合がある。
③干合変化した干支が大運の干支と大半会する。

夫婦や集団の中の一人が、壁型の運に入ると、
その集団(家庭)が突然に崩壊するという現象が起こります。



月干と年干が干合すると、癸戊→丁丙となり、
その変化した丁亥または丙子が大運で大半会となるところが
崩壊リスクが高いところです。

この場合は4旬の丁卯と変化干支丁亥が大半会します。
これは、一括検索ができないので、例題を探すのは難しいのですが、
手作業で、何例かは見てみたいと思います。





12/24(月)


冗談ではなくなってきた認知症入門。
冬至を過ぎて薄暗くなった朝。
いつも通り家を出て、公園に向かう道を行きました。
角を曲がったところで、見知らぬ風景! 
え、間違えたと、角まで戻ったら、合っていた・・・

朝の暗さが風景を違う印象にしていたとはいえ、
方向感のなさは、ますます際立ってきました。
先日の姉宅訪問でも、地下鉄の出口を間違えて、反対方向へ。
姉の家近辺でも路地を間違えて、やり直し。



ホームページに画像を上げる時に、日付をつけるのですが、
12月19日の次が、20月20日? 気付かずにずっと続けていました。

そういえば、父は60代にはもう認知症で、
迷子になって、見知らぬ人に届けてもらっていました。
僕も、住所を書いた名札を首からぶら下げないとだめかも・・・

世の中には愛ある人がいて、かなり遠くから
住所を頼りに家まで父を送り届けてくれるんですよね。


バシャールの質問者が、「愛」について質問します。
「一人暮らしのおばあちゃんのところに、泥棒が入る話で、
 おばあちゃんは、”良く来たね”と温かい食事を作ってあげます。
 お金のある場所を泥棒に教えて、持っていきなさいといいます。
 最後に、泥棒が家を出る時に、ハグをしてもいいと聞いて、
 ぐっと抱きしめたのです。
 すると、泥棒は溶けてしまったのです。
 こういうのが ”無条件の愛” だと思うのですが、どうでしょう。」

バシャールはこういいます。
「皆さんにとって、無条件の愛とは、存在そのものの周波数を表しています。
 ですから、質問に対しても答えは、YESです。
 そして、今の話は実際の実話です。皆さんの現実の中で起きています。」

そんなのありえないと思いますよね。僕も思います。
でも、それが周波数だとしたら・・・
我々の周波数とは違う世界では、それが起こるのかもしれません。
そのことは信じられる気がしています。
そして、周波数が変われば、誰でも、その世界へ行くことができる、
そんな思いも少しずつ出て来ています。

*昴型のまとめ
・土旺多干・・・該当しない、を検証する。

土性は人間が生きる基盤ですから、
簡単に崩れないってことなのでしょう。
それでも、集計を取れば、土旺多干にも自殺者はいて、
位相法も似たような結果がでます。



土旺多干では、確かに、偏りがないですね。
合法散法も比率に近いですし、バランスが取れています。
土旺は特殊な偏りがないので、該当しないとすれば、
これも、定義通りかもしれません。
金旺多干の比和の時に、合法が多かったことも併せて、
この占技は、多少変形すれば使えるような気がしてきました。

ただの対冲は最後までなかったですね。
自殺という特殊ケースだからかもしれませんが、
何かある、という感じはします。

今は無理ですが、小さな事件事故を集めて、
〇旺多干の見地から検証してみたいですね。





12/23(日)


昨日は夜8時にダウン。今朝は4時に目が覚めて、
久しぶりの8時間睡眠。
それでも寝たりないと、身体がだるさを訴えます。

年賀状も大掃除も後回しになっています。
「仕事が忙しいわけじゃないだろう」と言われるのですが、
僕の中では、仕事と日常生活の区別がありません。
「お金を稼ぐのが仕事、そうじゃないのは趣味」と友人の言葉。
そういう区別もなく、趣味だと言われると、
「生きているのは趣味なんです」ということになり、
それはそれで深読みをすれば悪くないのでしょうが、
趣味を「楽しむ」という感覚はないので、それも違うかなと。

年々、喜怒哀楽が薄くなってきている気がします。
それは「楽しくない」という反対の感情でもありません。

人間の感情について、バシャールは次のようにいいます。
「感情はここにあなたの観念があるよと教えてくれるマーカーの一つ。」

怒りや、嘆きのような感情に対しては、
「なぜ感情的な対応をしてしまったのか、その背景にある、
 観念・信念、がわかれば、その観念・信念を持ち続けたいのか
 あるいは変えたいのか選択が出来るようになります」

その作業で人は丸くなることができるといいます。
感情的な対応は、自分の考え方や思いとは違った事象に対して
発動するということでしょうか。

面倒くさいことですが、自分はなぜ怒ったのか、
なぜ泣いたのか、何に怒ったのか、何が悲しかったのか、
そうした問答を自分の心奥とかわすのは、意味があるように思えます。

バシャールにも感情はあるといいます。
「ネガティブなものは体験しませんが」という断り書きで。
それは、ネガティブな感情がわく「観念・信念」がないってこと。

感情の背景にあるものを考えてみるのもいいかもしれません。
僕の場合、希薄になってきた感情の背景にあるもの・・・
思い浮かびませんねぇ。

占「また、とぼけちゃって。極めて個人的になってきたってことです。
  究極のエゴイスト!」


*昴型のまとめ
・木旺多干・・・地支対冲、を検証する。

「遁走の運」とも呼ばれて、木旺多干が対冲にあうと、
「ふっといなくなりやすい」とあります。



天剋地冲は他にも多く見られましたが、
これは、木旺多干と対冲に該当して、当てはまっています。

自殺者リストに関していうと、ただの「対冲」がなかったですね。
納音はありましたが、それほど顕著ではないです。
圧倒的に天剋地冲。大きな違いがあるってことですね。





12/22(土)


毎年末、姉が食料を持ってここまで来てくれるのですが、
今年は出かける用事があったので、本郷まで行ってきました。
サンドイッチの昼食をごちそうになり、
久々にいろいろと話をしてきました。
それにしても、相変わらず、元気で、いつも以上にハイテンション。
よくしゃべるのです。
自分でも、いつからこんなおしゃべりになったのかしらと笑ってました。
だぶん、この一、二年だと思うよと答えたのですが、
ふと、調舒星が頭によぎり、調べてみました。ビンゴ!



やはり、去年から調舒星大運に切り替わっていました。
半会も火性かなと思ったら、司禄星禄存星の半会でした。
気持は膨れて前進力が出て、調舒星で気持ちは前に前に行きます。
しかし、社会害なので、気を付けないと、傷つくようなことも起こります。
ただ、姉は基本、受け入れて行く方なので、
害の影響は軽微でしょう。
それにしても、調舒星、気持は顕著に前に出ますね。
それと、禄存星中殺が地支で半会して、調舒星と鳳閣星が拡大するので、
サービス精神旺盛、そのせいもあるのでしょう。

今年も、肉じゃが、おもち、きんかん、手作りみそ、
チーズ、野菜ジュース、大豆、缶詰、靴下、などなどなどなど・・・
お世話になりっぱなしです。<m(__)m> 


少し視点を変えて、バシャールは「幸せ」の話をします。
「幸せというものを定義できる要素が一つあるとすれば、それは
 本当の自分でいること、自分に正直であること、です。」

”本当の” という言い方はあいまいで、定義付けできる言葉ではありません。
"自分に正直" というのはわかります。初期に出てきたワクワクする自分です。
宿命で言えば、与えられた役割を果たすとか、宿命を完全燃焼させるとか
そういうことだろうと思います。
しかし、それも、理屈は解っても実践は簡単ではないです。

続いて質問者が、壁に当たって、
自分らしく生きられない状態を聞きます。

「あなたにとって、必ず何かの役に立つ意味があるので、
 それらは起きます」
「すべては起こるべくして、理由があって起こっています」

これは、因果論的に原因を突き止めて、反省しましょう、
ということとは違います。
「起きた内容そのものが大事なのではなくて、
 それにどう対応するか、が大事だということです」

悪い出来事が起こったと感じて、
もう駄目だと思うと、もう駄目な人生が現実になります。
これが現実の「メカニズム」です。
それを信じられるかどうか。

もう一つ、現実で起こる出来事はすべて、
「自分のため」に起こっていることと思えれば、
ネガティブに考える理由がなくなります。

「ため」は因果ではなく、生きる道を修正する「ため」、です。
人間のためを思って、オールが起こしていること、と考えています。

だとしたら、悩んだり絶望したりしている場合ではなく、
「起きたことが自分の役に立つように対応する」ことです。
まずは、絶望ではなく、そうした気持ちを持つことです。
それだけで、「自分のための人生」が、
自分らしい方向へと動き出すはずです。


*昴型のまとめ
・金旺多干・・・地支比和、を検証する。

金性は西の結果。現実の過去。
「この条件に入ると、パッとどこかへ行ってしまう」

単純に考えれば、結果が二つになるので、
もう一つ別の結果を出したくなって、どこかへ・・・
これも、自殺者(死の世界へ行く)で、見てみました。



金性多干は若干少なかったです。
地支比和はありません。
これまでとは違って、合法が多いことが特徴です。
比和も合法ですから、結果の拡大が、別の世界を求める?

理由付けはともかくとして、金旺多干の宿命は、
比和や半会など、合法で金性が拡大すると、どこかへ行きたくなる。
これだけの例では、なんともいえませんが、
原理(比和=合法)とも矛盾しないので、
頭に入れておいてもいいかなと思います。





12/21(金)


死人→墓入→宇宙、墓内で整理された魂は、
墓を出て、宇宙へ飛翔します。それが天馳星エネルギー。
ここが、一般的に言う「魂」のイメージと算命学の違いでしょう。
人間は気で作られていて、最後はその気がばらばらに宇宙に帰還します。

だから、一つの魂が輪廻転生するというイメージではありません。
墓の中でどういう整理が成されたかはわかりませんが、
それに従って、気は宇宙へ還り、次の物質現実が再構築されます。
天庫星は部屋の整理は苦手でも、学問や抽象的なことを
自分流にカテゴライズする手法をもっているのでしょう。

最終段階の天馳星は、時間も空間もない世界です。
地に足はついていません。

「天馳星の世界を人間の魂の世界におきかえると、
 ”来世の星・あの世” に相当する星であり、
 宇宙空間の一点を表す星であります」と定義されています。

このエネルギーは主体性や役割をあらかじめ持っていません。
「目的もなく、ただ、存在するだけのエネルギー」なのです。
それゆえ、どんな環境でも、どんな人でも、受け入れる本性があります。
それは、ただ、受け入れるだけであって、
そこにこだわりをもったり、欲望的に関わることはしません。

気は宇宙へ向かい、人間としての意識は目の前の「今」にあります。
「存在するだけ」というエネルギーテーマの意味は大きく、
直観力を持った、とらえどころのない人を作ります。

それでも、現実を生きて行くわけですから、
現実面で、頼れる人、頼れるもの(お金など)を確保する本性は持っています。

そうして、一つの宿命を終えた気は、
これまでの物質現実の体験の断片を宇宙へ持ち還って
そこで、再構築されて、次の物質現実を作ることになります。

これは、私論ですが、月支はそのまま残って
次の物質現実を作る核のような存在になって、
継承されるのではという、妄想もあります。


*昴型のまとめ
・火旺多干・・・害、を検証する。

火性は南へ向かう本性があります。
南は精神の未来。
害は、精神と現実の不一致。
大量の火性は、害の10年間、精神と現実の不一致を経験して
「突発事故」を起こす、という理屈です。
いわゆる事故は年運の影響が大きいように思えるし、
データの量が少ないので、これも自殺で検証してみました。



ほぼ、水旺多干と同じような結果ですね。
害と天剋地冲が目立ちます。
部分的には、火旺多干=害、は外れてはいませんが、
害は万能型、という言い方も変ですが、
火旺に限らず、事故や悩みを生む位相法ではあります。

天剋地冲も目立ちます。ただの対冲ではないですね。
天剋とか納音とかの特殊位相法は天干(精神)に影響します。
害も精神が関係してくるので、自殺の場合は当然のこととして
精神がやられるということですね。





12/20(木)


死体がお墓の中に運ばれると、天庫星が作業します。
「天庫星は、死の時期が過ぎ墓に入る時にあたるために古来より
 入墓の星、墓を守る星、と言い伝えられております。」

墓を守るというあたりから、長男の星と呼ばれ、
長男でなくても、この星があると、長男的な役割を果たします。
現代では墓守の意識も、長男も薄くなっているので、
必ずしもなのですが、それでも、天庫星=生家の等式は
ここ一番という時には、残っているように思えます。

「有形の現実の世界を終結させ、
 異次元の世界を進んでいるエネルギーであり、
 遠く離れた世界であります。」

墓内で作業があるために、天極星よりは動きがありますが、
現世に視野はありません。異次元を進むエネルギーです。
ただ、長男の役割もあって、地に足はついています。
そのために、天庫星エネルギーはすべて、現実味のある土性の干支です。

天庫星エネルギーを持つ干支は6つあります。
陰土性は現実的ながら、精神性が強くなり、
陽土性は現実味が強くなる傾向を持っています。

14・・・現実的な人生を進みながら常に精神的なものを求めている。
20・・・自分の精神世界の確立が急務で、そのあとに役割の世界に向かう。
26・・・無形無限から何を得るか。性急な現実路線からは得るものが少ない。

23・・・価値観が現実的なものに偏る傾向も。
29・・・ことにあたり長期的な視野にたって判断することができる。
35・・・相場や不動産投資に運が強い。一攫千金の夢をある程度は実現できる。

それで、天庫星の墓内の作業は、肉体に宿った霊魂を分離し、
宇宙へ返還するための分類をします。
「融合し集まっていた気を分離、遊離し、独立し始める時であります。」

天庫星エネルギーを持つ干支は、分析力に長け、
器用さと、明晰さを持っています。
そして、共通して、人の干渉を嫌がる孤独癖のようなものがあって、
人付き合いがいい割には、自分の殻をはずしません。
プロ並みの趣味をもっていることも特徴です。


*昴型のまとめ
・水旺多干・・・刑、を検証する。

前回は例題に近い陰占を検証しましたが、
今度は、突発事故や行方不明者を調べてみました。
水旺多干ー刑に該当する人がいるかをみてみようと思ったのですが、
蒸発や行方不明という検索では、ほとんど該当者が出てきません。

そこで、「行方不明か自殺者」という言葉もあったので、
例題が多い、「自殺者」で〇旺多干が該当するかを見てみました。



水旺多干の条件に合う人は20名いました。
このうち、刑に該当する人は、3人。害は倍の6人です。
納音、天剋地冲の対冲グループは7人。
必ずしも、水旺多干は「刑」が危険とは言い切れません。

ただ、合法よりも散法のほうが圧倒的に多い!
基本的な比率は、合法3:散法4くらいの差ですから、
3:15の比率は、はっきりと、「水旺多干では散法に注意」は言えます。
絞れば、水旺多干で、大運、対冲系(納音、天剋地冲)と害の時は、
「人生がぷつんと途切れるような出来事に会う」可能性が高い、
と言えそうです。





12/19(水)


バシャールの話では、死ぬことは物質世界の終わり。
存在の終わりではなく、物質世界は仮想世界で、
存在は死んだ後にも終わることなく続いている、
というのがありました。

算命学でも死後の世界の事は語られています。
東洋での存在の永遠性は「輪廻転生」という言葉になりますが、
算命学の存在の永続性は、そこまで明確ではありません。
時間と空間では、明確に空間(ハイアー)は存在すると言っています。
バシャールの「存在は永遠」に近い考え方です。
「時間は動きの中に生まれてくるもので、
 空間は動であれ静であれ、存在するものである、
 という考え方になって行くわけです」
数千年前に、中国では、時間(フィジカル)と存在(ハイヤー)を
区別して考えていたわけです。それを表しているのが干支です。

人を動かしているエネルギーは十二大従星と呼ばれています。
日干(空間)と支(時間)の関係から生じるエネルギーを
人の一生に置き換えたものです。
頂点(頭領)→老人→病人→死人→入墓→宇宙→胎内・・・
という流れを作ります。死人、入墓、宇宙の3つが死後の世界です。

・死人(天極星)
「肉体の存在を亡くし精神あるいは霊魂のみが存在する
 死の直後の世界を表している星」

肉体は生を終えて、屍としてそこにあり、
その中にはまだ魂は宿っています。
フィジカル・マインドが消えて、ハイアー・マインドが残っている状態。
その意味では、算命学でも、死は非存在ではありません。

「人間の死とは、肉体と精神のバランスが崩れた結果」
「アンバランスの極に至った状態」
「それは異次元への出発を表す」
肉体と精神が5:5だったとすると、死は0:10です。
これがアンバランスの極。死はゼロではありません。

それが異次元の出発を意味することは、
現次元に対しての無力さを言います。
気は、今生へと向かいません。
天極星エネルギーを持つ、12、18、31、37の4干支は、
現実を離れたところで燃焼するエネルギーです。
どの干支にも、現実力の弱さと精神へ向かうことが示されています。

12・・・未来を予測する霊感めいたものもある。
18・・・インスピレーションを感じる霊能力があり、夢で未来を予知。
31・・・現実には弱く、精神を求める。医学や宗教の分野で成功。
37・・・空想力あるも現実離れして、目先のことが希薄になる。

肉体に残されたままの精神(霊魂)はそのまま、墓の中に入ります。


*昴型のまとめ
・水旺多干・・・刑
・火旺多干・・・害
・金旺多干・・・比和
・木旺多干・・・対冲

火旺の説明の時に、
「火旺多干の場合は害で、刑ではないのです。
 間違わないでください」と断り書きがあります。

なぜ、刑ではなく害なのか、説明はないので、
自分で考えるしかありません。

陰占の場合、考える手掛かりは、場所と本能です。
水性・・・北(精神の終わり)、習得本能(知性)
火性・・・南(精神の始まり)、伝達本能(感性)
金性・・・西(現実の終わり)、闘争本能(現実)
木性・・・東(現実の始まり)、保守本能(現実)

突発事故という意味では、本能(人間的なもの)よりも、
気そのものの本性的動性が位相法で事故を引き起こす、
と考えたほうがよさそうです。

水性は刑で、「大抵の場合は行方不明か或いは自殺」となります。
水は北の精神の終わりを目指すので、自殺は連想できることです。
それが、なぜ刑なのか。

位相法では、刑は自分から仕掛けて起こり、
対冲は自分が仕掛けなくても、向こうからやってくる、
という傾向があります。精神の終わりに向かう本性が
刑でより過激になって、終りへと失踪する。
こんな感じでしょうか・・・

こうなると、また、調べたがり癖が出て来て、
自殺した芸能人で水性過多で刑、という条件があるかどうか。
検証してみます(T_T) あ、泣くことはないのですが、、、、
寄り道している暇はないのに・・・というナミダです^^





12/18(火)


急に寒くなって、さすがに電気ストーブを出しました。


机の下に置くと、すぐに暖かくなります。
今なら1本だけで十分。あとは、マフラー巻いて、
指が出る手袋をして、この冬も乗り切ります(^^)v

今年は、なぜか、忙しい年末になっていて、
ぎりぎりまで、カレンダーが埋まってきました。
ただ、商売繁盛と言う忙しさではないのが残念ですが(ーー;)
という話を塾生の方にしたら、

「自分がそういう生き方をしていることの結果ですよね」

と、いつも言っていることをそのまま返されて、
言葉に詰まりました。確かに、その通りです。
来年からの生き方を考えないと、、、

体調はそうでもないのですが・・・物忘れがひどくなっています。
言葉がでてこなくて詰まったり、ゴミ出しを忘れたり、
洗濯して取り込むのを忘れ、その夜雨が降ったり・・・
日記も前半後半の切り替えを今日まで気付かなかったり、
忘れ物を取りに戻ることも増えました。

それでも、この時期、お会いする人たちとの話は実り多く、
新たな発見や気づきがたくさんあります。
〇番さんと会って、気付かされると、次もまた〇番さんで、
それを確認出来たり、仕組まれたような気がしないでもありません。
やはり、位相法ですね。それとエネルギー。
これをもっと極めたいという思いも強まっています。
まだまだ、やるべきことがたくさんあります。

我田引水もひどいのですが、バシャールを読み進むことによって
自分の中では、色々整理されて見えてきたものがあります。
独善的なので、読んでもわからないことが多いと思いますが、
いずれ算命理論として、再構築したいと思っています。
もう少し、お付き合いください。
バシャールは明日からも、しばらく続けさせてください。


*土性多干は位相法による昴型はありません
「しかし、刑は刑なり、害は害なりの意味合いはあるので
 位相法は大いに使っていいのですが、この昴型の運では
 これまでの説明で使用してください」

という断り書きがあって、この運に関する補足説明がありました。

「昴型の運は、そこで人生がプツンと途切れてしまうような場合に
 この運勢が多くみられるということです」
「昴型の運は、人との和を崩す形でもあります」
「もともとこれには、非常に物事が崩れやすいとか破壊されやすいとか
 そういう運なのです。一家とか一つの集団も崩れるわけです」

ある集団(夫婦や家族も含む)の中で、一人がこの運に入ると、
その人の影響で争いが起こったり、集団がバラバラになって
分散して行く可能性があるとも書かれています。
昴型の運を持つ人は、昴型の運を持つ人と一緒になりやすい、そうです。

そして、これは大運だけで使ってくださいとあります。
人生が途切れるという意味では、明確な答えは出ませんでしたが、
和を崩すという意味では、ネット情報には出てこない
何かが起こっている可能性はあると思います。

なので、蒸発とか遁走とか、極端な答えではなく、
争いが起こるとか、対冲のように人生が大きく変化するとか、
そういうニュアンスで使えば、有効のようにも思えます。
でも、大運だけしか使えないとなると、10年あると、
昴型でなくても、そうしたことは起こるので、明確ではありません。

もともとこの「昴」という言葉は、二十八宿星座の一つから来ています。
古典的東洋占星術から導き出された可能性があります。
その意味では、占いはすべて古典ですから、
色々な出典はあると思うのですが、
中でも、古典色が強いパターン占技の一つです。

ただ、実践で使いにくくても、こうした占技にも理由はあるはずで
それをもう少し、考えてみたいと思います。





12/17(月)


意図や意志を作っているのは僕たちの次元だということについて、
歴史の話で例えています。
「集合意志(マス・コンセンサス)が持つ信念に沿って
 これが人類の歴史だ、と信じることを選んだからです」

我々の総意がこの人生を含む歴史を生んでいるということでしょう。
集合意志が変われば、歴史も変わるってことのようです。

「皆さんが信じてきた歴史は、必ずしも、ずっと以前からあった
 歴史ではないかもしれないということです。
 つまり皆さんは常に、”新しい現実の中の新しい人" という状態に、
 毎瞬、シフトしていっている、ということになります。」

タイムマシンに乗って過去の歴史上の人物に影響を与えると
今の歴史が変わってしまうということの、逆バージョンみたいです。

「歴史は実は変わっています。ただ、それを覚えていないだけです。
 一年前のみなさんの歴史は、今の皆さんの歴史と、
 全く違っている可能性があります。」

ここでケネディー大統領(1963年に暗殺)が実は1984年まで生きていた、
という話が出てきます。それでは都合が悪いことがあって、
我々の歴史では、1963年に暗殺されたことにしている、そうです。
それは別にどっちでもいいとは思うのですが、なぜ、二者択一なんでしょう。
もっとたくさんのケネディーの死があってもいいと思うのですが、
なぜ、二つだけなのか・・・ちょっとわかりません。

個人がたくさんのチャンネルを渡り歩いているように、
集合意志もいくつかの歴史を持っている(並行現実)。
これは多重宇宙と同じ考え方だといいます。
だとしたら、二つではないでしょう。
どの現実でも、ケネディーの死は、二つだけってことですかね。
まぁ、ここで騒いでも仕方ないので、それはそういうものと受け止めて
並行現実、多重宇宙があるってことは、そんな気はしています。


*木旺多干の比和
「木旺多干の人は支が対冲に会う時、ふっといなくなりやすいのです。」

これを検証してみましょう。
例題と同じく、甲寅と乙卯の宿命を検索しました。


11人が該当しました。やはり、例題と同じ宿命の人はいませんでした。


対冲は、5旬6旬か、6旬7旬かです(表では7旬は省略しています)。
詳しく載っているのは、国語の辞書で有名な、金田一さん。
対冲期間も、1972年らか1991年まで、20年あります。

1972年4月、上智大学講師となる(〜1974年3月)。
1974年4月、上智大学教授となる(〜1984年3月)。
1975年5月、日本琵琶学協会会長となる。
1974年11月、紫綬褒章を受章する。日本放送協会放送文化賞も受賞する。
1978年、東郷学園講師となる(〜1981年)。
1982年、国語学会代表理事となる(〜1985年)。
1983年3月、師本居長世の伝記で芸術選奨評論部に入賞し、文部大臣賞を受賞する。
同年11月には毎日出版文化賞と日本児童文学学会賞を受賞する。
1984年4月、武蔵野女子大学客員教授となる(〜1989年3月)。
1986年11月、勲三等旭日中綬章 叙勲。
1988年4月、笑っていいとも!金曜日にレギュラー出演する(同年9月まで)。
1989年4月、玉川大学客員教授となる(〜2002年3月)

かなり細かく出ているので、この間に蒸発とか
ふっといなくなったら、大事件だから履歴にも載るでしょう。
何もなかったと言える20年です。

もうひとり、
佐藤文隆(宇宙物理学者・理論物理学者。京都大学名誉教授)
1982年~2001年
1986年、天体核研究室の教授に就任。
2001年、京都大学を定年退官、甲南大学教授に就任。

詳細はないのですが、この流れで、行方不明になることは考えにくいです。

もう一人、佐藤さんと同じ誕生日の作家の南原幹夫さん。

1982年~2001年
『美女は麝香の匂い』立風書房 1982
『幕末おんな恋歌』集英社 1982 のち文庫、青樹社文庫
『にっぽん好色英雄伝』新人物往来社 1983 のち角川文庫
『箱崎別離船』青樹社 1983 「箱崎別れ船」旺文社文庫、徳間文庫、
『疾風来り去る 幕末の豪商中居屋重兵衛』集英社 1983
『付き馬屋おえん』光風社出版 1983
『北の黙示録』講談社 1984 のち文庫、青樹社文庫
『御三家の犬たち』新人物往来社 1984 のち角川文庫、徳間文庫
『残菊燃ゆ』青樹社 1985 のち広済堂文庫
『謎の団十郎』講談社 1985 のち文庫、徳間文庫
『吉原乱れ舞』角川ノベルズ 1985 「吉原大尽舞」文庫、
『天地燃える』集英社 1985 のち角川文庫
『寛永風雲録』新人物往来社 1986 のち新潮文庫、福武文庫
『江戸妻お紺』光風社ノベルス 1986
『大奥十八景』角川文庫 1986 のち青樹社文庫、学研M文庫
『天下の旗に叛いて 結城氏朝・持朝』サイマル出版会 1986
『神々の賭け』講談社 1986 のち文庫、徳間文庫
『おんな忠臣蔵』角川文庫1986
『首獲り』双葉ノベルス 1987 のち文庫、青樹社文庫
『御三家の黄金』新人物往来社 1988 のち角川文庫、徳間文庫
『新選組探偵方』双葉社 1988 のち文庫、福武文庫
『薩摩藩乗っ取り』青樹社 1988 のち徳間文庫
『徳川水滸伝』広済堂出版 1988
『覇者の決まる日』新人物往来社 1988
『太陽を斬る』PHP文庫 1989
『暗殺剣 忍者たちの神話』角川書店 1989 のち文庫、徳間文庫
『抜け荷百万石』新潮社 1990 のち文庫
『情炎くノ一系図』角川文庫 1990 のち青樹社文庫、学研M文庫
『情炎くノ一殺法』角川文庫 1990 のち青樹社文庫、学研M文庫
『黄菊白菊 江戸の女恋づくし』実業之日本社 1990
『徳川忍法系図』徳間書店 1990 のち文庫、大洋時代文庫
『それぞれの関ケ原』祥伝社 1990 「天下分け目」徳間文庫
『御三家の反逆』新人物往来社 1991 のち角川文庫、徳間文庫
『幕府隠密帳』新人物往来社 1991 のち新潮文庫、学研M文庫

この方は多作なので、出版が履歴みたいなものです。
最初の10年は毎年必ず本を出しています。
次の十年も同じです。行方不明なんてなってる時間はなさそうです。
やはり、この占技は現代では使えそうにありません。





12/16(日)


宿命も周波数も固定的に与えられたものではないといいましたが、
与えられ方は固定的です。少なくとも宿命はそうです。
ただ、それは固定されたものではないということです。
初期設定は生年月日によって定められていますが、
そこから先は、周波数を変えられるように、宿命も変わってきます。
それが人生といってもいいでしょう。

宿命が包丁だとして、それで鉄を切ろうと思うと、自分が欠けます。
自分が痛んで気が付く人と、その前に気が付く人と、二通り。
かぼちゃを切ろうとすると、とても無理で諦めます。
でも、かぼちゃは、ゆでれば柔らかくなり、
包丁でも切れることを発見することもあります。
諦める人と、工夫して切る人と分かれます。
そうして、次元が変わって行きます。日々日々。

そこに、神(オール)の意識が絡んできます。
オールは、「意識」だといいます。「意志」ではない。
だからこそ、そこに自由意志なるものが介在します。

意志は人間のほうにあって、それがオールに反映する。
それは宿命でも同じことだろうと思うのです。
オールと老子の道には、そうした共通項があるように思います。

質問者がバシャールに、
「神というのは、意識や意図、こういう世界にするんだ、
 という意図があるとしたら、どのレベルでその意図はもたれているのか」
と質問します。
バシャールは「あなた方の次元です」と答えます。

当然そうですよね。オールに意図はない。
その説明にバシャールは「歴史」の話をします。


*木旺多干の比和


「木旺多干」の場合は、対冲が危険区域です。
大運では、6旬がどの人も必ず天剋地冲になります。

「木旺多干の人はこの時期に、ふっといなくなりやすいのです。
 大体は蒸発です。何かもろもろのものが嫌になって、
 ふっと逃げ出したくなるのです。
 だから昔から ”遁走の運” とも言われています」

木旺多干の人はみんな6旬には遁走したくなるわけです。
他にも、木性の支があれば、人生の20年間、
蒸発するような時期があることになります。
それは誰でもあるでしょうが、これは、蒸発しちゃうということです。
ちょっと考えにくいですが、他の何かがあるかもしれません。





   


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