1.子
  
       子|・ ・ ❿

子を持つ番号は、1・13・25・37・49
        
 子という文字は、始めの「一」と、おわりの「了」という組み合わせでできています。
 始まりはすでに終わりを含んでいるという存在の原理を象徴するとともに
 ひとつの終りが次の始まりになるという、循環性をも象徴しています。

  『質は水性。北方、陽の水。行動と知恵が一体になって、前進力はあるが、
   蓄積と放出を繰り返して人生の波はかなり荒い』

 子の中にある干は❿ひとつです。は順位最後で、「種」となる気です。
 この種には、1~8のプロセスから作られた、様々なノウハウや
 次へつながる可能性が詰め込まれることになります。

 「子」は種となる気ひとつしかありません。種作りの職人です。
 種には次代へつながる未来性と、残すべきすぐれたノウハウや情報が詰め込まれます。
 
 原則として、❿の気を持つ人は、晩成型です。
 また、知識や情報に対する渇望があって、知識欲、学習意欲は非常に旺盛です。
 それらはみな、種子の材料になるものです。

 種子に中味が満ちるまでは、現実場面では直観力を駆使します。
 鋭い感受性と先見性を生まれ持っていると言ってもいいでしょう。
 そうした武器と学習能力がないと、種を作る以前に、迷走することになります。
 
 現実の出来事や経験や、知識として得た情報をまとめて取捨選択して、種を作ります。
 抜群のまとめ能力と、感知能力があります。
 必要なもの有用なものに敏感になるでしょう。
 モノを見る目があります。次へ残すべき大事なものを選別する本能があるので
 優劣、善悪にこだわる傾向もあります。良質なものをこのみます。
 権威や一流(ブランドではなく中味)志向があります。
 
 「一を聞いて十を知る」という早い反応力があって、頭の回転も速く、
 常に人よりも先んじた思考をします。
 が、それは自分が作る種子に必要な範疇に限られ、
 不要な意見や、意にそぐわないものは無視しがちになります。
 眼力が備わらないうちは、人の言うことを聞けないわがままさにもなります。
 
 常に取捨選択の意識があるので、現実の出来事には過敏に反応します。
 同時に、選択しきれない問題が不安心理を助長します。
 細かいことまで気になって仕方がないこともあれば、
 細かいことによく気が付く、気遣いの人にもなります。
 総じて、❿の気を持つ人は、迷いと不安感はついて回ります。
 
 ものごとをきちんと成す傾向になり、時間の配分や予定をたてての行動に長けていて、
 企画や計画という段階では、すぐれた力を発揮します。
 子の文字のいわれのように、始まりと終わりには強いのです。
 また、緊急時に要点を的確にとらえて処理する能力はずば抜けています。
 
 子には、「癸」ひとつしか気がありません。
 思考と行動に一体感があって、一見はわかりやすい人です。
 基本的には明るく、時には楽天的とも思えるシンプルさです。
 妥協や自分を曲げることが苦手になるので、頑固な保守性を持っています。

 
                 

  
inserted by FC2 system