各天中殺の傾向  11グループ(申酉天中殺)
         
             11グループ(日番号11-20)
 
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
 
 算命学では、申酉天中殺のグループは、東の行動領域(仕事・社会)に向かうので
 勢いのある、現実的なグループとなっています。

 

 このズレ理論では、天理先行で誤差2ですから、ズレの中ではもっとも天理に近く
 しかも天理に従いながら現実を作れるグループです。
 現実を生きることを考えると、もっとも理想的な、といえるでしょう。

 欠落する、申、酉は、天理循環の最終段階です。実を固めて種子を作る。
 このグループはその段階がありません。
 そしてもっとも勢いがつく、戊己は、寅と卯という若芽が伸びる、成長過程です。

 このグループはどの番号も、若芽が伸びる勢いと前進力を持つことになります。
 現実ともそれほどズレはないので、現実を前向きにひっぱっていく役割です。
 天理が先行しますから、それは、自然に即した行為になると考えられます。

 算命学では結果という西(申酉)が欠落するので、まとめ下手、非家庭的
 というのが、申酉天中殺の特徴になっていますが、
 干支役割論からいけば、まとめない、というほうがいいように思います。
 まとめることなんて考えないで、どこまでも伸びる若芽の精神で前進する、
 そう考えた方がポジティブでしょう。日座天中殺も然りです。

11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
 
 天理先行で現実があとからなので、強いエネルギーは不要。
 10点以上のハイパワーはありません。
 赤子 死体 胎内 墓内 少女 病人 という5つのエネルギーですから
 これまで抱いていた、申酉グループのたくましい前進力とはちょっと違います。
 リアリティーがあるのは、中心の15番の9点くらいです。
 天理先行というニュアンスが強いと考えていいでしょう。

 ひとつ気が付いたのですが、最大繁茂の戊己を中心に考えると
 昇り甲~丁と下り庚~癸は、同じエネルギー推移になっていますね。
 戌亥もそうでした(7 8 9 4 10 12 7 8 9 4)
 みたら、他のグループもすべてそうです。
 これもまた、循環序数という意味合いを感じさせるもののように思います。

 算命学では、申酉(西・金性)は、家庭という意味があって、
 それが欠落するので、このグループは家庭に安住できない、となっていますが
 家庭が目的にはならないとしても、天理に近い家庭を作ることはできるでしょう。

 そこに安住するかしないかという問題はあるでしょうが、
 このグループが作る家庭には、人間的な意味での家庭(安住の確固たる住処)とはちがう、
 自然や自由なイメージが加味された、新しい家庭像が具現される可能性があります。

 若芽を育てるという役割として、仕事社会でリーダーシップを発揮し、
 独自の自然観と枠をはみ出ない堅実さで、勢いのある活動をするでしょう。
 まとめ不要の自然な前進力という特性を持ちます。

 そして家庭を両立させる常識的バランス感覚もそなわり、独自の自由さをもった
 縛らない縛られない家庭人にもなれると思います。


              

                                                                                            
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