*ツイッターのコメントを手掛かりに、なぜ、このようになってしまったのか、推測してみます。
きのうと同じ9番ですが、もちろん、9番が悪いわけではありません。
どんな宿命にも、本来の役割りや能力とは違ったところで、星や気を燃焼させることがあります。
気の配分から見ると、自我と入力で70%弱。前剋なしですから、頭でっかちの自我が主体です。
このふたつからは、知的なスペシャリストがイメージされます。
エネルギーも若年、墓内(天庫星)の凝り性のめり込みで、専門分野へ向かう仕組みは出来ていました。
問題の一つは、仕事場と精神1にある「a」(石門星・主自我)です。これが、目立つ場所にある以上、
単純に個人的な能力として知性を活かせばいい、というわけには行きません。
「a」というのは、自分と陰陽の自我のことです。似て非なるものですが、和合性のある気です。
自分と類似のものを取り込むか迎合するかして、自分の一部を作る働きです。
仲間と仲よくという簡単なものではなく、周囲を自分と和合させる本能を満たす必要があります。
主気水性(下一桁0,9)の「a」は、ちょっと変わった働きがあって、明るい和合性ではありません。
「裏工作的な政治力や秘密裏の集団などを意味する(政治、宗教)」と説かれているように、
自分が表に立ってリーダーシップを発揮することはなく、裏側で、人々をまとめる役割りがあります。
「動乱にあって平和を作る」役割りで、自己犠牲的に問題に取り組み、動乱を収める働きをします。
この、動乱→平和、という図式は、周囲が平和だと自分が動乱を起こす側に回ることになります。
自分が問題を提起して、自分で納め役もするのですが、それはそれで役割だとも言えます。
しかし、一歩間違えれば、平和をかきまわすだけの、波乱要因で終わってしまうので、
水性の「a」は、何よりも髙い教養が必要、となっています。心の「e」(玉堂星・主入力)と
ワンセットになるのはわかりやすい宿命配置で、その「e」が正しく燃焼するかどうかが鍵です。
「e」の稼動を左右するのが、「A」(貫索星・客自我)です。この自我が鍛えられないと、
「A」+「e」は、理屈で自分を守るという自己本位な保守精神となって、弁解上手になったり、
自己を正当化するための知恵として、働くことになります。
ツイッターの自分勝手なものいいは、あきらかに、自我と知性の陰転現象であり、
その背景には、鍛えられなかった自我(甘えて育った?環境など)があるのだろうと思います。
そこに、月年の支合です。この「合」は天軸支合(精神支合)と言われるもので、その時の心と現実を
なんとしても一致させようとする作用です。周りの意見や常識などに左右されずに、自分の信念を
そのまま現実に反映する結合です。これも、未熟な自我だと、身勝手な思い込みや妄想を実現しようと
する働きになって、支合というのはどこにあっても、執着に近い呪縛となって行きます。
そして、その思いは、年日の半会へとバトンタッチされて、盛り上がりながら、結果を出そうとする
行動へと発展します。この半会は動きながら自我が強まって行くので、身勝手な論理が拡大します。
能力としてなら、見事な流れを作る位相法が、主体の自我が鍛えられていないと、曲がった方向でも
止まれない勢いとなって、こんな事件を起こしてしまうことにもなるわけです。
運勢的にも、今年は、気持が大半会で盛り上がって、位相法の動きを加速させて、
地から足が離れた暴走を、後押しする勢いを作ってしまったようです。
でも、もしかしたら本人は、やっと注目を浴びたと、喜んでいるのかもしれませんが・・・
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