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本編 「3-天中殺」はA4で11ページ。
算命学講座-3 ★天中殺とは 森羅万象は気でできていて、世界は、10の干と12の支で作られている。これが古代中国の存在論である。 10の干とは甲乙丙丁戊己庚辛壬癸。12支は子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥。 干とは神の世界を源にするなんらかの精神のことで、その精神を「空間」と呼ぶ。物理学的な意味での空間とは意味合いは違う。そして、精神を具現しているのが世界(宇宙)。 12支とは、肉体や現実を形にするための入れ物で、支とは「時間」のこと。世界は空間と時間によって成り立っていると言い換えることができる。 時間と空間の考え方は天中殺を理解する上で非常に重要なものであり、このふたつの定義をしっかりと理解しておかないと、天中殺がどんなもので、どのような現象を引き起こすのかを正しく理解することはできない。 Aという行為を人が行った場合、その行為の是非や善悪を単独で定めることはできない。算命学では「人間の行動は常に時間(時代)と空間(社会または環境)によって価値が決まる」と考えている。 |