本編 「6-六親法占技」は作成中

                        算命学講座-6

★気と人物(六親法の世界)
宿命に与えられた気の相生相剋関係は、自分(日干)を取り巻く人物に当てはめることができる。母とは自分を生んでくれた人(自分を生じた人)であり、子供とは自分(女性の場合)が産んだ(生じた)人である。
これを気の相生相剋に置き換えると、自分を甲とするなら、癸(母)→甲(自分)→丁(子供)という相生の流れが出来上がる。

子供は女性の相生で生まれることになるが、実際は男性との結婚によって子供が生まれる。この結婚(男女の和合)もまた、気の働きによって起こる。
男女和合の気の働きは干合と呼ばれるもので、次のような原理からなる。

陽干を天の干とし、陰干を地の干として、陽干は甲から始まり、陰干は地球の大地を示す己から始まり、それを順番に天地和合させたものが干合となる。



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2017年1月1日生まれの女性を例題に実践的に人物と気の関係を説明して行く。

●母親
人物設定では、まず、母親の気を探すことが第一。それがわからないと父も探せないので。
日干は戊(陽土性)。母は火→土で、火性の陰(丁)が正干。
母の正干丁を探す。宿命に丁はない。
正干がない時は、その陰陽干を探す。火性の陽は丙。丙は年干にある。母は年干の丙。
人物気は一つだけとは限らないので、陰陽も含めて、該当気がどこにあるかをすべて検証する。この場合は、年干の丙一つだけ。

ポイント@ 該当する人物気が、精神干(月干、年干)か現実干(日支、年支の干)かを把握する。精神干は精神面での影響が大きく、現実干は現実生活の中でかかわりのある人物という見方をする。月支は現実領域にあるが、心の中というニュアンスが強く、現実の関係という意味では、それほど強くはなく、精神干と現実干の中間的なとらえ方をする。

例題では、母は精神干のみ。現実生活では、それほど母の影響は大きくないと考える。

ポイントA 該当する人物がどの場所にいるかに着目。その場所の意味合いが当該人物に加わる。

例題では、母は父の場所に位置している。イコール、父の役割を持った母、という意味が加わる。逆に言うと自分の場所を母に譲る父は、運命的に弱い存在と考えることができる。
精神干だけだが、母はある時期まで父代わりとして自分の面倒を見てくれる存在になる。

ポイントB 該当する人物の場所の季節感から、人生のどこあたりで影響が強くなるかを考察する。これは必ずしも「当たる」確率が高いわけではないが(運勢要因などが大きいので)、一応の目安にはなる。
季節は春(年支)→夏(月干・月支)→秋(日支)→冬(年干)と推移するので、春の場にいれば早い時期に縁が強くなる。


                             
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